人気の犬種が多い中型犬は個性も様々で、最適なドッグフードを選ぶのも一苦労です。
大型犬寄りの子もいれば小型犬よりの子もいますから、中型犬用と書いてあるドッグフードでも「本当にこれでいいのかな」と考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下について解説します。
- 中型犬のワンちゃんに合うドッグフードの選び方
- おすすめのドッグフードランキングTOP5
ぜひ参考にしてみてください。
ドッグフードを選ぶ前に確認しておくべき4つのこと
まずはドッグフードを選ぶ前に確認してほしい点について紹介します。
体重と運動量を把握しておく
最適なドッグフードを選ぶためには、愛犬の体重と普段の運動量をチェックしておきましょう。
一般的に10㎏~20㎏ほどの体重がある犬を中型犬と呼びますが、かなりふり幅があるうえ個体差もあります。
体重は摂取カロリーの目安になりますから、ドッグフードを選ぶうえでも最初に確認しておきましょう。
また普段の運動量によっても必要なカロリーは変わってきます。
ドックフードによっては運動量の多い子用、少ない子用のように用途を分けているものもありますから、商品選びの前に把握しておくようにしましょう。
必要なカロリーの目安
1日1~2時間の運動を続けている犬の場合、体重1㎏あたりに対しておよそ70kcalが必要と言われています。
ワンちゃんの体重と運動量を大体把握できたら、これから選ぶドックフードのカロリーにも目を向けて高くなりすぎないものを選ぶようにしましょう。
犬の年齢
ドックフードには適正年齢が記載されていたり、子犬用、成犬用、シニア犬用など用途が分けられているものもあります。
ワンちゃんが今何歳なのか、子犬、成犬、シニアのどのライフステージに当たるのか確認しておきましょう。
ちなみに中型犬なら離乳食を卒業してから1歳~1歳6ヵ月頃までは子犬用、そこから7歳頃までは成犬用、7歳以上からはシニア用のようにライフステージを区分していることが多いです。
ワンちゃんによって個体差はありますが参考にしてみてください。
年齢で触感の好みも変わる
ワンちゃんの年齢によってドッグフードの好みも変わります。
一般的に主食として食べるフードは、いわゆるカリカリと呼ばれるようなドライフードタイプです。
例えば、シニア犬に近づくにつれて顎の力が弱まり、カリカリが得意じゃなくなってくる子もいます。
逆に食べやすいようにソフトタイプのご飯をあげていたけど、実はカリカリのような硬さのあるご飯をかみ砕くのが好きという子も。
ごはんを噛むことでストレス解消しているワンちゃんもいますからね。
素材や栄養ももちろん大事ですが、気に入って食べてくれなければ意味がありません。
ワンちゃんのご飯の好みを把握することもドッグフード選びでは大切です。
中型犬向けのドッグフードを選ぶときの3つのポイント
中型犬向けドッグフードを選ぶときに特に注目していただき他ポイントを3つ紹介していきます。
低カロリーのものを選ぶ
食べ村があったり偏食気味なこの場合は少しカロリーの高いものを選んでもいいかもしれませんが、そうでないなら基本的にはカロリーが控えめなフードを選ぶようにしましょう。
中型犬には食欲が旺盛な子が多いので、低カロリーでたくさん食べられるほうが満足度も高まります。
逆にカロリーが高めのものだと、お腹いっぱいまで食べると栄養を摂りすぎてしまうことがあるのですね。
高たんぱくなものを選ぶ
中型犬には猟犬や牧羊犬として活躍できるような、筋肉質で運動能力が高い犬種が多いです。
中型犬本来の運動能力と、それを発揮するための筋肉を維持するためにはタンパク質が欠かせません。
犬は人よりも1.3倍のタンパク質をとる必要があると言われていて、成犬なら18%以上はタンパク質が含まれていることが望ましいです。
関節成分配合のものを選ぶ
中型犬の場合は特に、関節にトラブルが起こることで別の問題を引き起こしてしまいやすいです。
そのため、ドッグフードを選ぶときも関節成分配合のものを選ぶことをおすすめします。
その理由についてさらに詳しく解説していきます。
中型犬は活発な子が多い
中型犬には運動が大好きで活発な子が多いです。
それ自体はとってもいいことですが、たくさん動くということはそれだけ関節にかかる負担も大きいということ。
