犬にきゅうりを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説

犬にきゅうりを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説 犬の食べ物

「きゅうりってうちの子に与えても大丈夫かしら?生の状態で与えてもいいの?」

「きゅうりの皮って、取り除いたほうがいいの?」

といった愛犬にきゅうりを与えてよいか調べているそこのあなた。

結論を言うと、きゅうりを生の状態で与えても問題ありません。

しかし、苦みの強いきゅうりは危険なので与えないようにしましょう。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • きゅうりを与える際の目安量
  • きゅうりの与え方と注意点
  • きゅうりの食物アレルギーの危険性
  • きゅうりに含まれる栄養素

きゅうりの正しい与え方や適切な量を知りたい方は必見の内容です。

犬がきゅうりを食べても問題ない

きゅうり

アレルギーを持つ犬を除き、きゅうりを与えてもいいです。

きゅうりには、犬に有毒な成分が含まれていません。

「栄養がない野菜」と思われがちなきゅうりですが、栄養が含まれています。

95%が水分のため、夏場の水分摂取にも役立つ食べ物。

しかし与えすぎると、水分の摂りすぎで下痢を起こしてしまう原因にもなるので注意してください。

与え方や注意点、量、栄養についてこれから説明していきます。

きゅうりに含まれている栄養素

きゅうりに含まれる栄養素は、以下の通りです。

  • カリウム
  • ビタミンK
  • βカロテン
  • ホスホリパーゼ

きゅうりを食べることで、期待できる効果は以下の通りです。

  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • 老化予防
  • 止血作用
  • 脂肪分を分解
  • カルシウムを沈着させ、骨を強くする

老化予防や骨を強くする成分もあることから、高齢犬におすすめの食べ物です。

もちろん、成犬や子犬が食べても問題ありません。

犬にきゅうりを与えるときの量

きゅうりの1本あたりの重量は、100g程度あります。

犬のサイズごとの与える量の目安は、以下の通りです。

犬の体重 与えてもいい量
4kg未満 25g未満(1/4本程度)
8kg未満 60g未満
25kg未満 125g未満(5/4本程度)
25kg以上 126g以上

この表は、あくまで目安量として参考にしてください。

犬によっても運動量に個人差があるので、与える量は臨機応変に調節しましょう。

きゅうりの犬への与え方と注意点

きゅうりの与え方のポイント・注意点は、以下の通りです。

  • 生の状態で与えても良い
  • 皮は取り除いて与えるのがおすすめ
  • スライス状や小さく切って与えるのがおすすめ
  • 苦味が強くなっているきゅうりは与えてはならない
  • 味付けしたものやサラダにしたものを与えてはならない

きゅうりを与える際は、食べやすいようにカットして与えましょう。

サイズを小さくすることで、食べやすくなるだけでなく、消化しやすくなります。

消化がしやすいように、すりおろし状やスライス状にして与えても良いです。

苦味が強くなってしまっているきゅうりを与えるのは、避けましょう。

ククルビタシンという苦み成分が多く含まれているからです。

人間が食べても、下痢や嘔吐になる恐れもあるほど危険です。

通常の食用きゅうりなら、ククルビタシンは微量にしか含んでいないので問題ないです。

きゅうりを与える際は、調味料は加えないでください。

「ドレッシングがかかったもの」や「塩分が加えられたもの」も同様に与えてはなりません。

きゅうりにアレルギーを持つ犬もいる

犬 かゆい

他の食材と同様、きゅうりに対してアレルギーを持つ犬もいます。

初めて与える際は、少量から与えるようにしましょう。

食物アレルギーの場合に見られる症状は、以下の通りです。

  • 頭や口周りのかゆみ
  • 嘔吐
  • 下痢

きゅうりと同じウリ科の植物にアレルギーを持っている犬には、与えないほうが安全です。

アレルギー反応を示す可能性が高いと言えます。

もし多量に与えてしまい、症状がみられる場合は病院へ連れて行ってください。

きゅうりはダイエット食としておすすめ

きゅうりは「世界一カロリーの低い野菜」としてギネス記録に登録されています。

カロリーも低い上に、脂肪分を分解してくれる栄養素が含まれているので、ダイエットにも良い野菜です。

きゅうり1本(約100g)あたりのカロリーは14kcal。

ダイエット食として有名なキャベツは100gあたり23kcalです。

きゅうりがいかに低カロリー食材か分かりますね。

低カロリーなので、肥満気味や太っている犬にもおすすめですよ。

きゅうり以外に犬に与えてよい食べ物

食材

かぼちゃ以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。

食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。

  • きゅうり
  • ブロッコリー
  • いちご
  • バナナ
  • りんご
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉
  • まぐろ
  • さけ
  • さば

食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。

種類 食べてはいけない食べ物
果物 レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち
野菜 ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ
魚介 カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ
豆類 ビターアーモンド、マカダミアナッツ
お菓子 チョコレート、キシリトール
飲み物 コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類
そのほか ソーセージ、生のパン、香辛料

食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

食べてもいい野菜について、知りたい方は以下の記事をご覧ください。

まとめ

まとめ

この記事では、「きゅうりに含まれる栄養素」「きゅうりの与え方と注意点」について紹介しました。

以下がまとめです。

  • きゅうりはアレルギーを持つ犬以外には与えても問題ない。
  • きゅうりは低カロリーの野菜なので、ダイエットさせたい犬にもおすすめ
  • 苦い成分が多く含まれているきゅうりは、与えないこと
  • 95%が水分でできているため、水分補給にもおすすめの食材
  • きゅうりは生の状態で、スライス状や細かくカットして与えるのが良い
  • きゅうりの皮は消化に良くないので、皮を多量に与えるのは良くない

いかがでしたか。

きゅうりは低カロリーなのでダイエットさせたい犬に最適な食材。

しかし栄養バランスを意識することが大切なので、適量を把握して与えるようにしましょう。

毎日のごはんを犬が進んで食べてくれるよう、トッピングもレパートリーを豊富にしましょう。