「いちご狩りで取ってきたいちご、うちの子に与えても大丈夫かしら?」
「どのくらいなら与えても大丈夫なの?与えるまでに洗うだけでいいの?」
といった犬にいちごを与えていいのか調べているそこのあなた。
いちごは、少量なら与えても問題ありません。
積極的に与えてよいほど、栄養に優れた食べ物ではないので、適量にしましょう。
この記事では、以下の内容について紹介します。
- いちごを与える際の注意点・与え方
- いちごに含まれる栄養素
- 与える際の目安量
いちごの与え方や注意点を知りたい方は、必見の内容です。
犬にいちごを与えてもいい
犬にいちごを与えても問題ありません。
ただし、適量を把握して与えましょう。
いちごには食物繊維が含まれているので、与えすぎると下痢や嘔吐などの消化器症状を起こします。
また、キシリトールという犬には有害な成分も含まれています。
数個程度なら問題ありませんが、与えすぎると危険です。
犬のサイズに合わせて適量は違いますが、1~3個程度与えるのが望ましいでしょう。
いちごに含まれている栄養素
いちごに含まれている栄養素は、以下の通りです。
- 食物繊維
- ビタミンC
- アントシアニン
食べることで期待できる効果は、以下の通りです。
- 整腸作用
- 便秘の予防・解消
- 免疫力の向上
- 目の疲れの回復
- 老化の防止
食物繊維は適量なら便のトラブルに役立ちますが、摂りすぎると下痢に繋がります。
犬はビタミンCを体内で作れるため、積極的に食べ物から摂る必要がありません。
いちごは積極的に与えるべき食べ物ではないと言えるでしょう。
いちごの与えてもいい目安量
犬のサイズによって、与えてもいい量が違います。
詳しくは以下の表をご覧ください。
犬のサイズ | 与えてもいい量 |
---|---|
4kg未満 | 中サイズ(約22g)のいちごを半分程度 |
8kg未満 | 中サイズ(約22g)のいちごを1個程度 |
25kg未満 | 中サイズ(約22g)のいちごを2個程度 |
25kg以上 | 中サイズ(約22g)のいちごを3個程度 |
いちごもサイズが違うので、重さの目安で判断して下さい。
詳しい重さとサイズは、以下の表をご覧ください。
いちごのサイズ | 重さ(1粒あたり) |
---|---|
特大 | 約55g |
大 | 約36g |
中 | 約22g |
小 | 約9g |
いちごを与え方と注意点
いちごを与える際は、以下の点を守って与えましょう。
- ヘタは取り除いて与える
- 洗ってから与える
- 細かくカットして与える
- 生のまま与える
ヘタは固く、消化しづらいので、取り除いてください。
加熱すると栄養成分が壊れてしまうので、生のまま与えましょう。
粒のまま与えると犬には大きいので、必ず食べやすいサイズにカットしてください。
いちごは食べすぎると良くないので、必ず目安量を守って与えましょう。
キシリトールは、1000mg以上摂ると危険です。
いちごには、100gあたり40mg程度のキシリトールが含まれています。
いちごに食物アレルギーを持つ犬もいる
他の食べ物と同様、食物アレルギーを持っている犬もいます。
初めて与える際は、少量にしましょう。
アレルギー反応を示す際に、見られる症状は以下の通りです。
- 顔・口周りや足をかゆがる
- 下痢や嘔吐などの消化器症状
以下のものにアレルギー反応を示す場合も危険です。
- カバノキ花粉
- バラ科の果物
これらにアレルギーを起こす場合は、いちごも反応が出る可能性が高いです。
該当する犬には与えないようにしましょう。
いちごの加工品も与えない方がいい
いちごを使った加工食品は、与えないことをおすすめします。
以下のような、犬に危険なものが含まれているかもしれないからです。
- 牛乳を使った加工食品
- 砂糖
- チョコ
- キシリトール
いちごが使われたジュースや缶詰、お菓子などは与えないようにしてくださいね。
いちごの他に与えてもいい食べ物
とうもろこし以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。
食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。
- きゅうり
- ブロッコリー
- バナナ
- りんご
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- まぐろ
- さけ
- さば
食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。
種類 | 食べてはいけない食べ物 |
---|---|
果物 | レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち |
野菜 | ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ |
魚介 | カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ |
豆類 | ビターアーモンド、マカダミアナッツ |
お菓子 | チョコレート、キシリトール |
飲み物 | コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類 |
そのほか | ソーセージ、生のパン、香辛料 |
食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、「いちごの与え方と適切な量」や「与える際の注意点」について解説しました。
以下がまとめです。
- いちごは与えてもいいが、与えすぎはNG
- いちごは積極的に与えるべき食材ではない
- いちごにはキシリトールが含まれているが、数粒程度なら問題ない
- アレルギー反応を起こす犬もいるので、初めて与える際は少量からにしよう
- 与える際は、ヘタをはずし生のまま与えよう
- いちごの加工品は与えない方がよい
いかがでしたか。
いちごは少量なら与えても、問題ありません。
お菓子としてたまに与える程度にしましょう。
他にも犬が食べれる栄養価の高い食材は沢山あるので、いちご以外の食べ物を与えることをおすすめします。