関節が悪くなって動けなくなれば、活発な性格のワンちゃんにとってはかなりのストレスになります。
普段から関節成分入りのご飯を食べて、丈夫な関節を維持してあげることが大切なのですね。
国内で買われている犬の半数は肥満傾向
中型犬以外にも言えることではありますが、国内で買われている犬は太り気味であることが多く半数以上が肥満傾向ともいわれています。
もともと太り気味のワンちゃんだとしても関節が丈夫であれば、運動量を増やすなどして体質改善をしていきこともできます。
もし関節が悪くなってしまえば、運動量が減ることで太りやすくなるでしょう。
太ってしまうことで余計に関節に負担がかかるという悪循環に陥ってしまうことも。
関節を丈夫に維持できるように必要な栄養素を摂ることは、シニアになっても元気で動ける体づくりにも繋がっているのですね。
中型犬におすすめのドッグフードランキング5選!
【1位】UMAKAドッグフード
UMAKAドッグフードの特徴は、以下の通りです。
- 関節成分のグルコサミンとコンドロイチンが配合されている
- オリゴ糖やビフィズス菌などのおなかに優しい成分も含まれている
- タンパク質24.5%、100gあたりのカロリーは345 kcalで高たんぱく低カロリー
- 人間も食べられる国産の素材にこだわっている
ブランド | 華ちゃん犬猫すこやか本舗 |
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価格(税込) | 5,378円 |
内容量 | 1.5㎏ |
主原料 | 鶏肉 |
タイプ | ドライフード |
カロリー(100gあたり) | 345 kcal |
推奨年齢 | 全ライフステージ |
【2位】モグワンドッグフード
モグワンドッグフードの特徴は、以下の通りです。
- チキンとサーモンが53%配合されていて高タンパクなドッグフード
- ミネラルやビタミン、食物繊維まで含まれていて非常に栄養バランスがいい
- 消化吸収に時間がかかる小麦、米、トウモロコシなどを一切使っていない
ブランド | モグワン |
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価格(税込) | 4,356円 |
内容量 | 1.8㎏ |
主原料 | チキン、サーモン |
タイプ | ドライフード |
カロリー(100gあたり) | 363kcal |
推奨年齢 | 全ライフステージ |
【3位】カナガンドッグフード チキン
カナガンは、徹底した品質管理によって安全が保障されているドッグフード。
特徴は、以下の通りです。
- 欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準をクリアした工場で製造
- チキンを50%以上使用していて高タンパク
- 低炭水化物で健康的な体と毛並みを維持しやすい
ブランド | カナガン |
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価格(税込) | 4,356円 |
内容量 | 2㎏ |
主原料 | チキン、サツマイモ、エンドウ豆 |
タイプ | ドライフード |
カロリー(100gあたり) | 376kcal |
推奨年齢 | 全ライフステージ |
【4位】ニュートロジャパン ナチュラルチョイス 中型犬~大型犬用 チキン&玄米
ニュートロジャパン ナチュラルチョイスの特徴は、以下の通りです。
- 第一原料にチキンを使用していて、良質なタンパク質と食物繊維をバランスよく摂れる
- コンドロイチンやグルコサミンなども含まれており、関節の健康をサポート
- 自社生産なので管理しやすく、品質の信頼度が高い
ブランド | ニュートロ |
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価格(税込) | 4,514円 |
内容量 | 3㎏ |
主原料 | チキン、玄米 |
タイプ | ドライフード |
カロリー(100gあたり) | 360kcal |
推奨年齢 | 成犬 |
【5位】ブッチ
ブッチの特徴は、以下の通りです。
- 良質な動物性タンパク質を摂取できる
- うまみを逃さないよう低温調理
