犬が目を合わせるのはなぜ?目を合わせる理由と合わせない時の理由を解説

犬が目を合わせるのはなぜ?目を合わせる理由と合わせない時の理由を解説 犬のコラム

犬がじーっと目を合わせてくる…何かを訴えてるようだけれどなんだろう?

犬が飼い主に目を合わせてくる時は、どんな理由があるでしょうか。

何を訴えているかのパターンを知っておけば、愛犬の要望に要望に察しがつくようになります。

今回は犬が目を合わせる理由と、逆に合わせない時の理由も解説していきます。

 

この記事の内容
  • 犬が目を合わせる理由
  • 犬が目を合わせた時の注意点
  • 犬が目を合わせないときの理由

 

犬が目を合わせるのはなぜ?

犬が目を合わせるのはなぜ?

犬がじーっと目を合わせてくるのはなぜでしょうか。

犬が飼い主に訴えているパターンを見てみましょう。

 

ネルソンズはこんな犬・家庭におすすめ
  • 飼い主さんへの愛情表現
  • 飼い主さんに何かしてほしいことがある
  • 飼い主さんの様子を伺っている
  • 警戒していて緊張感や敵意がある

飼い主への愛情表現

犬が目を合わせる時は、飼い主への愛情表現の一つです。

犬は人間とのコミュニケーションにおいて、視覚的なサインやジェスチャーを通じて感情を表現します。

目を合わせることは、犬が飼い主に対して愛情や信頼を示すサインで、その気持ちを飼い主に伝えようとしています。

愛情を表現する一環としてアイコンタクトは非常に重要で、愛犬が目を合わせてきたら飼い主もそれに応えてあげると絆がより深まるでしょう。

飼い主さんに何かしてほしいことがある

犬が目を合わせる時は、飼い主さんに何かして欲しい事があるというアピールです。

犬がして欲しいこととして、以下のことが予想されます。

散歩 犬は散歩が大好きで、目を合わせて飼い主さんに散歩への期待を伝えることがあります。犬は散歩が楽しい時間と認識しており、飼い主さんに外に出て遊びたいと伝えています。
ごはん 犬がお腹が空いているとき、飼い主さんに食事の時間だと知らせるために目を合わせています。
おもちゃ 犬は遊びが大好きで、飼い主とおもちゃで遊びたい場合、目を合わせて遊びたい気持ちを伝えます。新しいおもちゃで遊びたい時は特に。
撫でてほしい 犬は愛情表現の一環として、飼い主さんに撫でてもらいたいときに目を合わせます。

 

飼い主さんの様子を伺っている

犬が目を合わせる時は、犬が飼い主の感情や状態を理解しようとしている可能性があります。

犬は飼い主の様子や感情に敏感で、目を合わせることで飼い主の態度や表情から不安や警戒の兆候を読み取ろうとしています。

飼い主が忙しそうであれば静かに見守り、悲しそうであればそっと寄り添ってきます。

犬は気を遣える動物なので普段からのコミュニケーションがしっかりしていれば、飼い主が犬に構えない時でも困らせることはしません。

警戒していて緊張感や敵意がある

犬が目を合わせて何かを警戒しているときは、犬が周囲に敵意や緊張感を持っているサインです。

犬は周囲に不信感を感じると強い警戒感を抱き、目を合わせて相手を見つめることで、相手の意図や行動を把握しようとしています。

例えば家に知らない人が来たとき、いつもと違う物音がする時、病院など嫌な記憶がある場所に来た時に強い不安と警戒心を持ちます。

犬が他の犬や人間に対して威嚇の意図がある場合、目を合わせて相手を警告することがあります。

これは、犬の領域を守ろうとする場合や、自分を守るための行動として示されることがあります。

 

犬と目を合わせる時の注意点

犬と目を合わせる時の注意点

犬がこちらをじっと見ている時、飼い主はどのような対応をしたら良いでしょうか。

犬と目を合わせる時の注意点をご紹介します。

目を合わせ続けるのは避ける

犬と目を合わせる時、目を合わせ続けることは避けるべきです。

目を合わせ続けると犬に圧力をかけ、不安を引き起こすことがあります。

目を合わせるときは、やんわりとした自然な視線で見ることが大切で、怒っているような目つきをすると、犬は不安を感じる可能性があります。

警戒している時に目を合わせ続けるのは避ける

犬が何かに警戒しているとき、犬の目をじっと見るのはやめておきましょう。

警戒している犬は、目を合わせることを敵対的な行動と受け取ることがあるため、適切な距離を保ちつつ、犬のリラックスを待つことが大切です。

犬の警戒心を和らげるために、何に警戒しているのかを把握し対処します。

おもちゃやおやつなど、犬が好きなものを見せてリラックスできるよう促し、落ち着くのを待ちましょう。

犬が目を合わせない理由

犬が目を合わせない理由

時に犬が誰とも目を合わせずに過ごしていることはありませんか。

犬が目を合わせずにいる時は、犬なりに何か考えがあるかもしれません。

目を合わせない時の理由について見ていきましょう。

 

犬が目を合わせない理由
  • 落ち着こうとしている
  • 敵意が無いことを示している
  • 嫌なことを避けたいと思っている
  • 飼い主さんに叱られれるから

 

