「うちの子、最近よくかゆそうにしてるけど、ひょっとしてアレルギー?」
「アレルギー反応が出る食べ物ってどうやって特定するの?対処法は?」
といった愛犬のアレルギー反応が心配なそこのあなた。
食べ物を与えた直後に、愛犬に異変が見られたら心配になりますよね。
肉や卵といったタンパク質が豊富な食べものでも、アレルギー反応が出るって知ってましたか?
この記事では、以下の内容について説明します。
- 食物アレルギーの原因になりやすい食べ物
- アレルギーの特定方法・対処法
- 食物アレルギーでみられる症状
- 食物アレルギーが見られやすい犬種
愛犬が食物アレルギーなのではないかと心配な方は、必見の内容です。
アレルギーの原因になりやすい8つの食べ物
犬がアレルギーになりやすい食べ物は、以下の通りです。
- 牛肉
- トウモロコシ
- 小麦
- 乳製品
- 大豆
- 鶏の卵
- ラム肉
- 鶏肉
牛肉
牛肉アレルギーは、子犬の時期に発症することが多いです。
「皮膚にかゆみを感じる」のが症状の特徴。
アレルギー反応を引き起こす原因は、「消化不良」。
アレルゲンとなる物質を腸内でしっかり消化できていないのです。
トウモロコシ
トウモロコシもアレルギー症状が出る場合も。
アレルギー反応が出ていると思われる症状は、以下の通りです。
- くしゃみをしている
- 鼻水が出ている
- 下痢を起こす
- 嘔吐する
- 目が充血している
トウロコシにアレルギー症状が出るか確かめるなら、数粒食べさせてみるのがおすすめ。
始めに3粒程度から与えはじめ、時間を置いて数を増やしていきましょう。
体に先述している症状が出ている場合、アレルギー反応を起こすということが分かりますよ。
小麦
小麦に含まれる成分を上手く消化できないことが原因で、アレルギー症状が出ます。
タンパク質の一つであるグルテンが小麦には含まれています。
グルテンを消化・吸収できない子もいるのです。
人間用のパンやクッキーには、小麦や添加物が含まれていることが多いです。
犬には健康上の観点で見ると、危険なので控えましょう。
乳製品
乳製品により、お腹を壊す犬もいます。
壊してしまう原因は、乳糖を上手く消化できないから。
乳糖は、乳汁中にある炭水化物のこと。
乳製品は一品だけダメでも、他の食材は食べれる場合もあります。
例えば、チーズがダメでも、ヨーグルトは問題ないといった事例です。
大豆
犬が大豆アレルギーの場合、以下のような症状が見られます。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
大豆を与える際は、少量で上記の症状が出ないかチェックしながら与えましょう。
鶏の卵
卵でも、アレルゲンに体が過剰に反応してしまう犬がいます。
見られる症状としては、「かゆみ」。
耳や皮膚、目、顔、胸等にかゆみが出ます。
下痢や嘔吐、充血が見られる場合も。
アレルギー反応がでない犬でも、卵を生で与えるのは危険。
食中毒の危険性があります。
ラム肉
ラム肉は、成長過程でアレルギー体質になることもあります。
今はアレルギー体質でなくても、安心はできません。
見られる症状は、以下の通りです。
- 耳をかゆがる
- 目が充血している
ラム肉は犬に必要な栄養成分が含まれているので、アレルギー体質でない犬にはお勧めです。
鶏肉
鶏肉レルギーの場合に見られる症状は、以下の通りです。
- 目や口回りをかゆがる
- 耳や背中をかゆがる
- 咳が多くなる
- 呼吸を苦しそうにしている
- 下痢
- 嘔吐
鶏肉にアレルギー体質のある犬でも、見られる症状は違います。
個体差があるので、与えた場合と与えなかった場合で比べると良いでしょう。
食物アレルギーとは
食物アレルギーは、食べ物が原因で起こる病気です。
皮膚や消火器系に様々な症状を引き起こします。
食べ物だけでなく、食品添加物に過敏に反応するときにも起こるのが特徴。
アレルゲンとなる食材は、先述した通りたくさんあります。
