「トイレっていつから教えるべき?生後2か月は早い?」
「どうやって教えるのがいいの?どうやったら覚えられるの?」
といった愛犬にトイレをしつけたいそこのあなた!
トイレを覚えてくれないと、片付けも大変ですよね。
お留守番してもらった後に帰ってきたら、お家が残念なことになっていることも…。
トイレをしつけるためには、「失敗させない環境づくり」と「成功させて褒めること」が重要です。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 子犬のトイレトレーニングはいつからすべきか
- トイレをしつける際に準備すべきもの
- トイレのしつけ方5STEP
- トイレトレーニングのポイント・コツ
- お留守番させる際のトイレのコツ
ドッグトレーナーのトレーニング動画も紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
子犬のトイレのしつけは子犬を迎えた日から始めよう
子犬を迎える前にトイレの環境を整えておき、迎えてすぐにしつけ始めると良いでしょう。
成功体験を積み重ねて、トイレを覚えられるように工夫してください。
生後半年くらいまでには、トイレのしつけをマスターしているといいですね。
月齢が上がるまで覚えていないという事は、失敗体験が増えているためしつけも難しくなってしまいます。
若いうちに覚えてもらうことで、トレーニング・ケアの2つの面でメリットがありますよ。

はじめの内は神経質になりすぎず、なんとなくこの場所で。という事が伝われば問題ありません。
失敗した時に慌てたり、叱ったりしないように気を付けて下さい。成功した時だけほめればOKです。
子犬にトイレをしつける際に準備すべきもの3選
トイレを教える際に必要なものは、以下の3つです。
- クレート
- トイレトレー
- サークル
画像付きで一つ一つ、詳しく紹介いたします。
クレート
クレートは、愛犬の体のサイズに合ったものを選びましょう。
長さは、伏せをした時に体が当たらないように、高さはおすわりをした時に頭が当たらないものを選んでください。
トイレトレー
トイレをするための、トレーを用意してください。
犬がいたずらできないメッシュタイプのトイレトレーが望ましいです。
サークル
サークルは、トイレトレーを囲えるサイズのものを選びましょう。
トレーをサークル内に入れて、しつけをさせるためです。
トイレのトレーニング方法を動画で見たい方はこちら
「文字だと分かりづらいから、動画や写真で見たい」という方は、この動画を参考にしてみてください。
ドッグトレーナーでしつけ教室も営んでいる金倉氏のトレーニング動画です。
子犬にトイレを教える方法を、ワンちゃんと一緒に実演してくれています。
手順やポイント、注意点を分かりやすく解説してくれている動画ですよ。
犬にトイレのしつけをする方法・手順
トイレのしつけをする手順は、以下の5つです。
- クレートを使ってトイレの時間を把握する
- 2~3時間おきにトイレへ連れていく
- サークルの中でトイレをするまで様子を見る
- 愛犬がトイレをできたら褒めてあげる
- 褒めた後はご褒美を与えよう
手順①.クレートを使ってトイレの時間を把握する
クレートの中では排泄をしない子が多いです。
「排泄はトイレにいってする」ということを理解してもらうために、子犬をクレートで寝かせましょう。
そのためには、愛犬に我慢してもらう時間が必要です。
「トイレができない環境を作って、必要な時に別の場所でトイレをする」
これを教えやすくするために、まずはトイレができない環境を作ってください。
犬は自分の住処を汚したくないと思っています。
便や尿も体にはつけたくありません。
環境を作ると、自主的に我慢してもらいやすくなりますよ。