落ち着こうとしている

犬が目を合わせないのは、落ち着こうとしているということが考えられます。

犬は刺激が多かったり、緊張したりするとき、目を合わせず、周囲の刺激を避けることで安心感を取り戻そうとします。

犬が目を合わせる時は誰かとコミュニケーションを取りたいというサインであることが多いですが、落ち着きたいときには逆に社交的な刺激を避けることがあります。

飼い主や他の犬との楽しいコミュニケーションがあった後、犬が安心してくつろごうとするときにも見られることがあります。

この場合、無理やり声をかけて目を合わせようとせず、リラックスタイムを堪能させてあげると良いでしょう。

敵意が無いことを示している

犬が目を合わせないのは、敵意がないことを示している場合もあります。

犬たちは目を合わせることは、時に相手に対して敵意を向ける際には目を合わせてしっかりと相手を見つめます。

犬はコミュニケーションの中でさまざまなサインを送り、相手に自分の意図や感情を伝えようとします。

反対に目を合わせずに避ける行動は、犬が友好的で敵意がないことを示す一つの方法と言えます。

嫌なことを避けたいと思っている

犬が目を合わせないのは、嫌なことを避けたいと思っている可能性があります。

犬たちは状況や環境に敏感であり、不安や恐怖を感じることがあります。

そのため、犬が目を合わせないことは、何か不快な刺激や状況を避けようとしている可能性があります。

例えば飼い主や家の中に不機嫌な雰囲気が漂っている場合は、それを避けるようにしています。

飼い主は犬の行動を注意深く観察し、犬が不安や恐怖を感じているときには、状況を改善し、犬の安心感を確保することが重要です。

飼い主に叱られるから

犬が目を合わせないのは、飼い主に叱られる可能性があると感じる場合があります。

犬は飼い主の反応に敏感で、怒られるのを避けたいと思っています。

飼い主の機嫌が悪かったり、何か自分自身飼い主の機嫌を損ねるようなことに心当たりがあるときは、犬は目を合わせないことで飼い主に対する服従のサインを示すことがあります。

犬と目を合わせることに関するよくある質問

犬と目を合わせることに関するよくある質問

犬と目を合わせることに対しての、飼い主からよくある質問についてご紹介します。

犬とアイコンタクトを取るしつけ方法は?

犬とアイコンタクトを取るしつけ方法は、信頼を築きながら行動することが重要です。

以下は犬とのアイコンタクトを改善するための方法です。

しつけと訓練 犬が自発的にアイコンタクトを取ったときや飼い主さんの指示に従ったときに、褒めたりご褒美を与えることでポジティブな連絡を築きましょう。
運動と遊び ボールやおもちゃを使って遊びながら、アイコンタクトを取るように促しましょう。遊びの中でアイコンタクトを自然に組み込むことができます。
訓練スクール 専門の訓練スクールやトレーナーの指導を受けることも、アイコンタクトを含むしつけに役立つ場合があります。
愛情と忍耐 犬がアイコンタクトを取らないこともあるため、愛情と忍耐を持って接してください。無理にアイコンタクトを強制せず、犬のペースを尊重しましょう。

中には目を合わせること自体が苦手な犬もいますので、犬の性格に合わせてアプローチを調整し、ポジティブな経験を提供することが大切です。

犬が初対面の人と目を合わせないのはなぜ?

犬が初対面の人と目を合わせない理由は、主に以下の要因が考えられます。

緊張感や警戒心 初対面の人や新しい環境に不慣れな場合、犬は緊張感や警戒心を感じることがあります。目を合わせることは、犬にとって緊張感を増加させる要因となる可能性があるため、避けることがあります。
社交性の違い 犬の社交性は個体によって異なります。一部の犬は社交的で他の人や犬とのコミュニケーションを楽しむ傾向がありますが、他の犬は内向的で慎重な性格の場合もあり、目を合わせることが少ないことがあります。
過去の経験 犬は過去の経験に影響を受けることがあります。過去に目を合わせた際に嫌な経験をした場合、犬はその経験を避ける傾向があります。
コミュニケーションの方法 犬は目を合わせること以外にも、体の言語や嗅覚によってコミュニケーションを取ります。初対面の相手とコミュニケーションを取るために、犬は目を合わせる代わりに他の方法を選ぶことがあります。

犬との初対面の場面では、犬の個性や感情を尊重し、無理に目を合わせないようにしましょう。

犬に安心感を持たせ、徐々に信頼関係を築くことが大切です。

犬と目を合わせることまとめ

犬と目を合わせることまとめ

今回は犬が目を合わせる理由と、逆に合わせない時の理由も解説しました。

以下は今回の記事のまとめです。

犬と目を合わせることのまとめ
  • 飼い主さんへの愛情表現
  • 飼い主さんに何かしてほしいことがある
  • 飼い主さんの様子を伺っている
  • 警戒していて緊張感や敵意がある
  • 目を合わせ続けるのは避ける
  • 警戒している時に目を合わせ続けるのは避ける

 

犬が目を合わせない時のまとめ
  • 落ち着こうとしている
  • 敵意が無いことを示している
  • 嫌なことを避けたいと思っている
  • 飼い主さんに叱られれるから

犬が目を合わせてくる時は、飼い主とコミュニケーションを取りたいという場合が多いです。

犬は常に飼い主が何をやっているのか、今どういう感情なのか、というのを把握しようとしています。

犬が目を合わせてきたときは、まずはにっこりと笑顔で微笑み、そこから犬にそっと近づいたり、撫でたりすると犬の欲求が満たされるので、ぜひやってみてください。

関連記事

犬が夜泣きする4つの原因!吠え対策と注意点、病気のリスクも解説

犬が来客に吠える2つの理由!4つの対処法を紹介

犬の散歩のしつけ方!吠える・歩かないときの対処法