【ドッグトレーナー監修】子犬にトイレをしつける方法!いつからトレーニングすべきか解説

子犬にトイレをしつける方法!いつからトレーニングすべきか解説 犬の飼い方・暮らし

「トイレっていつから教えるべき?生後2か月は早い?」

「どうやって教えるのがいいの?どうやったら覚えられるの?」

といった愛犬にトイレをしつけたいそこのあなた!

トイレを覚えてくれないと、片付けも大変ですよね。

お留守番してもらった後に帰ってきたら、お家が残念なことになっていることも…。

トイレをしつけるためには、「失敗させない環境づくり」と「成功させて褒めること」が重要です。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 子犬のトイレトレーニングはいつからすべきか
  • トイレをしつける際に準備すべきもの
  • トイレのしつけ方5STEP
  • トイレトレーニングのポイント・コツ
  • お留守番させる際のトイレのコツ

ドッグトレーナーのトレーニング動画も紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

この記事の監修者
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TVチャンピオン優勝者の愛犬しつけ教室
Dog Catch
「犬のしつけは絶対に楽しい!」を合言葉に、東大阪市でドッグキャッチしつけ教室を運営しています。愛犬と一緒に頑張る犬のしつけ教室です。ドッグトレーナー歴20年以上。YouTube【犬のしつけチャンネル/金倉高志】では、犬のしつけや犬との暮らしについて動画配信もしています。

子犬のトイレのしつけは子犬を迎えた日から始めよう

子犬と遊ぶ少女

子犬を迎える前にトイレの環境を整えておき、迎えてすぐにしつけ始めると良いでしょう。

成功体験を積み重ねて、トイレを覚えられるように工夫してください。

生後半年くらいまでには、トイレのしつけをマスターしているといいですね。

月齢が上がるまで覚えていないという事は、失敗体験が増えているためしつけも難しくなってしまいます。

若いうちに覚えてもらうことで、トレーニング・ケアの2つの面でメリットがありますよ。

犬のしつけ教室
犬のしつけ教室
Dog Catch
迎えてすぐに始めるのが望ましいですが、すぐにはうまくいかないと思います。
はじめの内は神経質になりすぎず、なんとなくこの場所で。という事が伝われば問題ありません。
失敗した時に慌てたり、叱ったりしないように気を付けて下さい。成功した時だけほめればOKです。

子犬にトイレをしつける際に準備すべきもの3選

トイレを教える際に必要なものは、以下の3つです。

トイレトレーニングで準備すべきもの3選
  • クレート
  • トイレトレー
  • サークル

画像付きで一つ一つ、詳しく紹介いたします。

クレート

クレートに入っている犬

クレートは、愛犬の体のサイズに合ったものを選びましょう。

長さは、伏せをした時に体が当たらないように、高さはおすわりをした時に頭が当たらないものを選んでください。

トイレトレー

トイレトレー

トイレをするための、トレーを用意してください。

犬がいたずらできないメッシュタイプのトイレトレーが望ましいです。

サークル

サークルに入った犬

サークルは、トイレトレーを囲えるサイズのものを選びましょう。

トレーをサークル内に入れて、しつけをさせるためです。

トイレのトレーニング方法を動画で見たい方はこちら

「文字だと分かりづらいから、動画や写真で見たい」という方は、この動画を参考にしてみてください。

子犬 トイレの教え方 トイレトレーニングをドッグトレーナーが実践解説

ドッグトレーナーでしつけ教室も営んでいる金倉氏のトレーニング動画です。

子犬にトイレを教える方法を、ワンちゃんと一緒に実演してくれています。

手順やポイント、注意点を分かりやすく解説してくれている動画ですよ。

犬にトイレのしつけをする方法・手順

トイレの上に立っている犬

トイレのしつけをする手順は、以下の5つです。

 

トイレのしつけをする5STEP
  1. クレートを使ってトイレの時間を把握する
  2. 2~3時間おきにトイレへ連れていく
  3. サークルの中でトイレをするまで様子を見る
  4. 愛犬がトイレをできたら褒めてあげる
  5. 褒めた後はご褒美を与えよう

手順①.クレートを使ってトイレの時間を把握する

クレートの中では排泄をしない子が多いです。

「排泄はトイレにいってする」ということを理解してもらうために、子犬をクレートで寝かせましょう。

そのためには、愛犬に我慢してもらう時間が必要です。

「トイレができない環境を作って、必要な時に別の場所でトイレをする」

これを教えやすくするために、まずはトイレができない環境を作ってください。

犬は自分の住処を汚したくないと思っています。

便や尿も体にはつけたくありません。

環境を作ると、自主的に我慢してもらいやすくなりますよ。

犬のしつけ教室
犬のしつけ教室
Dog Catch
子犬がトイレをもよおすのは、睡眠から覚めた時、ご飯の後、遊んだ後がほとんどです。
サイクルもとても短いので、タイミングをしっかり見極めるようにして下さい。長時間我慢させるのは適切ではありませんので、こまめに対応するようにして下さい

