犬にチーズを与えても大丈夫?栄養や量・注意点を解説

犬にチーズを与えても大丈夫?栄養や量・注意点を解説 犬の食べ物

「チーズって与えても大丈夫かしら?1切くらいなら大丈夫?」

「チーズアレルギーってあるの?どうやって確かめればいいの?」

といった愛犬にチーズを与えてよいのかお悩みのそこのあなた。

結論を言うと、適量であれば犬にチーズを与えても良いです。

しかし、乳製品にアレルギー反応を示す犬には与えない方にしましょう。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • チーズに含まれる栄養素
  • チーズを与えるときの注意点・量
  • 食塩中毒やアレルギーによる症状
  • チーズを与えすぎたときの対処法

愛犬にチーズをどのくらい上げて良いのか知りたい方は、必見の内容です。

犬はチーズを食べても問題ない

犬はチーズを食べても大丈夫

犬にチーズを与えても問題ありません。

ただし、アレルギーを持つ犬に与えてはダメです。

チーズは栄養も豊富に含んでおり、栄養価も高いのが特徴。

適切な量を与えるのは、特に問題がありません。

チーズを与えるときは、塩分に注意しましょう。

与えすぎると、塩分を過剰摂取する恐れがあります。

チーズに含まれている栄養素

チーズに含まれている栄養素は、以下の通りです。

  • タンパク質
  • 脂質
  • コレステロール
  • ビタミンA
  • ビタミンB2
  • カルシウム
  • ナトリウム

期待できる効果は、以下の通りです。

  • 皮膚や被毛の健康維持・質の向上
  • 目の組織の生成・調整のサポート
  • 骨格の発達・維持を助ける

タンパク質やビタミン類を含んでいるので、皮膚や被毛トラブルでお悩みの子におすすめです。

犬にチーズを与えるときの量

チーズを与えるときの量

チーズの種類や犬の大きさによって、与えてよい量は違います。

商品の栄養成分表示に書いてある食塩相当量を確認してください。

例えば塩分少な目のカッテージチーズの場合は、食塩相当量が100gあたり1.0gです。

犬が必要とする食塩摂取量は、10kgあたり1.2g程度。

与えているドッグフードの塩分量を加味して、与えても問題ない量を計算してください。

チーズの種類によっても、食塩相当量は違うので、詳細は商品パッケージ(栄養成分表示)を書くにしてください。

犬へのチーズの与え方

与えるものは、犬用のチーズにしましょう。

人間用チーズには、犬に与えてはまずいものもあります。

与えてはいけない理由は以下の2点です。

  • 塩分が多すぎる
  • 味付けされている食品を与えるのは良くない

人間用に味付けされたものは与えてはいけません。

また、チーズによってはチョコやブドウなどの別の食べ物が混入している場合もあります。

塩の過剰摂取は中毒を起こす可能性がある

チーズの塩分に注意

チーズを与える際は、塩分量に注意して与えてください。

塩の与えすぎは、食塩中毒を起こします。

  • 脳神経症状
  • 肺水腫
  • 腎機能障害

以上のような症状が出る恐れもあり、非常に危険です。

最悪の場合、死に至る可能性もあります。

犬の体重1kgあたり2~3gの塩分を摂取ると、中毒症状を起こします。

それだけでなく、チーズの与えすぎは別の病気になる可能性も。

  • 肥満になる
  • 骨・関節に悪影響

以上のようなリスクがあります。

総合栄養食を与えていると、犬に必要な栄養は摂取できます。

チーズをメインにして、栄養バランスを考えて与える必要はありません。

犬が食塩中毒になった場合の対処法

食塩中毒になった場合のポイントは、以下の2点です。

  • なるべく早く動物病院へ行く
  • 食べたチーズと量をメモしておく

動物病院では、以下の3点を伝えてください。

  • チーズを食べた日時
  • 食べたチーズの量と名前、種類
  • 具体的な症状

病院ではナトリウム量を測って、現状の把握および治療をしてくれますよ。

チーズアレルギーを持つ犬もいる

乳製品なので、牛乳アレルギーを持つ子は反応が出る子もいます。

初めて与えるときは、少量ずつ与えるのがおすすめです。

アレルギー症状には、以下のようなものがあります。

  • 毛が抜ける
  • 下痢
  • 嘔吐
  • かゆみ

摂取量によっても、症状の度合が変化します。

異常が見られたときは、動物病院で診てもらいましょう。

チーズ以外の犬に与えてもいい食べ物

犬がチーズ以外で食べれる食べ物

チーズ以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。

食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。

  • きゅうり
  • ブロッコリー
  • いちご
  • バナナ
  • りんご
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉
  • まぐろ
  • さけ
  • さば

食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。

種類 食べてはいけない食べ物
果物 レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち
野菜 ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ
魚介 カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ
豆類 ビターアーモンド、マカダミアナッツ
お菓子 チョコレート、キシリトール
飲み物 コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類
そのほか ソーセージ、生のパン、香辛料

食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べても大丈夫な食べ物!含まれている栄養素や与え方も解説

まとめ

この記事では、「チーズに含まれている栄養素」「犬にチーズを与えるときの量や注意点」を解説しました。

以下がまとめです。

  • 犬にチーズを与えても問題はない
  • 一部アレルギーを持つ犬もいる
  • チーズを初めて食べさせるなら、少量で様子を見よう
  • 与えすぎると、食塩を過剰摂取することになるので危険
  • チーズの栄養成分表示の「食塩相当量」を確認して、適量を与えよう
  • チーズの種類によっても、塩分は違う。
  • 塩分を多く含むチーズや人間用チーズは与えない方が良い
  • 塩を摂りすぎると、食塩中毒になる可能性がある

いかがでしたか。

チーズは適量なら、与えても問題ありません。

食塩や脂質の摂りすぎにならないように、注意して与えてくださいね。