犬に氷を与えていいの?量や与え方・注意点を解説

犬に氷を与えていいの?量や与え方・注意点を解説 犬の食べ物

「氷って犬に与えていいの?与えるとお腹壊しちゃうかしら?」

「うちの子、氷を与えると喜んで食べるけど、健康的に問題ないの?」

といった犬に氷を与えてもいいか調べているそこのあなた。

結論を言うと、犬に氷を与えても問題ありません。

適量を把握して、与えすぎには注意してくださいね。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 犬への氷の与え方
  • 氷を与える際の注意点
  • かき氷やアイスを与えても良いのか
  • 犬にとっての氷の適量

氷を安全に与えたい飼い主さんは、必見の内容ですよ。

犬に氷を与えても大丈夫

氷

犬に氷を与えても問題ありません。

水なので、適量なら与えてOK。

氷を好む犬は多い一方、口にしない犬もいます。

犬にも好き嫌いがあります。

ガリガリという食感がすきな犬もいますし、味が好きな犬もいるでしょう。

熱中症対策として氷を与えてもいいです。

子犬は好奇心が旺盛で警戒心が薄いため、与える際は注意が必要です。

喉に詰まらせないように、小さいサイズのものを与えてくださいね。

犬への氷の与え方・適量

犬 飲み物

犬へ氷を与える際のポイントは、以下の通りです。

  • 初めて与えるときは、少量を与える
  • 子犬や小型犬に与える際は、細かく砕いたものを与える
  • 1~2個程度の量から与えよう
  • 水で表面を濡らして、滑りやすくして与える
  • エサの皿など、衛生的なものの上に置いて与える

氷の適量は、犬(個体)によって変わります。

適量の目安は以下の通りです。

犬のサイズ 与えていい氷の個数
小型犬 1~2個
中型犬 2~3個
大型犬 3~5個

徐々に量を増やして、適量を判断しましょう。

与えすぎた場合は、下痢を引き起こすリスクがあります。

過度な量を与えるのは避けましょう。

氷水にして与えてもいい

氷を水に1,2個程度加えて与えても問題ありません。

ただし常温の水に加えましょう。

冷水に加えると、冷えすぎてお腹を壊す原因に。

水に浸った氷なら、食べたときに口内にくっつくリスクも低いです。

お散歩の時に水筒に数個加えて、与えるのもOK。

冷えない程度の量を加えて、水と氷を与えましょう。

かき氷にして与えてもいい

氷をかき氷にして、与えてもOK。

かき氷なら氷が粉々なので、喉に詰まらせる心配もありません。

かき氷器が家庭にある方におすすめ。

ホームセンターやドラッグストア、またはネットで1,000円程度で購入も可能。

かき氷を与える際は、シロップはつけてはダメです。

味付けがされていないものを与えてください。

犬に氷を与える際の6つの注意点

氷を与える際の注意点は、以下の6つです。

  • 喉に詰まる恐れがある
  • 舌に張り付く恐れがある
  • 氷食症になる恐れがある
  • 熱中症の犬には与えてはならない
  • 老犬や子犬には小さな氷を与えよう
  • 硬水のミネラルウォーターで作った氷は与えてはならない