手順②.2~3時間おきにトイレへ連れていく

ある程度時間が経ったら、クレートから出してトイレに連れて行ってみてください。

トイレへ犬を誘導する方法

クレートに入ってもらった状態で、サークルに連れていきましょう。

クレートの出口部分を、サークルの入り口部分にくっつけて開放してください。

トイレをしつける上で大切なのは、以下の2つです。

トイレをしつける上で大切なポイント
  • 失敗を防いで、成功を増やすこと
  • トイレをできたら、褒めてあげること

手順③.サークルの中でトイレをするまで様子を見る

愛犬がトイレをするまで、しばらく様子を見守ってあげてください。

トイレができるまで、気長に待ってあげましょう。

様子が見える範囲なら、少し距離を置いても大丈夫です。

手順④.愛犬がトイレをできたら褒めてあげる

見守っている最中に、トイレを正しくできたら褒めてあげましょう。

ポイントは、トイレを完全にし終えてから褒めること。

トイレの途中で褒めてしまうと、犬もびっくりしてしまいます。

完全に終わっていない状態で、中断してしまうかもしれません。

トイレをし終わってから、褒めてあげてください。

手順⑤.褒めた後はご褒美を与えよう

褒めるときはそっとそばによって上げて、「賢かったね」と褒めましょう。

褒めた後は、ご褒美に遊んであげましょう。

ちゃんとできたご褒美に、サークルから出して遊んであげて下さい。

そうすると、犬は「トイレをしたらいいことがある」と覚えてくれます。

このトレーニングを何度も続けて、トイレを覚えてもらいましょう。

トイレトレーニングは根気が必要

犬を撫でる女性

1回だけトイレに成功したからと言って、油断してはなりません。

数回だけでは、完全にはしつけできているとは限りません。

「失敗を減らす・成功を増やす」ことを念頭に置いてしつけしてください。

成功した時は必ず、褒めてあげてくださいね。

トイレに失敗しても怒るのはNG

トイレに失敗しても、叱らないようにしましょう。

部屋が汚れてしまうと、残念なのは分かります。

匂いや汚れも気になるし、掃除もしなければなりませんよね。

気持ちはよく分かりますが、落ち着いて掃除してあげましょう。

子犬がトイレしやすいタイミング

トイレをする犬

犬がトイレするタイミングとして多いのは、以下の時です。

犬がトイレをしやすいタイミング
  • 寝起き
  • 食後
  • 運動の後

これらの際にサークルに入れて、見守ってあげるのがおすすめです。

無理にさせる必要はないので、しばらく見て出そうになければ出してあげてください。

子犬の行動をいつも観察してあげて、以下の項目をチェックしておくとしつけやすいですよ。

 

しつけやすくするために把握すべきこと
  • 1日に何回トイレするのか
  • どのくらいの時間でトイレするのか(次のトイレまでの時間)

留守番してもらうときは犬にトイレをさせてから外出すると良い

トイレの上に立つ犬

愛犬をお留守番させる時は、出かける前にできるだけ準備しましょう。

具体的には、以下のようにサポートしてあげると良いです。

  • お散歩にいく
  • 自宅・公園でボール遊びなど運動をさせる
  • トレーニングする

これらのように頭も使って、遊ばせてあげるのがおすすめ。

お留守番前にコミュニケーションをとって、出かける直前にトイレさせてあげてください。

お留守番のさせ方について、より詳しく知りたい方は以下の動画もご覧ください。

帰宅後もトイレを促してあげよう

お留守番から帰宅後、愛犬をトイレに誘導してみてください。

愛犬がトイレをすることもあります。

トイレをしてくれたら褒めて、さらに覚えてもらうチャンスです。

先述と同様、トイレを完全にし終えてから褒めるようにしてください。

トイレをさせる際は、トイレトレーに誘導してあげましょう。

誘導したのちに「トイレ」など統一したコマンドをかけることで、トイレのコマンドでトイレしてくれるようになりますよ。

犬のしつけ教室
犬のしつけ教室
Dog Catch
トイレのコマンドを教えておくと、外出時、特に旅行などで長期間家から離れるときにはとても役に立ちます。お散歩のときにも、してはいけない所でさせないように、コマンドでトイレをさせてから散歩に出かけるのもとても良いと思います。

まとめ

興奮してる時、無駄に走り回る

この記事では、「トイレをしつけるタイミング」や「しつける方法・手順」について解説しました。

以下がまとめです。

この記事のまとめ
  • トイレは家に来る前に準備をしてすぐにしつけ始めるのがよい
  • 生後半年でトイレをマスターできるようにしよう
  • 年齢を重ねるほど、しつけは難しくなる
  • トイレは一回成功するだけではマスターできない
  • 何度もチャレンジさせて、成功体験を増やそう
  • 成功したら、トイレが完全に終わってから褒めてあげよう
  • トイレに失敗しても怒る・叱るのはNG

いかがでしたか?

トイレは早く覚えさせたいですよね。

早くマスターしてもらうためには、トレーニングが大切です。

トレーニングを何度も行い、愛犬に「トイレはトレーでする」と理解してもらいましょう。

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