「この野菜ってうちの子に与えても大丈夫かしら?」
「犬にも野菜って与えた方がいいのかしら?野菜って食べても大丈夫?」
といった愛犬が食べれる野菜について知りたいそこのあなた。
犬は食べてもいい野菜とダメな野菜があります。
犬が食べると中毒・アレルギー症状を起こす野菜があるって知ってましたか。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 犬が食べれる野菜
- 食べても良いそれぞれの野菜に含まれる栄養素
- 食べてはダメな野菜
- 食べてはいけない野菜を食べてしまったときの対処法
犬に与えてもよい野菜を知りたい方は、必見の内容です。
犬は食べてもいい野菜と食べてはいけない野菜がある
犬は、基本的には野菜を食べれます。
しかし野菜によっては、犬にとって危険な野菜も。
野菜によっては、アレルギー反応や中毒症状が出てしまう恐れがあります。
安全な野菜を食べること自体は、問題ありません。
野菜に関する正しい知識を身に付けましょう。
犬が食べてはいけない危険な野菜
犬が食べてはいけない危険な野菜は、以下の食べ物です。
- 玉ねぎ
- ニラ
- ニンニク
- ネギ
- タケノコ
- アボカド
玉ねぎとニラ、ネギなどは、非常に危険です。
中毒症状も出て、死に至る恐れがあります。
食べ物の中毒症状について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
食物アレルギーを起こしやすい野菜には、トウモロコシがあります。
その他のアレルギーが出やすい野菜については、以下の記事をご覧ください。
犬のアレルギーが出やすい8つの食べ物!特定方法と対処法を解説
トマトは完熟トマトであれば、与えてもOK。
未熟な状態やヘタがついた状態では与えないようにしてください。
犬が食べてもいい野菜
犬が食べてもいい野菜は、以下の通りです。
- キャベツ
- きゅうり
- さつまいも
- ほうれん草
- かぼちゃ
- おくら
- ピーマン
- にんじん
- レンコン
- 小松菜
キャベツ
キャベツには、犬にとっての有害成分が含まれていません。
生でも、加熱した状態でもOK。
低カロリーで栄養価も高いのが特徴。
胃粘膜の修復に必要な栄養素も含まれています。
胃腸に問題を抱えている犬におすすめです。
食物繊維も含んでおり、便秘対策にもピッタリの食材。
他にも以下の栄養素を含んでいます。
- ビタミンC
- ビタミンK
- カルシウム
- カリウム
- 葉酸
90%以上が水分で出来ているので、食事と同時に水分をとらせたい場合にもおすすめです。
きゅうり
きゅうりには、以下の栄養素が含まれています。
- β-カロテン
- カリウム
- ビタミンK
キャベツと同様、水分が多く含まれています。
きゅうりは、95%以上が水分ででてきているのが特徴。
きゅうりは生の状態で与えてもOK。
消化の観点から、皮は取り除いた方が良いでしょう。
皮を食べてしまっても、大きな問題はありません。
さつまいも
さつまいもは、ビタミンやミネラルが含まれています。
主成分は、エネルギー源となる炭水化物。
食物繊維も含まれており、便秘改善も期待できますよ。
さつまいもは、加熱して与えましょう。
生では消化が難しいです。
下痢や嘔吐の原因となります。
飲み込みやすい小さいサイズに切って、渡してあげてくださいね。
ほうれん草
ほうれん草には、以下の栄養素が含まれています。
- ビタミンB
- ビタミンE
- 鉄分
- βカロテン
皮膚・被毛の健康維持やアンチエイジングなどの効果が期待できますよ。
ほうれん草を与える際にも、生で与えるのはNG。
- 洗う
- 切る
- 茹でる
上記の調理をしてから、与えてください。
犬が消化しやすいように、細かく切ってから与えてくださいね。
かぼちゃ
かぼちゃに含まれる栄養成分は、以下の通りです。
- ビタミン
- 鉄分
- ミネラル
- 食物繊維
貧血対策や便秘対策にもなる成分が含まれています。
おやつとして与えても問題ありませんが、加熱して与えましょう。
生では硬いため、消化しづらいからです。
オクラ
オクラには、以下の栄養成分が含まれています。
- ペクチン
- ムチン
- カリウム
タンパク質の吸収をサポートしてくれるだけでなく、下痢・便秘対策にもなります。
