犬にさつまいもを与えても大丈夫？注意点や適切な量を解説

「さつまいもって犬に与えても大丈夫？甘いからよくないの？」

「皮は与えてもいいの？生は固いからさすがにダメ？」

といったさつまいもを愛犬に与えてよいか迷っているそこのあなた。

結論を言うと、犬にさつまいもを与えても基本的には問題ありません。

アレルギーを持つ子や心臓病・腎臓病のある子に与える際は、注意が必要です。

この記事では、以下の内容について説明します。

• さつまいもの与え方と注意点
• さつまいもに含まれている栄養素
• さつまいもを与える際の適切な量

さつまいもの正しい与え方や注意点を把握しておきたい方は、必見の内容ですよ。

犬がさつまいもを食べても問題ない

結論を言うと、アレルギーの犬以外には、サツマイモを与えても問題ありません。

サツマイモは栄養素が豊富です。

主成分がタンパク質でできているので、エネルギー源にもなる優秀な食べ物。

食物繊維が含まれているので、便秘の犬におすすめ。

整腸作用が食物繊維には含まれているので、便秘改善が期待できますよ。

さつまいもに含まれている栄養素

さつまいもに含まている栄養素は、以下の通りです。

• ビタミンA
• ビタミンC
• 食物繊維
• βカロテン
• カリウム
• クロロゲン酸

期待できる効果は以下の通りです。

• 目、筋肉、神経、皮膚の健康維持
• 免疫力の向上
• 余分な体内の塩分の排出
• 抗酸化作用
• 整腸作用

犬にさつまいもを与えるときの量

さつまいもを与える際は、おやつ程度の量を与えてください。

目安は、犬が1日に必要とするカロリーの10%程度。

犬のサイズによっても違うので、目安量は以下の表を参考にしてください。

さつまいもは100gあたり130kcal程度。

1本で約200gあるので、260kcal程度です。

与えてよいカロリーと量を把握して、与えてくださいね。

犬へのさつまいもの与え方と注意点

サツマイモを与え方と注意点は、以下の通りです。

• 加熱(蒸す・焼く)してから与える
• 皮は与えても良いが、消化しづらいため与えない方が良い
• 胃腸の弱い子には、皮は与えてはならない
• 加熱後に冷ましてから与える
• 細かく切って、一口サイズにしてから与える

生のままは与えないようにしてください。

固いため、犬には消化しづらいです。

消化しづらいので、下痢や嘔吐などの消化器症状を起こす恐れもあります。

生ではデンプンが多いため、消化しづらいです。

与えすぎることの健康上のリスク

さつまいもを目安量以上に与えることの健康上のリスクは、以下の4点です。

• 高カロリーで、糖質も高いので肥満になる恐れがある
• 甘いので好物になりやすく、主食を食べなくなってしまう
• 食物繊維の摂りすぎによる、便トラブルを起こしてしまう

食物繊維は適量であれば、整腸作用があり便トラブル解消に役立ちます。

しかし与えすぎると、下痢や軟便などのトラブルを起こしてしまいます。

過剰な量を与えてよい食材ではないことを理解しておいてください。

さつまいもにはアレルギーを持つ犬もいる

他の食べ物と同様、さつまいもにアレルギーを持つ犬もいます。

しかしさつまいもは比較的、アレルギーを起こしにくい食材です。

初めて与える際は、少量から与えて症状が起きないか確認するのがおすすめ。

見られる症状は、以下の通りです。

• 下痢
• 嘔吐
• 体のかゆみ

与えた後にこれらの症状が見られた際は、アレルギーの可能性があります。

症状が深刻な場合、動物病院へ連れていきましょう。

消化器機能の弱い子に与える際は、皮は向いて与えましょう。

心臓病・腎臓病のある子に与える際は獣医に確認

腎臓病や心臓病の犬には与えることはおすすめしません。

さつまいもには、カリウムが含まれているからです。

腎臓病・心臓病のある子は、カリウムが排出されにくいです。

体内に溜まってしまうので、心臓関係の疾患を引き起こす恐れがあります。

具体的な疾患は、以下の通りです。

• 低血圧
• 不整脈

与えるのは、獣医師に確認してからにしましょう。

さつまいも以外に与えてもよい食べ物

さつまいも以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。

食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。

• きゅうり
• ブロッコリー
• いちご
• バナナ
• りんご
• 鶏肉
• 牛肉
• 豚肉
• まぐろ
• さけ
• さば

食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。

食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べても大丈夫な食べ物！含まれている栄養素や与え方も解説

まとめ

この記事では、「さつまいもの与え方と注意点」や「含まれている栄養素」について解説しました。

以下がまとめです。

• さつまいもは基本的に、与えても問題ない
• 高カロリー・糖質が高いので、与えすぎは良くない
• 加熱(蒸す・焼く)してから与えよう
• 生では固く、消化に悪いので、与えてはならない
• 主食にはドッグフードを与え、さつまいもはおやつに与えよう
• 腎臓病や心臓病を持つ子に与える際は、獣医師に相談しよう

いかがでしたか。

さつまいもを与える際は、適量を与えることを心がけてくださいね。

初めて与える際は、少量から試してみましょう。

犬の喜ぶ食材をおやつに与えて、健康をサポートしましょう。