アレルゲンはアレルギーを引き起こす原因となる物質のこと。
- 花粉
- カビ
- ダニ、昆虫
- 植物
- ハウスダスト
上記もアレルゲンの一つです。
犬のアレルギーには、「ノミアレルギー」や「接触アレルギー」、「吸引性アレルギー」などがあります。
食物アレルギーの症状
食物アレルギーの症状は、食品によっても、犬によっても様々。
同じ犬種でも、個体差があります。
具体的にみられる症状は、以下の通りです。
- 身体を掻く
- 皮膚をかじる
- 皮膚を舐める
- 床に口をこする
- 臭いが強くなる
- 下痢
- 嘔吐
- 軟便
基本的には皮膚炎や下痢、嘔吐といったような症状が見れられます。
愛犬の下痢に悩んでいる方は、以下の記事もぜひご覧ください。
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食物アレルギーになりやすい犬種
食物アレルギーになりやすい犬種は以下の通りです。
- ボクサー
- アメリカン・コッカ・スパニエル
- スプリンガー・スパニエル
- フレンチブルドッグ
- コリー
- ダルメシアン
- ジャーマン・シェパード
- ミニチュア・シュナウザー
- ダックスフンド
- ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア
- パグ
以上の犬種が、好発犬種です。
好発犬種とは、症状が出やすい犬種を意味します。
食物アレルギーの対処法はアレルゲンの食材を食べないこと
対処法は、アレルゲンを特定して食べないようにすること。
対象の食べ物を食べなければ、アレルギー症状は発生しません。
アレルゲンを含まない食事を与えれば、症状を改善できますよ。
- 原材料に対象の食べ物が含まれないドッグフードを選ぶ
- 対象の食べ物を含まないごはんを手作りで作る
などの方法で食物アレルギー症状ができないようにしてください。
食物アレルギーは原因を特定しなければ、治癒が難しいです。
アレルギーを持つ犬向けに、おすすめのドッグフードを紹介しています。
興味のある方は、ぜひご覧ください。
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アレルゲンを特定するには皮膚検査を行おう
動物病院で皮膚検査を行ってもらいましょう。
皮膚検査では、除去食試験を行えます。
アレルゲンとなる食材を与えなくなると、アレルギーの症状が緩和・軽減されるかを診る試験のこと。
検査の結果をもとに、アレルゲンと疑われる食べ物を除いた食事を与える療法も受けられますよ。
上記の療法を、「除去食療法」と言います。
まとめ
この記事では、「アレルギー反応がでやすい食べ物」や「食物アレルギーの対処法」について解説しました。
以下がまとめです。
- アレルギーの原因になりやすい食べ物は肉類、麦、乳製品、穀類、卵、豆類
- 食べ物が原因でアレルギー症状がでることを食物アレルギーという
- アレルゲンとなる食べ物が同じでも、犬種や犬によって症状には個体差がある
- 食物アレルギーでは、かゆみや下痢、嘔吐、軟便などが見られる
- 食物アレルギーの対処法は対象の食べ物を食べないようにすること
- アレルゲンを特定するには、病院で皮膚検査を行ってもらおう
アレルギー症状が出てしまったら、病院で診てもらいましょう。
症状が出る前に食べた食べ物や原材料をメモしておくと、病院でのやりとりもスムーズですよ。
アレルゲンを特定し、食べないようにすることが食物アレルギーの対処法です。
病院で皮膚検査を受けることで、療法・検査を受けられるので、解決しやすいですよ。
他にも犬が食べてはいけない食べ物・食べてよい食べ物を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
愛犬のドッグフードの食べ方が気になっている方は、以下の記事もご覧ください。