含まれているカリウムは、過剰摂取した塩分を排出してくれる役割も。
オクラは生で食べても、茹でて食べてもOK。
細かく切って、種も含めた状態で与えてください。
主食にトッピングする形で上げても良いでしょう。
ピーマン
ピーマンに含まれている栄養素は、以下の通りです。
- βカロテン
- ビタミンC
- ビタミンB1
- クロロフィル
- ピラジン
- ルテオリン
免疫力の向上や老化防止、疲労回復の効果が期待できます。
ピーマンは生でも、加熱した状態で与えても問題ありません。
食べやすいサイズに切って、与えましょう。
にんじん
にんじんに含まれる栄養素は、以下の通りです。
- βカロテン
- 食物繊維
食物繊維が含まれているので、便秘改善に効果があります。
免疫力のアップやアンチエイジングも期待できますよ。
にんじんは加熱して与えましょう。
生では硬くて消化しづらいためです。
レンコン
レンコンに含まれている栄養素は、以下の通りです。
- ビタミン
- カリウム
- 食物繊維
- ムチン
- タンニン
- ミネラル
疲労回復や便秘改善が期待できます。
タンニンには、止血や消炎効果がありますよ。
レンコンは、生で上げても問題ございません。
消化の観点から見ると、加熱してあたえることをおすすめします。
小松菜
小松菜に含まれる栄養素は、以下の通りです。
- カルシウム
- 鉄分
- ビタミン
- Bカロテン
皮膚や被毛の健康状態に必要な栄養素が含まれています。
カルシウムも含まれているので、骨や歯などを上部にできますよ。
犬に野菜を与えるときのポイント2選
野菜を与えるときのポイントは、以下の2点です。
- 与える量の目安は全体の10%にする
- 小さくして不要物はとって与えよう
与える量の目安は全体の10%にする
犬に野菜を与えるときに量は、食事全体の10%が適量。
多くても20%までにしてください。
過剰な量を与えすぎると、消化不良の恐れがあります。
ドッグフードと一緒に与える際は、トッピング程度に添えてあげるのがおすすめ。
犬に最も必要な栄養素はタンパク質。
肉や魚などの動物性たんぱく質を摂れる食べ物も与えてくださいね。
小さくして不要物はとって与えよう
野菜は、犬が食べやすいように小さく切ってください。
大きさの目安は、犬の爪のサイズ程度。
犬は基本的に噛まずに、丸呑みします。
喉に詰まらないように、飲み込みやすいサイズにしなければなりません。
犬が噛まずに食べる理由を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ドッグフードは飲み込んでも大丈夫?早食い・丸呑みのリスクも解説
また、野菜についている不要物は取ってください。
例えばオクラの場合、ヘタを取ってください。
枝豆は、皮をむいて与えましょう。
タネやヘタ、皮などの不要物は取り除いてくださいね。
食べてはいけない野菜を食べたときは病院へ
食べてはいけない食べ物を食べてしまった場合、動物病院へ連れていきましょう。
中毒症状には、早急に対応しなければなりません。
獣医師には、「食べた日時・量・対象の食べ物」を伝えてください。
一刻を争うこともあるので、素人で判断せず、プロに任せましょう。
まとめ
この記事では、「犬が食べても良い野菜と栄養素」や「食べてはいけない野菜」について紹介しました。
以下がまとめです。
- 犬が食べてはいけない野菜は、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ネギ、タケノコ、アボカド
- 食べてはいけない野菜を食べると、中毒症状が起きる
- 食べてはいけない野菜を食べたら、すぐに病院へ連れて行こう
- 全体食事量の10%程度を野菜で与えると良い
- 便秘改善や被毛・皮膚の質の維持に効果が期待できる野菜が多い
- 野菜ではなく、タンパク質の取れる食べ物をメインで与えよう
- 皮やヘタ、種などの不要物は取り除いて与えよう
- 生では固い野菜は、消化しやすくするために加熱して柔らかくすると良い
いかがでしたか。
野菜に含まれている栄養素は、それぞれで違います。
愛犬の悩みに合わせて、適した野菜を与えましょう。
犬にもっとも必要な栄養素はタンパク質なので、肉類も与えることを忘れないでくださいね。
おすすめのドッグフードを知りたい方は、以下の記事もご覧ください。