「うちの子メロンを欲しがってるけど、食べさせても大丈夫かしら?」
「どのくらいの量なら与えていいの?そのまんま与えて大丈夫?」
といった愛犬にメロンを与えて良いのか分からず、困っているそこのあなた。
犬はアレルギーが出る子以外は、メロンを与えても大丈夫です。
しかし糖分が多いので、与えすぎると肥満になってしまうって知っていましたか?
この記事では、以下の内容について説明します。
- メロンに含まれている栄養素
- 犬に与える際の量や注意点
- メロンのアレルギー反応について
- 犬がスイカ以外に食べられる果物
メロンの与えていい目安量や与え方を知りたい方は、必見の内容です。
犬はメロンを食べても問題ない
結論から言うと、犬はメロンを食べても大丈夫。
有害な成分は入っていないので、アレルギー反応を示す犬以外には与えてOK。
しかしメロンは、積極的に与えるほど良い食べ物ではありません。
糖分が多いため、食べ過ぎると糖尿病や肥満のリスクも高まります。
またメロンに含まれているククミシンという成分は、喉にイガイガする刺激を与える可能性もあるのです。
ククミシンは一方で、消化吸収をサポートする役割もあります。
水分を85%程度含んでいますが、糖分も多いので、与えすぎには十分注意してください。
メロンに含まれている栄養素
メロンに含まれている栄養素はたくさんあります。
- 食物繊維
- 糖質
- たんぱく質
- ビタミンC
- カリウム
- βカロテン
- 糖分
繊維質は消化しにくく、下痢の原因になります。
しかし食物繊維やククミシンといった消化を促進する栄養素も含まれていますよ。
メロンを食べると、期待できる効果は以下の通りです。
- 皮膚・粘膜の健康維持
- がん予防
- 動脈硬化の予防
- 老化防止
犬にメロンを与えるときの量
犬にメロンを与えるときの目安は、必要カロリー(1日あたり)の10%程度を目安にしましょう。
犬のサイズによっても目安量は違うので、詳細は表をご覧ください。
犬の体重 | 与える量 |
---|---|
4kg未満 | 60g |
8kg以下 | 100g |
25kg以下 | 240g |
25kg~ | 350g |
メロンは糖分が多く、与えすぎると肥満にもなりやすいです。
良い影響は薄いので、与えすぎはNG。
主食はドッグフードを与えてください。
メロンは、あくまでおやつとして与えてください。
犬へのメロンの与え方
メロンを与えるときは、果肉だけを与えてください。
皮と種は消化不良を起こしやすいので、取り除いて与えましょう。
消化不良を起こすと下痢を起こす恐れがあります。
特に皮は固いので、要注意です。
メロンは生のままで与えてOK。
一口サイズになるように、サイコロ状に切ってあげましょう。
メロンにはアレルギーを持つ犬もいる
メロンにアレルギー反応を示す犬もいます。
具体的な症状は、以下のようなものです。
- 呼吸困難
- 下痢
- 嘔吐
- かゆみ
- 目の充血
メロンを食べた後に、上記の症状が現れた場合は動物病院へ連れて行ってください。
愛犬に初めてメロンを与えるときは、量を少なめにしましょう。
アレルギーを持っている場合は、上記のような症状が出るからです。
はじめは様子を見て少なめに与えて、徐々に量を増やしていくと良いでしょう。
犬がアレルギー反応を示しやすい食べ物を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬のアレルギーが出やすい8つの食べ物!特定方法と対処法を解説
メロンは腎臓・心臓が弱い犬には与えてはならない
メロンはカリウムが豊富なので、腎臓や心臓が弱い子には与えないようにしましょう。
カリウムは血圧を下げる効果が期待できます。
しかし腎臓の弱い子は、カリウムの過剰摂取はよくありません。
過剰に摂りすぎたときに、うまく排泄できないからです。
腎臓の弱い子はカリウムが溜まりやすくなっています。
不整脈・低血圧などの症状も出る恐れがあります。
与えると危険なので、腎臓や心臓が弱い子には与えないようにしてください。
メロン以外に与えてもよい食べ物
「スイカ以外にも、果物のレパートリーを増やしたい」
「犬が食べても問題がない果物って何?」
といった方のために、犬が食べても良い果物を紹介します。
食べても良い果物は以下の通りです。
- いちご
- りんご
- ばなな
- さくらんぼ
- ライチ
- 桃
- 柿
- アセロラ
与える際は、皮や果物を取り除いてあげてくださいね。
与えてはいけない果物は、以下の通りです。
- ブドウ
- イチジク
- ドライフルーツ
- レモン
より詳しく食べてもよいもの・よくないものを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
果物だけでなく、野菜について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬が食べれる野菜!食べ物の栄養素や食べてはいけない野菜も解説
まとめ
この記事では、「メロンを与える方や目安の量」や「メロンに含まれる栄養素」について紹介しました。
以下がまとめです。
- 犬もメロンを食べれる
- 糖分が多いので、与えすぎには注意
- 与えるときは、種や皮は取り除いてあげよう
- 皮や種は消化不良を起こしやすく、下痢の原因になる
- カリウムが多く含まれているので、腎臓・心臓の弱い子には与えてはならない
- アレルギー症状を示す犬もいる
- メロンは積極的に与えるほどの健康的な食材ではない
- 主食ではなく、あくまでおやつとして与えよう
いかがでしたか。
メロンを与える際は、愛犬の成長度合に合わせて適量を与えてくださいね。
あくまでメロンはおやつとして、ドッグフードを主食にしてください。