サイクルもとても短いので、タイミングをしっかり見極めるようにして下さい。長時間我慢させるのは適切ではありませんので、こまめに対応するようにして下さい
手順②.2~3時間おきにトイレへ連れていく
ある程度時間が経ったら、クレートから出してトイレに連れて行ってみてください。
クレートに入ってもらった状態で、サークルに連れていきましょう。
クレートの出口部分を、サークルの入り口部分にくっつけて開放してください。
トイレをしつける上で大切なのは、以下の2つです。
- 失敗を防いで、成功を増やすこと
- トイレをできたら、褒めてあげること
手順③.サークルの中でトイレをするまで様子を見る
愛犬がトイレをするまで、しばらく様子を見守ってあげてください。
トイレができるまで、気長に待ってあげましょう。
様子が見える範囲なら、少し距離を置いても大丈夫です。
手順④.愛犬がトイレをできたら褒めてあげる
見守っている最中に、トイレを正しくできたら褒めてあげましょう。
ポイントは、トイレを完全にし終えてから褒めること。
トイレの途中で褒めてしまうと、犬もびっくりしてしまいます。
完全に終わっていない状態で、中断してしまうかもしれません。
トイレをし終わってから、褒めてあげてください。
手順⑤.褒めた後はご褒美を与えよう
褒めるときはそっとそばによって上げて、「賢かったね」と褒めましょう。
褒めた後は、ご褒美に遊んであげましょう。
ちゃんとできたご褒美に、サークルから出して遊んであげて下さい。
そうすると、犬は「トイレをしたらいいことがある」と覚えてくれます。
このトレーニングを何度も続けて、トイレを覚えてもらいましょう。
トイレトレーニングは根気が必要
1回だけトイレに成功したからと言って、油断してはなりません。
数回だけでは、完全にはしつけできているとは限りません。
「失敗を減らす・成功を増やす」ことを念頭に置いてしつけしてください。
成功した時は必ず、褒めてあげてくださいね。
トイレに失敗しても怒るのはNG
トイレに失敗しても、叱らないようにしましょう。
部屋が汚れてしまうと、残念なのは分かります。
匂いや汚れも気になるし、掃除もしなければなりませんよね。
気持ちはよく分かりますが、落ち着いて掃除してあげましょう。
子犬がトイレしやすいタイミング
犬がトイレするタイミングとして多いのは、以下の時です。
- 寝起き
- 食後
- 運動の後
これらの際にサークルに入れて、見守ってあげるのがおすすめです。
無理にさせる必要はないので、しばらく見て出そうになければ出してあげてください。
子犬の行動をいつも観察してあげて、以下の項目をチェックしておくとしつけやすいですよ。
- 1日に何回トイレするのか
- どのくらいの時間でトイレするのか(次のトイレまでの時間)
留守番してもらうときは犬にトイレをさせてから外出すると良い
愛犬をお留守番させる時は、出かける前にできるだけ準備しましょう。
具体的には、以下のようにサポートしてあげると良いです。
- お散歩にいく
- 自宅・公園でボール遊びなど運動をさせる
- トレーニングする
これらのように頭も使って、遊ばせてあげるのがおすすめ。
お留守番前にコミュニケーションをとって、出かける直前にトイレさせてあげてください。
お留守番のさせ方について、より詳しく知りたい方は以下の動画もご覧ください。
帰宅後もトイレを促してあげよう
お留守番から帰宅後、愛犬をトイレに誘導してみてください。
愛犬がトイレをすることもあります。
トイレをしてくれたら褒めて、さらに覚えてもらうチャンスです。
先述と同様、トイレを完全にし終えてから褒めるようにしてください。
トイレをさせる際は、トイレトレーに誘導してあげましょう。
誘導したのちに「トイレ」など統一したコマンドをかけることで、トイレのコマンドでトイレしてくれるようになりますよ。

まとめ
この記事では、「トイレをしつけるタイミング」や「しつける方法・手順」について解説しました。
以下がまとめです。
- トイレは家に来る前に準備をしてすぐにしつけ始めるのがよい
- 生後半年でトイレをマスターできるようにしよう
- 年齢を重ねるほど、しつけは難しくなる
- トイレは一回成功するだけではマスターできない
- 何度もチャレンジさせて、成功体験を増やそう
- 成功したら、トイレが完全に終わってから褒めてあげよう
- トイレに失敗しても怒る・叱るのはNG
いかがでしたか?
トイレは早く覚えさせたいですよね。
早くマスターしてもらうためには、トレーニングが大切です。
トレーニングを何度も行い、愛犬に「トイレはトレーでする」と理解してもらいましょう。
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