喉に詰まる恐れがある

氷は大きいので、犬によっては喉に詰まる恐れがあります。

遊び食いなどをして食べる場合も考えられるでしょう。

氷は滑りやすいので、滑って詰まってしまうことも考えられます。

犬の大きさによっては、食べられるサイズに砕いて与えることも検討しましょう。

舌に張り付く恐れがある

人間と同様、氷が舌に張り付いてしまう恐れがあります。

張り付いてしまうと、犬はびっくりして焦ってしまうでしょう。

舌をケガする恐れや低温やけどする恐れがあります。

張り付かないように、氷の表面を濡らしておきましょう。

氷食症になる恐れがある

氷を与えすぎると、大好きになってしまう恐れがあります。

氷食症は、氷を異常に食べてしまうこと・食べたくなってしまうこと。

異食症の一つで、人間にも見られる症状です。

氷食症の原因は、はっきりしていないのが現状。

あまりにも氷を欲しがる場合は、獣医師に診てもらうのをおすすめします。

熱中症の犬には与えてはならない

熱中症対策になると、先述で申し上げました。

しかし熱中症になっている犬には、与えてはなりません。

脱水症状を悪化させてしまう恐れがあるからです。

氷を食べると胃が冷えます。

冷えた胃を正常の温度に戻そうと、胃に血液が集まってしまいます。

胃以外の場所の血液量が少なくなって、脱水症状が悪化してしまうのです。

老犬や子犬には小さな氷を与えよう

老犬や子犬は誤飲を起こしやすいです。

子犬は遊び食いをして、食べる子もいるでしょう。

遊んでいるときに、「ツルっ」とすべて喉に詰まらせてしまうことも。

危険なので、大きなサイズの氷を与えないようにしてください。

氷は水道水の水に一定時間当てると、みるみる小さくなっていきますよ。

与える際は、そばにいてあげましょう。

異常があった時に、すぐに駆け付けられるようにしてください。

硬水のミネラルウォーターで作った氷は与えてはならない

外国の水は硬水の場合があるので、与えない方が良いでしょう。

硬水にはミネラル類が多く含まれています。

尿路結石症を引き起こす恐れとなる成分です。

あくまで可能性ではありますが、与えない方が良いでしょう。

ミネラル分が少ない軟水でつくった氷を与えましょう。

日本の水道水は軟水です。

水道水で作った氷なら与えても問題ありません。

硬水の犬の影響については、以下の記事でも説明しているので参考にしてください。

犬に炭酸水って与えても大丈夫?飲ませるときの与え方・注意点

氷はこんな犬におすすめ

犬

氷を与えるのにおすすめな犬は、こんな子たちです。

  • 水を積極的に飲まない犬
  • ダイエットさせたい犬

水を積極的に飲まない犬

水を積極的に飲もうとしない犬におすすめですよ。

氷が好きな犬は多いので、試しに与えてみましょう。

水を飲まなくても、氷を食べれば水分補給になります。

夏場は暑く、汗で体内の水分も奪われがち。

あまり水を飲まない犬には、氷を与えて水分補給させましょう。

暑がっている犬に与えると、体も冷ませますよ。

水分補給をさせるなら、水分量の高い食べ物を与えるのもいいでしょう。

きゅうりやスイカなどがおすすめですよ。

詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬にきゅうりを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説

犬にスイカを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説

ダイエットさせたい犬

氷はおやつの代わりとして与えるのが、おすすめ。

0kcalで氷好きは喜ぶので、一石二鳥。良い

カロリーを気にしなくて良いので、飼い主も安心して与えられますね。

肥満気味の犬には、低カロリーである氷やきゅうりといったものをおやつに与えるのがおすすめ。

きゅうりの与え方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬にきゅうりを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説

人間用のアイス・かき氷は与えてはならない

アイス

人間用のアイス・かき氷は、犬には危険です。

調味料が加えられていたり、糖分の過剰摂取につながったりする恐れがあります。

高カロリーだと、肥満の原因にも。

犬が食べてはいけない食材が原材料に使われている可能性もあるので、与えないでください。

犬用に作られているアイスなら、与えても問題ありません。

まとめ

この記事では、「犬への氷の与え方」「注意点」について解説しました。

以下がまとめです。

  • 犬に氷を与えても問題ない
  • 熱中症になっている犬には、与えてはならない
  • 喉に詰まらないように、細かく砕いて与えるのがおすすめ
  • 初めて与える際は少量から与えよう
  • 氷を与えすぎると、胃を冷やしてしまうので良くない
  • 氷の適量は、犬(個体)によって違う

氷をおやつにすれば、犬も喜ぶし、おやつ代も節約できてお得です。

適量であれば害はないので、量を守って与えましょうね。

低カロリーなので、肥満気味の犬にもおすすめですよ。

このサイトでは、犬が食べていいものや食べてはいけないものを紹介しています。

食べてはいけないものを知っておきたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。

犬が食べても大丈夫な食べ物!含まれている栄養素や与え方も解説

犬が食べれる野菜!食べ物の栄養素や食べてはいけない野菜も解説

犬に与えていい果物といけない果物!与える際の注意点を解説