「とうもろこしって生で与えても大丈夫?」
「とうもろこしはどのくらいなら与えてもいいの?」
といった愛犬にとうもろこしを与えていいのか困っているそこのあなた。
とうもろこしは食べても問題ありませんが、加熱してから与えましょう。
加熱しないと皮が硬いため消化できず、下痢になる恐れがあるって知ってましたか。
この記事では、以下の内容について解説します。
- とうもろこしに含まれる栄養素
- とうもろこしの与え方・注意点
- 与えるときの目安の量
- とうもろこし以外に与えてもよい食べ物
- とうもろこしのアレルギー症状
与えていい目安の量や与え方について知りたい方は、必見の内容です。
犬がとうもろこしを食べても問題ない
とうもろこしはアレルギー反応を持つ犬以外、与えても問題ありません。
栄養が豊富で、ドッグフードの原材料としても使われる食べ物です。
とうもろこしを与えるときは、あくまでおやつとして与えましょう。
主食は総合栄養食のドッグフードなど、必要な栄養を満たせるエサを与えてください。
とうもろこしは与えすぎも良くありません。
消化不良や肥満の原因になります。
犬にとうもろこしに含まれている栄養素
とうもろこしは主成分がタンパク質です。
カリウムが豊富なのも特徴の一つ。
とうもろこしにある栄養素は、以下の通りです。
- ビタミン類(B1,B6)
- ミネラル
- 食物繊維
- カリウム
- 葉酸
期待できる効果は以下の通りです。
- 疲労回復
- 消化不良の改善
- 老廃物の排出
とうもろこしに豊富に含まれているカリウムには、体内の水分をコントロールする役割もあります。
水分とカリウムを適量摂取すると、脱水予防にもなりますよ。
犬にとうもろこしを与えるときの量
犬に与えるときは、過剰に与えすぎないように注意してください。
目安の摂取カロリーは一日あたりの必要量の10%以内。
犬のサイズによって適量が異なるので、詳細は以下の表をご覧ください。
犬の体重 | 与える量 |
---|---|
4kg未満 | 30g |
8kg以下 | 50g |
25kg未満 | 110g |
25kg~ | 250g |
とうもろこしの一本あたりの重量は、約350gです。
体重に合わせて、目安の量を与えてくださいね。
与えすぎによる健康上のリスクは、以下の通りです。
- 肥満になる
- 消化不良になる
糖質が多いため、肥満にもなりやすいです。
犬へのとうもろこしの与え方と注意点
とうもろこしを与えるときのポイントは、以下の通りです。
- 生で与えてはいけない
- 「茹でる」や「蒸す」などの加熱処理をして与えよう
- 味付けはしてはならない
- 加熱後は必ず、冷ましてから与える
- とうもろこしの芯は絶対に与えない
とうもろこしは生では固いため、加熱してから与えてください。
固い状態で与えると、消化不良の原因になります。
下痢を起こしやすい子には、すりつぶして与えると良いでしょう。
芯も必ず与えないでください。
誤って飲み込むと手術が必要な場合もあります。
呼吸困難のリスクも高まるため、絶対に与えないでくださいね。
とうもろこしにはアレルギーを持つ犬もいる
とうもろこしを食べると、アレルギー症状が出る犬もいます。
ドッグフードの原材料にとうもろこしを与えている場合も注意してください。
加工されたトウモロコシではなく、無加工の状態で与える場合では反応が異なる場合があります。
初めて食べさせるときは、3粒程度の数粒から始めましょう。
徐々に増やしてあげてください。
アレルギー症状としてみられるものは、以下の通りです。
- かゆがる
- 湿疹
- 目の充血
- くしゃみ・鼻水
- 下痢
- 嘔吐
以上の症状が食べさせた後に見られた場合は、動物病院へ連れていきましょう。
とうもろこしは便秘気味の犬におすすめ
トウモロコシは食物繊維が多く含まれているため、便秘にお悩みの犬におすすめです。
食物繊維は「腸の掃除役」とも言われている食材。
整腸作用も持つ栄養成分です。
犬の腸内環境を整えてくれますよ。
便秘気味の子には、とうもろこしの食物繊維で腸のぜん運動を促しましょう。
とうもろこし以外に与えてもよい食べ物
とうもろこし以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。
食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。
- きゅうり
- ブロッコリー
- いちご
- バナナ
- りんご
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- まぐろ
- さけ
- さば
食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。
種類 | 食べてはいけない食べ物 |
---|---|
果物 | レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち |
野菜 | ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ |
魚介 | カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ |
豆類 | ビターアーモンド、マカダミアナッツ |
お菓子 | チョコレート、キシリトール |
飲み物 | コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類 |
そのほか | ソーセージ、生のパン、香辛料 |
食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬が食べても大丈夫な食べ物!含まれている栄養素や与え方も解説
まとめ
この記事では、「とうもろこしを与える際の量・注意点」や「とうもろこしに含まれている栄養素」について解説しました。
以下がまとめです。
- 犬にとうもろこしを与えても問題ない
- アレルギー症状を示す犬もいるので、初めて与える際は注意
- 初めて与える際は、3粒程度で様子を見よう
- とうもろこしは加熱して、皮を柔らかくしてから与えよう
- とうもろこしの芯は絶対に与えてはいけない
- 食物繊維が豊富なので、便秘気味の犬におすすめ
- とうもろこしの与えすぎは、肥満や消化不良を引き起こす
- とうもろこしはおやつとして、少量を与えよう
いかがでしたか。
おやつは愛犬が喜ぶものを与えたいですよね。
喜ぶからといって、過剰に与えすぎないように注意してください。