「この食べ物って、うちの子に与えても大丈夫かしら?」
「犬にあげちゃダメな食べ物って何?与えてよい食べ物は?」
といった犬に与えるごはんでお悩みのそこのあなた。
ネギや玉ねぎは、与えちゃいけない食べ物として有名ですよね。
ぶどうや生のパンも与えちゃいけないって知ってましたか?
この記事では、以下の内容について説明します。
- 犬が絶対に食べてはいけない食べ物
- 食べてはいけないものを食べてしまった時の対処法
- 犬に与えても良い食べ物
犬に与えてよい・いけない食べ物を知りたい方は、必見の内容です。
犬が絶対に食べてはいけない食べ物
犬が食べてはいけない食べ物は、たくさんあります。
果物や野菜、魚類など様々あるので、表を確認してください。
種類 | 食べてはいけない食べ物 |
---|---|
果物 | レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち |
野菜 | ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ |
魚介 | カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ |
豆類 | ビターアーモンド、マカダミアナッツ |
お菓子 | チョコレート、キシリトール |
飲み物 | コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類 |
そのほか | ソーセージ、生のパン、香辛料 |
中でも特に危険な食品は、理由も解説します。
①.玉ねぎ・ネギ
玉ねぎを食べると、発熱や下痢、嘔吐などの症状が見られます。
玉ねぎだけでなく、ネギ全般食べてはいけないと覚えておきましょう。
- ニラ
- ニンニク
- 長ネギ
上記の食べ物も犬には危険です。
ほとんどの動物にとって、危険な種類の食べ物です。
玉ねぎ中毒症状になると、貧血になります。
舐めるだけでも危険なので、犬の届く範囲に置かないようにしましょう。
②.チョコレ―ト
チョコに含まれる成分の一つが、中毒症状を引き起こす要因になります。
テオブロミンという成分です。
犬はテオブロミンを分解・排出できません。
排出できず、体内に蓄積してしまうのです。
犬にとっては毒のため、蓄積されると神経や心臓に支障が出ます。
チョコに含まれる糖分やカフェインも犬にとっては、よくありません。
③.キシリトール
キシリトールは糖アルコールの一種で、ガムに含まれていることでおなじみのもの。
食べると、30分から1時間後に嘔吐や無気力などの症状が見られるのが特徴。
摂取後は数時間から2日以内で、「急性肝不全」を引き起こします。
キシリトールはガムだけでなく、クッキーやキャンディにも含まれていることも。
お菓子類は上げないようにしましょう。
④.レモン
レモンは犬にとっては、刺激が強い食べ物。
酸の刺激によって、お腹を壊す場合があります。
中毒性はないのですが、消化不良や嘔吐などのリスクはあります。
すだちやグレープフルーツといった食べ物も与えないようにして下さい。
⑤.香辛料
香辛料もレモンと同様、犬には刺激が強いです。
香辛料は、胃を刺激してしまいます。
刺激により、下痢を引き起こしてしまうことも。
具体的に与えてはいけない香辛料は、以下の通りです。
- サンショウ
- マスタード
- トウガラシ
- ワサビ
サンショウ以外の香辛料は、刺激が強いことで有名ですね。
サンショウも少し辛いことから、犬には刺激物となります。
⑥ぶどう
ぶどうを食べると、ぶどう中毒になるのです。
ぶどう中毒になると、数時間後に嘔吐する症状が見られます。
その他にも、以下のような症状がみられるケースも。
- 食欲低下
- 下痢
- 震え
- 呼吸速拍
ぶどうが原因で死亡するケースもあるので、絶対に上げないでください。
⑦.アボカド
アボカドに含まれている成分が、中毒症状を引き起こします。
「ペルシン」という成分で、多くの動物に有害です。
犬がアボカドを食べると、数日以内に下記の部位に異常が見られると言われています。
- 消化器系
- 呼吸器系
基本的には、摂取後3日以内に出現します。
与えてはいけない食材を食べてしまった時の対処法
与えてはいけない食材を食べてしまったら、病院に連れていきましょう。
中毒症状が出るので、早く吐かせることが重要。
自宅で吐かせようとせず、病院で処置をしてもらいましょう。
病院なら、吐かせた後のケアもしてもらえますよ。
中毒症状は最悪の場合、死に至ります。
医学知識のない素人は対応せず、プロの獣医師に処置してもらった方が確実です。
犬が食べても問題ない食材
「手作りごはんを与えるときは、何なら混ぜても良いの?」
といった与える食べ物で迷う方もいるでしょう。
犬に食べさせて問題ない食材は、以下の表をご覧ください。
食べ物の種類 | 食べさせても問題ない食べ物 |
---|---|
果物 | みかん、いちご、梨、下記、ブルーベリー、パイナップル、キウイ、メロン、りんご、バナナ |
野菜 | 栗、大根、ブロッコリー、パプリカ、キャベツ、レンコン、ピーマン、さつまいも、じゃがいも、きゅうり、もやし、ごぼう、パセリ |
肉類 | 鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、馬肉 |
表の食材を参考に、手作りごはんを作りましょう。
肉類を与える場合は、生肉には注意。
生肉で食べてはいけない食材もあるので、加熱処理の必要性の有無も確認しましょう。
寄生虫や細菌などが付着している肉もあるので、加熱して与える方が安全です。
乳製品はアレルギー反応に注意
乳製品は、犬に与えても問題ない食材もあります。
しかしアレルギーを持っている犬には、有害となる場合も。
乳製品を食べると、お腹を壊してしまう犬もいます。
ヨーグルトやチーズ、牛乳を与えるときは、注意してください。
アレルギーの出ない子にとっては、栄養素が豊富でとても理想的な食べ物です。
例えば、チーズは「ビタミン・カルシウム・タンパク質・鉄分」などの栄養素が含まれています。
アレルギーの原因になりやすい食材
犬のアレルギーの原因になりやすい食材を紹介します。
- 牛肉
- 鶏の卵
- トウモロコシ
- 小麦
- 乳製品
- 大豆
- 豚肉
- 穀類
同じ犬種でも個体差があるので、反応が出る子と出ない子がいます。
アレルギーとして出る症状は、以下のようなものです。
- 体をかく
- フケが出る
- 抜け毛の量が多い
- 顔や目、口回りが赤い
アレルゲンを特定するには検査を受けよう
家庭でアレルギー反応が出る食材を特定するのは、難しいです。
アレルギー検査を受けることで、愛犬の食べられない食べ物が分かりますよ。
検査をしてもすぐに結果が分かるわけでありません。
結果が出るのに、1~2週間程度かかります。
検査費用は20,000円~30,000円程度で、動物病院で行えます
事前に問い合わせをしておくことで、スムーズに検査を受けられますよ。
まとめ
この記事では、「犬が食べてはいけない食べ物と理由」や「食べても良い食べ物」を紹介しました。
以下がまとめです。
- ネギ類の食べ物は食べさせてはダメ
- レモンや香辛料といった刺激の強い食べ物も控えよう
- 食べても問題のないものでも、アレルギーを持つ場合がある
- 誤って食べてしまった場合は、動物病院で吐かせる処置をしてもらう
- 食べてはいけないものを食べると、中毒症状を起こす
- 中毒反応が起きるまでの時間は、数分から数日と食材によって振れ幅がある
いかがでしたか。
犬の与えてはいけないものと与えてよいものを把握して、栄養のあるエサを与えましょう。
犬の発育にとって、栄養のある食事は欠かせません。
タンパク質をメインとしたエサを与え、健康的な犬になるようにサポートしてあげてくださいね。
おすすめのドッグフードは、以下の記事で紹介しています。
興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。