犬が夜泣きする4つの原因!吠え対策と注意点、病気のリスクも解説

犬が夜泣きする4つの原因!吠え対策と注意点、病気のリスクも解説 犬の飼い方・暮らし

「うちの子が夜中に泣いているけど、何でなのか全然分からない」

「夜泣きはどうやったら、おさまるの?」

といった愛犬が夜泣きをしており、心配なそこのあなた。

愛犬が夜泣きをしているのにも原因があります。

原因を突き止めて、対応することで夜泣きも止まるでしょう。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 夜泣きの原因と対策
  • 夜泣きの注意点
  • 病気の可能性について

愛犬の夜泣きを直したい方は、必見の内容です。

夜泣きの4つの原因と対策

夜泣きの原因と対策

犬が夜泣きをするのには、理由があります。

考えられる原因は、以下の4つです。

  • 不安で辛い
  • 身体的欲求を表現している
  • 寝心地が悪い
  • 病気の可能性がある

一つ一つの原因と対策は、以下の通りです。

原因①.不安で辛い

子犬によく見られる原因です。

犬はもともと、集団で生きる動物。

子犬は産まれた当初、お母さん犬や兄弟と一緒に寝ていたでしょう。

しかし、新たに迎え入れられた環境に慣れていないのです。

一人ぼっちで寝るのが、不安で辛い状況。

だから、夜泣きをして「かまってほしい」と表現しているのです。

原因①の対策

一人ぼっちにしないようにしましょう。

以下のような対策を取りましょう。

  • 同じベッドで一緒に寝かせてあげる
  • 人間用ベッドのそばに、犬用の寝床を設置してあげる
  • 犬が寝ている部屋で一緒に寝てあげる

愛犬を今後、別室で寝かせる予定なら、犬が寝ている部屋で寝てあげるのがおすすめ。

一時的に寝室に連れてきて一緒に寝ても、別室で寝ることになったら、夜泣きをする可能性があるからです。

不安で寂しいときは、アナログ時計をそばに置いてあげるのも有効。

規則的に音がなるものをそばに置くと、犬は安心するからです。

原因②.身体的欲求を表現している

身体的な不満があり、それを表現していると考えられます。

例えば、以下のようなものです。

  • お腹が空いた
  • トイレをしたい
  • 運動不足でもやもやしている
  • 喉が渇いた
  • 体の一部やお腹が痛い
  • 眠れない

運動不足や生活習慣の乱れでも眠れず、夜泣きをしてしまうことがあります。

原因②の対策

原因と思われる行動に、一つ一つ対応しましょう。

  • 運動不足なら、遊んであげて解消してあげる
  • 散歩の頻度を増やしてあげて、愛犬のストレスを溜めないようにする
  • エサの量が少ないなら、量を増やしてあげる
  • いつでもトイレできる環境で寝かせてあげる
  • 夜は出来るだけ早く、テレビを消す
  • 朝の時間帯に散歩に出かけ、太陽の光を浴びせる

上記のように、一つ一つ試してみましょう。

生活習慣の乱れの場合は、少しずつ時間を調整していき、正しいリズムに戻してあげてください。

原因③.寝心地が悪い

寝る場所の環境が悪く、落ち着かないときにも吠えます。

例えば、以下のようなときです。

  • ケージの中に閉じ込められるのが嫌
  • 寝る環境が広すぎて落ち着かない
  • トイレの場所が近くて、臭いが気になる
  • 光っているものがあり、気になって眠れない
  • 音がうるさい

愛犬が寝る環境で、いつもと変わったことはありませんか?

いつもと同じ環境なのに、急に夜泣きをするようになったのであれば、この原因は当てはまりません。

原因③の対策

環境の中で原因だと思われるものを、取り除いてあげましょう。

例えば、以下のように対策しましょう。

  • トイレの位置が近すぎるなら、遠ざけてあげる
  • 音がうるさいなら、静かな部屋に寝床を変えてあげる
  • 犬の寝床から、光っているものを取り除いてあげる

など原因と思われるものをつき止めましょう。

原因④.病気の可能性がある

原因①~③が当てはまらない場合は、病気の可能性もあります。

認知症や脳に関わる病気かもしれません。

特にシニア犬になって夜泣きするようになった場合は、認知症の可能性が高いです。

認知症の場合は以下のような症状も同時に見られるので、確認してみてください。

  • 意味もなくグルグルと歩く
  • 何もないところを長時間見ている
  • できていたことができなくなってしまう
  • 家族に対する態度が変わった

原因④の対策

病院に連れていきましょう。

病気なら早期発見が大切な場合もあります。

認知症は進行する病気なので、早急に治療することをおすすめします。

動物病院で病名を診断してもらいましょう。

生活習慣や食べ物の改善、サプリメントなど具体的な対策を提示してくれますよ。

犬が夜泣きしているときの3つの注意点

夜泣きしている時の注意点

犬が吠えているときは、以下の3点を念頭に置いて対応しましょう。

  • 長引かせない
  • 叱らない
  • 近所に迷惑が掛からないように対策しよう

長引かせない

早めに対処して、慢性的に吠えないようにさせましょう。

頻繁に吠えており、長期に渡って対応すると、犬が覚えてしまうからです。

「吠える=飼い主が来てくれる」という認識になってしまいます。

短期で原因を突き止め、夜泣きをやめさせる心構えでいましょう。

叱らない

犬が夜泣きしていても、叱ってはダメ。

無駄に吠えているのではなく、原因があって吠えているのです。

犬も動物上、吠えることがあります。

吠えることを止められると、ストレスになるでしょう。

近所に迷惑が掛からないように対策しよう

夜泣きがあまりにもひどい場合は、防音対策をしましょう。

  • 壁の厚い部屋で寝かせる
  • 窓際で寝かせない
  • 壁に防音対策になるものを張り付ける

など、近所迷惑にならないように注意してください。

夜泣きが止まらないなら動物病院を受診してみよう

止まらないなら動物病院へ

4つの原因と対策を説明しましたが、解決しない場合は病院で診てもらいましょう。

病院に連れて行く前に、動画を撮影しておくと良いです。

「犬が吠えている様子」や「周りの部屋の状況」を撮影しておくと、原因を見つけやすくなります。

夜泣きが止まらない場合は、抱え込まず一度病院に連れて行ってください。

具体的な対処法を教えてくれたり、安定剤などを処方してくれたりしますよ。

まとめ

この記事では、「夜泣きの原因と対策」「夜泣きのときの注意点」を紹介しました。

以下がまとめです。

  • 夜泣きの原因は心理的、身体的など様々
  • 原因を突き止めて、取り除いてあげることが大切
  • 夜泣きは短期で解決することが重要
  • シニア犬になってから夜泣きをするようになった場合、認知症の可能性がある
  • 認知症は進行するので、早めに病院で診てもらうことが重要
  • さみしがり屋な子が泣いているなら、一緒に寝てあげよう

いかがでしたか。

愛犬が夜泣きをしていると心配になるし、近所に迷惑をかけていないか不安ですよね。

原因を突き止めて、対策をしてあげましょう。

愛犬のことをより理解できるようになって、信頼関係を深めていきましょう。

夜泣きではなく、犬が吠える理由を知りたい方はコチラの記事もご覧ください。

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