犬に小松菜を与えても大丈夫?安全な与え方や量・注意点を解説

犬に小松菜を与えても大丈夫?安全な与え方や量・注意点を解説 犬の食べ物

「小松菜って犬に与えても大丈夫?」

「生の状態で与えても問題ない?健康上良くないことはあるの?」

といった小松菜を犬に与えてもよいか調べているそこのあなた。

結論を言うと、犬に小松菜を与えてもいいです。

ただし、生の状態で与えるのは危険なので避けましょう。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 小松菜の与え方・適切な量
  • 小松菜に含まれている栄養素
  • 小松菜を与える際の注意点
  • 小松菜以外に食べてもいいもの

小松菜を愛犬に与えたい方は必見の内容です。

犬が小松菜を食べても問題ない

犬に小松菜を与えても問題ありません。

栄養素も豊富なので、アレルギーを持つ犬以外には積極的に与えましょう。

ただし、おやつ程度の量を与えてください。

あくまで、主食はドッグフードや栄養バランスの整った手作り食をメインに与えてください。

βカロテンが豊富なので、皮膚の強化や免疫力の向上の効果も期待できます。

成長期の子犬におすすめの食べ物ですよ。

犬に小松菜に含まれている栄養素

小松菜は栄養が豊富な食べ物。

含まれている栄養素は、以下の通りです。

  • カルシウム
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 鉄分

水分量も豊富で、94%が水で出来ているのも特徴の一つ。

小松菜を食べると、以下の効果が期待できます。

  • 皮膚・被毛の健康状態の維持
  • 老化やガンの防止
  • 皮膚トラブルの防止
  • 骨や歯が強固になる
  • 目の健康を保つ
  • 動脈硬化の抑制
  • 赤血球の構成

犬に小松菜を与えるときの量

犬に小松菜を与える際の量は、以下の表をご覧ください。

犬の体重 与えてもいい量
3kg未満 15g程度
10kg未満 45g程度
25kg未満 100g程度
25kg以上 140g程度

表をご覧いただければ分かる通り、サイズによって適量が違います。

過度な量を与えることは、健康上のトラブルを引き起こす恐れがあるので、避けましょう。

犬への小松菜の与え方・注意点

犬に小松菜を与える際のポイントは以下の通りです。

  • 茹でて、柔らかくしてからあたえること
  • 喉に詰まらないように切って与えること
  • 茎のような固い部分は、細かく切ること

細かく切って与えたり、茹でて柔らかくしたりすることで、消化もしやすくなります。

小松菜は生の状態では有害なので、与えないようにしてください。

生の状態で小松菜を与えない

生の小松菜は、犬に有害となるシュウ酸が微量に含まれています。

与える際は、必ず茹でた状態で与えましょう。

シュウ酸は水に溶けやすい成分なので、水にさらせば除去しやすいです。

シュウ酸は、シュウ酸カルシウム結石を引き起こす物質。

生の状態で与えると、シュウ酸が含まれているため、尿路結石症になる恐れがあります。

尿路結石症は尿道に結石ができて、排尿ができなくなってしまう症状。

尿が溜まるので、腎臓に負担がかかります。

腎臓は不調が気づきにくい部位です。

負担がかからないように、茹でて与えるようにしましょう。

便トラブルを引き起こすので与えすぎてはならない

小松菜は食物繊維が豊富なので、与えすぎには注意が必要。

食物繊維は適量であれば、整腸作用があるので良いですが、過剰に与えるのは危険。

大量摂取は消化不良を起こして、下痢や嘔吐などの消化器トラブルを起こします。

小松菜にはアレルギーを持つ犬もいる

他の食べ物と同様、小松菜にアレルギーを持つ犬もいます。

初めて与える際は、少量から与えることをおすすめします。

食物アレルギーを起こす場合に、見られる症状は以下の通りです。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 体や顔周りのかゆみ
  • 目の充血

症状がひどい場合は、動物病院で診てもらいましょう。

犬にほうれん草を与えてもいい

小松菜だけでなく、ほうれん草も与えて問題ありません。

ほうれん草も小松菜と同様、栄養満点です。

含まれている栄養素は、以下の通り。

  • ビタミンC
  • βカロテン
  • ビタミンB12
  • 葉酸

ビタミンB12や銅、鉄は血液サラサラにする効果が期待できますよ。

与える際は生ではなく、茹でたものを与えてくださいね。

小松菜以外に与えてもよい食べ物

小松菜以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。

犬が食べてもいい野菜について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べれる野菜!食べ物の栄養素や食べてはいけない野菜も解説

食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。

  • きゅうり
  • ブロッコリー
  • いちご
  • バナナ
  • りんご
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉
  • まぐろ
  • さけ
  • さば

食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。

種類 食べてはいけない食べ物
果物 レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち
野菜 ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ
魚介 カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ
豆類 ビターアーモンド、マカダミアナッツ
お菓子 チョコレート、キシリトール
飲み物 コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類
そのほか ソーセージ、生のパン、香辛料

食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べても大丈夫な食べ物!含まれている栄養素や与え方も解説

まとめ

この記事では、「小松菜の与え方」「栄養素」について解説しました。

以下がまとめです。

  • 小松菜を犬に与えても良い
  • 生の状態ではなく、茹でた状態で与えよう
  • 消化しやすいように、細かくきって与えよう
  • 生の状態は、シュウ酸が含まれているので、与えてはならない
  • シュウ酸は犬に有害で、尿路結石症になるおそれがある

いかがでしたか?

ごはんのトッピングのレパートリーが豊富だと、犬も喜ぶでしょう。

与えてもいいものを知って、愛犬の健康をサポートしてあげてくださいね。

犬の健康管理は、飼い主の責任です。

正しい与え方と量を把握して、与えましょう。