秋の味覚の1つとされている「さんま」ですが、犬にも与えられるか疑問に思われる飼い主さんもいるでしょう。
結論から先にお伝えすると、さんまは犬に与えられる食材です。
さんまを犬に与える際の注意点はございますが、ワンちゃんに与えることで栄養素を摂取させられます。
秋の味覚のさんまを愛犬にも楽しませてあげたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
- さんまは犬に与えてOK
- 犬にさんまを与えることで期待できる効果
- 犬にさんまを与える際の注意点
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さんまは犬に与えてOK
さんまは犬に与えられる食材です。
犬にさんまを与えることでタンパク質やカルシウムなどの栄養素を摂取させてあげられます。
犬にさんまを与えることで、愛犬の健康に役立つでしょう。
とはいえ、さんまを犬に与えすぎないように注意が必要です。
さんまを犬に与えすぎることで、肥満につながる可能性があります。
1日に必要なカロリーの10%以内に収まるように与える
主食のドッグフード以外のおやつとして与える場合は、さんまを与える量を調節しましょう。
1日に必要なカロリーの10%以内になるように調整するのが良いです。
なお、さんまのカロリーは焼いた状態で約250キロカロリーです。
お刺し身の場合は約310キロカロリーとされています。
犬にさんまを与えることで期待できる効果
犬にさんまを与えることで期待できる効果は以下のようなものがあります。
- 筋肉の発達につながる
- 骨の健康維持につながる
- 皮膚や被毛などの健康維持につながる
筋肉の発達につながる
さんまには動物性のタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は犬の筋肉や皮膚、被毛などを作るのに必要な成分です。
犬にさんまを与えることで、動物性タンパク質を摂取させてあげられます。
犬の筋肉の発達や健康的な体作りをサポートしてくれるでしょう。
骨の健康維持につながる
さんまにはカルシウムが豊富に含まれています。
また、ビタミンDも含まれている食材です。
犬にさんまを与えることで、骨を丈夫にしたり骨の健康維持をサポートしてくれる効果が期待できます。
皮膚や被毛などの健康維持につながる
さんまを犬に与えることで、皮膚や被毛などの健康維持の効果が期待できます。
さんまには、皮膚や被毛の健康維持に役立つとされているDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が含まれているからです。
また、DHAやEPAは脳の健康にも良い効果が期待できます。
なお、適量を摂取させることが大切であるため、与える量には注意が必要です。
犬にさんまを与える際の注意点
犬にさんまを与える際の注意点についてご紹介します。
- 小骨を取り除いて与える
- さんまの頭や内臓は取り除いて与える
- アレルギーに反応が起きないか観察する
- アニサキス寄生虫に注意
- ヒスタミン食中毒
- 調味料をかけない
さんまを犬に与える際のそれぞれの注意点について見ていきましょう。
小骨を取り除いて与える
犬にさんまを与える際には小骨を取り除いて与えるようにしましょう。
小骨がある状態で犬にさんまを与えると、犬の口の中や喉、消化器官などに突き刺さり傷つける可能性があります。
健康問題を引き起こす可能性があるため、さんまの小骨をきれいに取り除いて与えることを推奨します。
また、さんまの骨まで柔らかくなるぐらい加熱するという方法も考えられます。
さんまの頭や内臓は取り除いて与える
さんまの頭は硬かったり骨がたくさんあったりするため、取り除いて与えるのが良いです。
もし、さんまの頭を与える場合は、骨まで柔らかくなるぐらい加熱して与えることを推奨します。
また、内臓は消化が悪いとされているため、取り除いて与えるのが良いです。
アレルギーに反応が起きないか観察する
犬にさんまを初めて与える場合は、まずは少量を与えてアレルギー反応が出ていないかを確認するようにしましょう。
また、犬にアレルギーがある場合は、事前に獣医師に相談することもご検討ください。
食物アレルギーの反応には以下のようなものがあります。
- 下痢や嘔吐
- 皮膚のかゆみやあかみ
- 発熱や体調不良
犬にさんまを与えて体調がおかしい場合は、獣医師に相談するようにしてください。
アニサキス寄生虫
さんまを含めた魚介類の内臓にはアニサキス寄生虫が存在している可能性があります。
また、魚の鮮度が落ちることでアニサキスが内臓から筋肉に移動するとされています。
アニサキスが魚の刺し身部分の筋肉にいる状態で生で与えると食中毒を引き起こす可能性があり注意が必要です。
アニサキス寄生虫は、加熱すると死滅するとされています。
犬にさんまを与える場合は、生で与えるのは避けましょう。
ヒスタミン食中毒
ヒスタミン食中毒は、魚が持っているアミノ酸のヒスチジンが原因で起きるとされています。
ヒスタミン食中毒により起きるとされている症状は以下のとおりです。
- 下痢や嘔吐
- 頭痛
- 蕁麻疹
魚の持つヒスチジンが細菌により、ヒスタミンを作るとされています。
魚を常温で保存したり長期間保存することで細菌が増えることにもつながります。
細菌が増えることでヒスタミンが生成される量が多くなり、食中毒につながる場合があります。
また、ヒスタミンは加熱しても減らないとされている成分です。
ヒスタミン食中毒を引き起こさないためにも、保存方法に注意し新鮮な状態のお魚を与えるように心がけてください。
調味料をかけない
犬にさんまを与える場合は、調味料をかけないように注意しましょう。
人間が食べる用のさんまは塩や醤油がかかっている場合があります。
愛犬に与える場合は、調味料なしで焼いたさんまを与えるのが良いです。
さんまは犬に与えられる食材
さんまは犬に与える食べ物です。
さんまには、動物性のタンパク質やカルシウム、DHAやEPAなどの栄養素が豊富に含まれています。
犬に与えることで、犬の健康をサポートしてくれる効果が期待できます。
愛犬にさんまを与える場合は、量や与え方などに気をつけて与えましょう。
また、保存方法に注意し、新鮮な魚を与えることが大切です。
この記事のまとめは以下のとおりです。
- さんまは犬に与えてOK
- 1日に必要なカロリーの10%以内に収まるように与える
- 犬にさんまを与えることで期待できる効果は筋肉の発達
- 骨の健康維持
- 皮膚や被毛などの健康維持
- 犬にさんまを与える際の注意点は小骨を取り除いて与える
- さんまの頭や内臓は取り除いて与える
- 1日に必要なカロリーの10%以内に収まるように与える
- アレルギーに反応が起きないか観察する
- アニサキス寄生虫に注意する
- 保存方法に注意し新鮮な魚を与える
- 調味料をかけない
犬にさんまを与える場合は、加熱して小骨や頭、内臓などを取り除いた状態で与えるのが良いです。
また、塩や醤油などの人間用の調味料は使用しないように注意してください。
秋の味覚のさんまを愛犬にも与えたいとお考えの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬の食べ物についての記事があります。
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