「マグロって、エサの原材料にもなってるから与えてもいいの?」
「生で与えてもいいの?食中毒とかなるの?」
といった犬にマグロを与えてよいか調べているそこのあなた。
結論を言うと、犬にマグロを与えても基本的には問題ありません。
与える際は、加熱して細かく切って与えることをおすすめします。
この記事では、以下の内容について説明します。
- マグロに含まれている栄養素
- マグロの正しい与え方・注意点
- マグロを与える際の適切な量
マグロを与えて、愛犬の成長・健康維持をサポートしましょう。
犬がマグロを食べても問題ない
結論を言うと、犬がマグロを食べても問題ありません。
マグロは、優良なタンパク質が豊富です。
魚の中では、一番タンパク質を含んでいます。
適量を与える分には、犬の健康維持をサポートしてくれますよ。
ドッグフードやおやつなどの原材料としても使われる食材。
与える際は、加熱したものをおやつ程度に与えるのがおすすめです。
マグロに含まれている栄養素
マグロに含まれている栄養素は、以下の通りです。
- たんぱく質
- DHA・EPA
- ビタミンD
- カルシウム
- ビタミンB12
- 鉄分
マグロを食べることによって、期待できる効果は以下の通りです。
- 皮膚・被毛の健康維持
- 骨を強くする
- 貧血の予防
- 皮膚や粘膜の保護
- 老化の予防
- 病気の予防
犬にマグロを与えるときの量
マグロを与える際は、おやつ程度の量を与えましょう。
犬が1日に必要とするカロリーの10%程度を、目安に与えてください。
犬のサイズによって、与えてもいい量は違います。
詳細は、以下の表をご覧ください。
犬の体重 | 与えてもいい量 |
---|---|
3kg | 22g程度 |
5kg | 31g程度 |
10kg | 55g程度 |
25kg | 80g程度 |
マグロに含まれる栄養素は、以下の表をご覧ください。
マグロの成分とカロリー | 100gあたりに含まれる量 |
---|---|
糖質 | 0.1g |
タンパク質 | 26.4g |
カロリー | 125kcal |
適量ならば健康に良い食材なのですが、与えすぎると栄養が偏ってしまうので良くありません。
犬へのマグロの与え方と注意点
マグロを与える際のポイントや注意点は、以下の通りです。
- 生でも与えても良いが、加熱した方が安全
- 小さな骨などがある場合は取り除こう
- 一口サイズに切って与える
- 調味料は加えない
- 加熱後は、冷ましてから与える
- 常温保存はせず、鮮度の良いうちに与えよう
マグロは生で与えてもいいとされていますが、加熱した方が安心です。
喉に詰まらないように、「骨の除去」と「細かく切る」をしましょう。
一口サイズに切ってあげると、消化もしやすいですよ。
常温保存はヒスタミン食中毒になる恐れがある
マグロに限らず、魚によってはヒスタミン食中毒になる恐れがあります。
ヒスタミンを含む魚を食べることで発症されてしまう中毒症状です。
マグロはヒスチジンという物質を持っています。
ヒスチジンを体内に取り入れると、ヒスタミンが生成されてしまう恐れがあります。
常温で保存しているとヒスタミンの生成量が増える危険性があるのです。
熱しても、ヒスタミンは分解しづらいのが特徴。
常温保存はせず、冷蔵保存をして鮮度の良いうちに与ることが大切ですよ。
ヒスタミン食中毒となった場合に見られる症状は、以下の通りです。
- 下痢
- 嘔吐
- 舌や顔の腫れ
- 蕁麻疹
- めまい
細菌や寄生虫が潜んでいる可能性もある
魚には細菌や寄生虫が潜んでいる可能性があります。
寄生虫を死滅させるためには、加熱する必要があります。
アニキサスという寄生虫が含まれていることがあり、犬の体内に入ってしまうと危険です。
胃痛や嘔吐を起こします。
人間でもアニキサス症になると、激しい腹痛を起こす恐れが。
寄生虫のリスクを回避するためにも、加熱して与えるのがおすすめですよ。
マグロにはアレルギーを持つ犬もいる
他の食べ物と同様、マグロにアレルギーを持つ犬がいます。
初めて与える際は、少量から与えて様子を見ましょう。
アレルギーを起こした時に見られる症状は、以下の通りです。
- 下痢
- 体のかゆみ
- 体の震え
- 嘔吐
症状が見られる際は、アレルギーの可能性があります。
症状が重い場合は、動物病院で診てもらいましょう。
食べさせることが心配な方は、アレルゲン検査で事前にダメな食べ物を特定しておくのがいです。
動物病院で検査は受けられます。
マグロ以外に与えてもよい魚介類
マグロ以外に与えても良い魚介類は以下の通りです。
- うなぎ
- カツオ
- カニ
- 鮭
- 鯖
- 秋刀魚
- ブリ
- 鯛
与えない方が良い魚介類には、以下のものがあります。
- ししゃも
- いくら
- 貝類
- ウニ
- タコ
- エビ・カニ
- わかめ
イカは加熱すれば与えられますが、積極的に与えてよい食べ物ではありません。
詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、「マグロに含まれている栄養素」や「与え方と量、注意点」について解説しました。
以下がまとめです。
- マグロは基本的に、犬に与えても問題ない
- 寄生虫や細菌のリスクを抑えるためにも、加熱して与えるのがおすすめ
- マグロは魚の中で、最もタンパク質が豊富
- おやつ程度に少量を与えるのが良い
- 冷蔵保存されている鮮度の良いマグロを与えよう
- マグロは骨を取り除いて、小さく切ってから与えよう
いかがでしたか?
マグロは犬が好みやすい食材でもあります。
適量を正しい与え方で与えてくださいね。
他にも与えてよい魚はあるので、ぜひ与え方を調べてみてくださいね。