- 農産物に対する規制が厳しいニュージーランド産
- 人口調味料や香料が無添加
- 水分量の多いフードなので、あまり水を飲まない犬にもおすすめ
ワンちゃんの食いつきがいいという口コミも多いです。
ブランド | ブッチ |
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価格(税込) | 3,980円 |
内容量 | 1.6㎏ |
主原料 | ブラック:ビーフ、ラム、チキン ホワイト:チキン ブルー:チキン、フィッシュ |
タイプ | ウェットフード |
カロリー(100gあたり) | ブラック: 116 kcal ホワイト: 116 kcal ブルー: 116 kcal |
推奨年齢 | 全ライフステージ |
穀物よりは肉類が多く含まれているものを選ぶ
ドッグフードを選ぶときには原材料にも注目しましょう。
犬は雑食性が強くはありますが、元来は肉食動物です。
そのため、パッケージの原材料欄を確認し穀物よりも肉類が多く含まれているものを選ぶのがおすすめです。
タンパク質が摂れる
中型犬用フードにはチキンやビーフ、ラム、魚などの動物性タンパク質を摂れるものがあります。
前述した通り、中型犬は健康維持のためにもこれらのタンパク質の摂取が欠かせません。
穀物が多いフードよりも肉類が多く含まれているフードを選んで効率的にタンパク質を摂取することがおすすめです。
穀物は消化しづらい
小麦やトウモロコシなどの穀物は犬にとっては消化しづらく、摂りすぎると消化不良を起こす原因にもなります。
また穀物や大豆由来の植物性タンパク質も犬には消化することが難しいためなかなか吸収されません。
たとえタンパク質量が多くても、動物性タンパク質が多いのか植物性タンパク質が多いのか注意して選ぶようにしましょう。
かさましの可能性も
原材料に穀物が多いものは、安価な穀物を使って量をかさまししている可能性も考えられます。
穀物にももちろん栄養はありますし、腸内環境を整えたりする効果もあるため一概に悪いというわけではありません。
ただ、摂取する量が多すぎると消化に影響が出ることもあるため、原材料には肉類が多く含まれているものの方がおすすめということですね。
原材料は多い順に記載されている
パッケージの原材料名はランダムに記載されているのではなく、実はドッグフードに占める割合が多いものから順に記載されています。
ですので、できるだけ先頭に肉類の表示があるドックフードを選ぶようにしましょう。
最適なドッグフードの粒サイズの見分け方
中型犬には大型犬寄りの子もいれば小型犬寄りの子もいますから、ドッグフードの最適な粒のサイズで迷うことも多いでしょう。
そこで、ワンちゃんに最適な粒サイズを見極めるためのポイントをここから紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
便の状態で消化具合をチェック!
ワンちゃんがご飯をきちんと消化できているかどうかは、便の硬さを見て判断することができます。
もしも柔らかすぎる場合はうまく消化しきれていない証です。
トイレットペーパーでつまむと崩れる、水分が多くてシーツにこびりついているような場合は、噛みやすい小粒のフードに切り替えみてもいいでしょう。
食事中むせていないかチェック!
ワンちゃんの中には、ご飯をあまり噛まずに丸呑みしてしまうタイプの子もいます。
粒が大きめだと丸呑みしたときにむせやすくなるので、もしむせることがあれば小粒のものに切り替えてみましょう。
ご飯の食いつきをチェック!
初めは食べていたのに、しばらくして食いつきが悪くなったと感じたら、それはフードの粒の大きさに不満があるのかもしれません。
ワンちゃんの中には噛むことが大好きな子もいて、小粒のフードでは物足りないと感じることもあります。
試しに大きめのおやつをあげてみてしっかり噛んでくれるようなら、粒の大きいフードにしてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
中型犬に合うドックフードの選び方と、おすすめのドックフードについて紹介しました。
ドッグフードは種類も多く選ぶのは一苦労ですが、中型犬に必要な栄養素やライフステージによって変化するワンちゃんの好みなどを把握して、最適なドックフードを見つけてあげましょう。