「そばって犬に与えても大丈夫?アレルギーとかあるの?」
「つゆのついたそばは与えてもいい?」
といった犬にそばを与えてもいいか調べているそこのあなた。
結論を言うと、アレルギーの犬以外は、そばを与えても問題ありません。
与える際は、茹でて味付けしていない状態で与えましょう。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 犬へのそばの与え方・適量
- 犬にそばを与える際の注意点
- そばに含まれている栄養素
犬にそばを与えたい方は必見の内容です。
犬にそばを与えても問題ない
結論から言うと、小麦アレルギーの犬以外なら、そばを与えても問題ありません。
小麦アレルギーを持っている犬に与えない方が良いです。
そばは人間でも、アレルギーが出る人もいる食材。
しかし、犬でそばアレルギーが見られるケースは少ないです。
そばは栄養価の豊富な食べ物。
そばの実を砕いて、そば粉にします。
そば粉と小麦粉、水を混ぜた食材がそばです。
そばに含まれている栄養素
そばに含まれている栄養素は、以下の通りです。
- ルチン
- 食物繊維
- ビタミンB1,B2
ルチン
ルチンにより期待できる効果は、以下の通りです。
- 高血圧の予防
- 毛細血管を強化
- ビタミンc吸収を促す
ルチンは水に溶け出してしまいます。
茹でた時の湯も一緒に与えることが良いでしょう。
食物繊維
食物繊維は適量を摂ると、整腸作用があります。
最近、便秘気味の犬に与えるのがおすすめですよ。
米の9倍の食物繊維を含んでいます。
食物繊維は適量なら整腸作用があります。
しかし、過剰な量を与えると便トラブルを引き起こすことも。
量を少しずつ調整して、便の様子を見て適量を把握しましょう。
ビタミンB1,B2
ビタミンB1,B2を摂取すると、以下の効果が期待できます。
- 疲労回復
- 免疫力の向上
- 皮膚・粘膜の健康維持
犬にそばを与えるときの量
犬にそばを与えるときは、以下の表を参考にしてください。
犬のサイズによって、適量は違います。
犬のサイズ | 与えてもいい目安量 |
---|---|
3kg | 13g前後 |
5kg | 25g前後 |
10kg | 35g前後 |
15kg | 45g前後 |
20kg | 60g前後 |
30kg | 90g前後 |
そば(乾麺)一本あたりの重量は、100g。
あくまでメインは、総合栄養食のドッグフードをメインに与えましょう。
そばは、犬の健康にも良い栄養素が豊富です。
しかし、一つの食品のみを与えすぎると、栄養が偏ってしまいます。
犬に必要な栄養がバランスよく取れるドッグフードをメインに与えるべきです。
犬へのそばへの与え方と注意点
犬へそばを与える際は、以下のポイントを守って与えましょう。
- 茹でて柔らかくする
- 茹でた後、冷ましてから与える
- 細かく切ってから与える
- 調味料で味付けをしない
以上の点を守って、与えましょう。
犬に与える際は、調味料を加えないでください。
人間用に味付けされたものを1本程度与えるのもNG。
例えば、麺つゆをつけたものは犬には塩分が多いです。
ネギなどがトッピングされたものだと、エキスが溶けてそばに付着してる場合もあるでしょう。
犬がネギを食べると中毒症状を起こすほど、危険です。
ネギと同じ器に入ってしまったそばは、与えないようにしましょう。
子犬にはそばを与えない方がいい
子犬には与えない方がいいです。
消化器官も十分に発達していないからです。
食物繊維も豊富なので、便トラブルにもなりかねません。
与えるなら離乳が終えてから、与えましょう。
犬にはそばに食物アレルギーを持つ犬もいる
事例としては少ないですが、食物アレルギーを持つ犬もいます。
初めて与える際は量に注意してください。
小麦が含まれているそばもあるので、小麦アレルギーの犬は要注意。
アレルギーの場合に、見られる症状は以下の通りです。
- 口周りの腫れ
- かゆみ
- 下痢
- 嘔吐
- 湿疹
与えた後にこれらの症状が見られた場合、アレルギーの可能性があります。
重症の場合、アナフィラキシーショックを起こす場合も。
アナフィラキシーショックになると、以下のような症状が見られます、
- 呼吸困難
- 失禁
犬がアレルギーを起こしやすい食べ物を知りたい方は、以下の記事もぜひご参考ください。
アレルゲンを特定する方法についても、詳しく記載されているのでぜひご覧ください。
そば以外に犬に与えてもいい食べもの
豆腐以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。
犬が食べてもいい野菜について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。
- きゅうり
- ブロッコリー
- いちご
- バナナ
- りんご
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- まぐろ
- さけ
- さば
食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。
種類 | 食べてはいけない食べ物 |
---|---|
果物 | レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち |
野菜 | ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ |
魚介 | カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ |
豆類 | ビターアーモンド、マカダミアナッツ |
お菓子 | チョコレート、キシリトール |
飲み物 | コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類 |
そのほか | ソーセージ、生のパン、香辛料 |
食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
食べてはいけない危険な食べ物について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬にそば湯を与えても問題はない
そば湯とは、そばを茹でた後の残り汁のこと。
そばから溶けたルチンが含まれているので、茹で汁もぜひ与えて下さい。
茹で汁も火傷しない程度に冷ましてから、与えましょう。
ちなみに、そば茶も与えてもOK。
そば茶はそばの原材料と同様、「そばの実」で作られる飲みもの。
そばと同様に風味や香りを楽しめますよ。
そうめんやうどんも犬に与えて問題ない
基本的には、うどんやそうめんも犬に与えてOK。
うどんとそうめんは原材料が同じです。
- 小麦粉
- 塩
- 水
両方、これらの原材料で作られています。
小麦アレルギーの犬には、与えないようにしましょう。
うどんもそうめんも与える際は、茹でて柔らかくしてから与えるようにしましょう。
まとめ
この記事では、「犬へのそばの与え方」と「そばに含まれている栄養素」について解説しました。
以下がまとめです。
- アレルギーの犬以外、そばを与えても問題はない
- そばを与える際は、茹でてから与えよう
- 茹でるとルチンが溶けてしまうので、そば湯として与えるのがおすすめ
- そばを与える際は、適量を把握して与えよう
- そばには小麦が原料の食材もあるので、小麦アレルギーの犬は注意
- そば茶もそばと同様、与えても問題ない
- 調味料が加わったそばは、与えてはならない
いかがでしたか?
そばは栄養素が豊富な食べ物。
アレルギーのない犬には、ぜひ与えてみてください。
はじめは少量から与えてみるのが、安全なのでおすすめですよ。