栗は犬に与えても大丈夫な食材なのか、与える際に気をつけることはないのかについて気になりますよね。
結論から先にお伝えすると、栗は犬に与えても大丈夫な食材です。
柔らかくなるまで栗を茹でて与える際には、鬼皮と渋皮を取り除いて与えてください。
また、犬が丸呑みしないように小さく刻んで与えるのもポイントの1つです。
秋の味覚の栗を愛犬に与えようとしている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
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栗は犬に与えられる食材
栗は犬に与えても大丈夫な食材です。
生の栗は犬が消化しづらいため、与える際には加熱して与えるようにしてください。
また、栗には外側の硬い「鬼皮」と中の柔らかい「渋皮」があります。
犬に与える際には、鬼皮と渋皮は取り除いて与えるようにしましょう。
鬼皮は硬いため、犬が食べると喉に詰まる恐れがあります。
栗に含まれる成分や栄養素
栗に含まれている成分や栄養素などについてご紹介します。
- 食物繊維
- ビタミンC
- ミネラル
- 炭水化物
食物繊維
栗には、食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。
食物繊維には排便を促す効果が期待できる成分です。
そのため、犬の腸内環境を整えることに役立ちます。
ビタミン
栗は以下のようなビタミンが多く含まれている食材です。
- ビタミンA
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンE
また、ビタミンCは熱により損なわれてしまう成分とされています。
栗は加熱してもビタミンCが損なわれにくいです。
というもの、栗のデンプンがビタミンCを包んでいて熱から守る役割があるとされています。
そして、ビタミンBは、体の機能を正常に動かすサポートをする効果が期待できます。
ビタミンAやビタミンEには、抗酸化作用があり、アンチエンジング効果が期待できる成分です。
栗は犬の健康維持に役立つ成分が含まれている食材です。
ミネラル
栗には、カリウムや亜鉛などのミネラル成分も含まれています。
カリウムはむくみの予防などに効果が期待できる成分です。
また、亜鉛はビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすいとされています。
栗にはビタミンCが含まれているため、効率的に亜鉛の成分を摂取できるでしょう。
炭水化物
栗には炭水化物が多く含まれています。
炭水化物は、エネルギーの源となる成分です。
与えすぎには注意しましょう。
犬に栗を与えることで期待できる効果
犬に栗を与えることで期待できる効果についてご紹介します。
- 腸内環境の健康をサポート
- ドッグフードのアレンジで食いつきが期待できる
- 抗酸化作用を期待できる
腸内環境の健康をサポート
栗には食物繊維が多く含まれています。
食物繊維には、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。
そのため、栗を犬に与えることで、腸内の健康維持に役立つ可能性があります。
ドッグフードのアレンジで食いつきが期待できる
栗には糖分が含まれており、甘みを感じられる食材です。
食いつきが悪い犬に与えるドッグフードのトッピングとしても活用できます。
甘みがある栗をドッグフードにトッピングすることで、犬の食いつきが期待できるでしょう。
抗酸化作用を期待できる
栗はビタミンが多く含まれている食材です。
中でも、ビタミンAやビタミンEには抗酸化作用があるとされています。
抗酸化作用がある成分が含まれている栗を犬に与えることで、アンチエンジング効果が期待できます。
犬に栗を与える際の注意点
犬に栗を与える際の注意点についていくつかご紹介します。
- 柔らかく茹でる
- 鬼皮と渋皮を取り除いて与える
- 丸呑みしないように小さくして与える
- 1日に必要なカロリーの10%未満の範囲内で与える
- アレルギー反応が出ていないか観察する
- 加工食品の栗は原材料をよく確認する
柔らかく茹でる
栗を犬に与える場合は、柔らかく茹でて与えるようにしましょう。
生の栗は消化が悪いため、犬に与えるのは避けたほうが良いです。
柔らかくなるまで茹でるか蒸すかなどをし、加熱してから犬に与えてください。
鬼皮と渋皮を取り除いて与える
栗は鬼皮と渋皮で実が包まれています。
鬼皮は硬いため、犬が食べると喉に詰まらせてしまう恐れがあり、取り除いたほうが良いです。
渋皮は柔らかいですが、脂肪を分解する役割を邪魔してしまう可能性があります。
また、苦味成分のタンニンも含まれています。
そのため、栗を犬に与える場合は鬼皮と渋皮は取り除いて与えるのが良いです。
丸呑みしないように小さくして与える
栗は人間が食べるのにはちょうど良いサイズです。
とはいえ、犬が食べる場合は、細かく刻んで与えるようにしてください。
栗を丸々1粒与えると、犬が丸呑みして喉に詰まらせてしまう恐れがあるからです。
1日に必要なカロリーの10%未満の範囲内で与える
栗を犬に与える場合は、1日に必要なカロリーの10%未満にするようにしましょう。
栗には、炭水化物が豊富に含まれており、エネルギー源となります。
犬に栗を与えすぎると肥満の原因の1つになるため、与えすぎないようにしてください。
1日に必要なカロリーの10%未満の範囲内で与えるのが良いとされています。
アレルギー反応が出ていないか観察する
栗を犬に与える場合は、アレルギー反応が出ていないか観察するようにしましょう。
栗には、タンパク質が含まれており、犬の食物アレルギーを引き起こす可能性があります。
初めて栗を与える場合は、まずは少量から与えて犬の様子を観察するのが良いです。
体調に変化がないかを確認し、与えるかを判断してください。
加工食品の栗は原材料をよく確認する
人間用の栗の加工食品の場合は、原材料に栗以外のものが含まれている場合があります。
そのため、原材料をよく確認してから与えるかを判断するようにしましょう。
原材料が栗だけの加工食品は、与えられるとされています。
栗は犬に与えても大丈夫な食材
栗は犬に与えられる食材です。
栗にはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素・成分が含まれています。
そんため、犬に栗を与えることで、さまざまな健康効果が期待できます。
とはいえ、炭水化物も多く含まれているため、与えすぎには注意してください。
この記事のまとめは以下のとおりです。
- 栗は犬に与えられる食材
- 栗に含まれる成分や栄養素は食物繊維、ビタミンC、ミネラル、炭水化物など
- 犬に栗を与えることで期待できる効果は腸内環境の健康をサポート
- ドッグフードのアレンジで食いつきが期待できる
- 抗酸化作用を期待できる
- 犬に栗を与える際の注意点は柔らかく茹でる
- 鬼皮と渋皮を取り除いて与える
- 丸呑みしないように小さくして与える
- 1日に必要なカロリーの10%未満の範囲内で与える
- アレルギー反応が出ていないか観察する
- 加工食品の栗は原材料をよく確認する
栗を犬に与える場合は、柔らかくなるまで加熱して、皮と取り除いてから与えるようにしましょう。
秋になって栗が旬な季節に、愛犬にも与えようとお考えの飼い主さんはぜひ参考にしてください。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬の食べ物についての記事があります。
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