「大根は犬に与えられる食べ物?」
「犬に大根を与えるときには加熱する必要がある?生のままでも大丈夫?」
といったように、愛犬に大根を与えても良いのか気になっていませんか?
結論から先にお伝えすると、大根は犬に与えても良い食べ物です。
また、加熱しても生のままでも与えられます。
この記事では、犬に大根を与える時の注意点やメリットなどについてご紹介します。
愛犬にも大根を食べさせてあげたいとお考えの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
犬が食べれる野菜!食べ物の栄養素や食べてはいけない野菜も解説
犬に大根を与えても大丈夫
基本的に、犬に大根を与えても大丈夫です。
大根には犬が摂取してはいけない成分が含まれていないとされています。
犬に与えても良い大根について以下の内容でご紹介します。
- 大根は生でも加熱してでも与えられる
- 大根の90%以上が水分でできている
- 大根に含まれる栄養素
それぞれについて見ていきましょう。
大根は生でも加熱してでも与えられる
大根は生のままでも犬に与えられる食べ物です。
大根には消化酵素のアミラーゼという成分が含まれており、消化をサポートする効果があるとされています。
しかしながら、アミラーゼは熱に弱いとされている成分です。
消化酵素のアミラーゼが加熱により失われないように、大根は生のままで与えることを推奨します。
また、大根の葉っぱの部分を与えることができますが、生のままでは硬いです。
大根の葉の部分を与える場合には、加熱してから細かくして与えることをおすすめします。
大根の90%以上が水分でできている
大根は約90%が水分でできている野菜です。
ほとんどが水分でできているため、含まれるカロリーは低いです。
犬の水分補給に役立つ食材となります。
また、カロリーをあまりに気しないで与えられる食材です。
大根に含まれる栄養素
大根100gあたりに含まれる栄養素は文部科学省の食品データベースによると以下のとおりになります。
エネルギー | 25kcal |
---|---|
水分 | 90.5g |
タンパク質 | 0.6g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 8.0g |
灰分 | 0.6g |
食塩相当量 | 0.1g |
水分が多く含まれており、カロリーが低いことが分かります。
また、タンパク質も少量含まれているため、食物アレルギーにも注意が必要です。
犬に大根を与える時の注意点
犬に大根を与える時の注意点についてご紹介します。
- 喉に詰まらせないように刻んだりすりおろしたりする
- 食物アレルギーに気をつける
- 加工食品は塩分などに気をつける
- 甲状腺に問題がある犬には与えないようにする
- 葉の部分は固いため加熱して与える
喉に詰まらせないように刻んだりすりおろしたりする
犬に大根を与える場合は、小さくカットして与えるのが良いです。
小さくカットしないと犬が食べたときに喉に詰まらせてしまう恐れがあります。
生のままで与える場合も加熱して与える場合も細かく刻んで与えるのが良いです。
なお、すりおろして与えるという方法もあります。
食物アレルギーに気をつける
愛犬に初めて大根を与える場合は、食物アレルギーに気をつけましょう。
大根の栄養素にはタンパク質も含まれており、食物アレルギーの原因になる可能性があります。
最初は、少量を与えて愛犬の体調に変化がないか様子を見るようにしましょう。
食物アレルギーの症状には、皮膚のかゆみや下痢、嘔吐などがあります。
愛犬に食物アレルギーの症状が見られた場合は、与えるのは止めてください。
加工食品は塩分などに気をつける
大根の加工食品を犬に与える場合、味付けされているものは与えないほうが良いです。
塩分や犬が食べてはいけない食材が含まれている可能性があります。
例えば、大根の漬け物には多くの塩分が含まれています。
甲状腺に問題がある犬には与えないようにする
大根は甲状腺に疾患がある犬には与えないようにしてください。
大根には、甲状腺ホルモンの分泌を阻害する成分の「ゴイトロゲン(グルコシノレート)」が含まれているからです。
大量の大根を与えないとさほど心配はいらないとされていますが、甲状腺の疾患の犬には与えないほうが良いです。
葉の部分は固いため加熱して与える
大根の葉っぱの部分も犬に与えられます。
しかしながら、大根の葉の部分は硬くて生のままでは消化がよくありません。
そのため、大根の葉っぱの部分を犬に与える場合は、茹でたり加熱したりして与えるのが良いです。
加熱した大根の葉っぱを犬が食べやすいように細かく刻んで与えることを推奨します。
犬に大根を与えることのメリット
犬に大根を与えることのメリットについてご紹介します。
- 犬に水分補給させられる
- ビタミンCを与えられる
- カリウムを与えられる
- アミラーゼを与えられる
- 食物繊維を与えられる
犬に水分補給させられる
大根は約90%が水分でできている野菜です。
そのため、大根を犬に与えることで犬に水分補給させる効果が期待できます。
普段あまり水を飲まない犬に食事から水分を与えられます。
犬におやつやドッグフードのトッピングとして与えるなどの方法が考えられます。
ビタミンCを与えられる
大根はビタミンCを含む野菜です。
ビタミンCは、抗酸化作用を期待できます。
また、鉄分の吸収を助ける効果や免疫力向上にも効果が期待できる成分です。
なお、大根を茹でることにより、ビタミンCが溶け出してしまう場合があります。
そのため、大根を生のままで与える方がビタミンCを多く与えられます。
カリウムを与えられる
大根にはカリウムが含まれています。
カリウムには、体内の水分を調整する効果があるとされています。
体内に溜まったナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。
そして、血圧を安定させる効果が期待できます。
腎臓に病気がある犬の場合は、体内からカリウムを排出するのが難しくなる場合があります。
そのため、腎臓に病気がある犬に与えるのには注意が必要です。
アミラーゼを与えられる
大根にはアミラーゼという消化酵素が含まれています。
アミラーゼにはデンプンを分解する働きがあるとされています。
消化をサポートする効果が期待できる成分です。
なお、アミラーゼは熱に弱いとされています。
そのため、生のままで与えた方がアミラーゼの効果が期待できます。
食物繊維を与えられる
大根は食物繊維が多く含まれている野菜です。
食物繊維には腸内環境を整える効果が期待できます。
また、便秘の改善などに役立つとされています。
大根は犬に与えても良い食材
大根は犬に与えても良い食材です。
大根を生のままでも加熱してでも与えられます。
また、葉の部分も与えられますが、硬いため加熱して与えるのが良いです。
この記事のまとめは以下のとおりです。
- 犬に大根を与えても大丈夫
- 大根は生でも加熱してでも与えられる
- 大根の90%以上が水分でできている
- 犬に大根を与える時は喉に詰まらせないように刻んだりすりおろしたりする
- 食物アレルギーに気をつける
- 加工食品は塩分などに気をつける
- 甲状腺に問題がある犬には与えないようにする
- 葉の部分は固いため加熱して与える
- 犬に大根を与えることのメリットは犬に水分補給させられる
- ビタミンCを与えられる
- カリウムを与えられる
- アミラーゼを与えられる
- 食物繊維を与えられる
愛犬に大根を与えようとお考えの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬の食べ物についての記事があります。
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