犬にアーモンドを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説

犬にアーモンドを与えてもいいの?栄養や量・注意点を解説 犬の食べ物

「アーモンドって味が濃くないから、与えても大丈夫?」

「粒で与えても大丈夫なの?喉に詰まったりするの?」

といった犬にアーモンドを与えてよいのか調べているそこのあなた。

犬にアーモンドを与えても問題ありません。

しかし食べすぎると高カロリーのため、肥満になりやすいので注意してください。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • アーモンドを与える際の注意点・与え方
  • アーモンドに含まれる栄養素
  • アーモンドを与える際の目安量
  • ナッツ類の与えてよい食べ物・悪い食べ物

アーモンドの正しい与え方や適切な量を知りたい方は、必見の内容です。

犬がアーモンドを食べても問題ない

 

アーモンド

犬にアーモンドを与えても問題ありません。

しかし食材に含まれる栄養素が少なく、カロリーも高いため、積極的に与えるべき食べ物ではありません。

高脂肪な食べ物なので、子犬には与えないでください。

アーモンドは過剰に与えると、問題になりやすい食べ物です。

健康面で悪影響が出やすいので、あくまで適量をあたえることを厳守してくださいね。

アーモンドに含まれている栄養素

 

アーモンド 栄養素

アーモンドに含まれている栄養素は、以下の通りです。

  • リン
  • ビタミンE

期待できる効果は、以下の通りです。

  • 骨を強くする
  • 抗酸化作用

ビタミンEに含まれる抗酸化作用は、激しい運動をしたときに筋肉の損傷を軽減させる効果があります。

細胞の酸化ストレスも抑えられるので、老化が原因の病気対策にもなります。

犬にアーモンドを与えるときの量

 

アーモンド 与えてもいい量

アーモンドを与える量は、犬が1日に必要とする摂取カロリーの10%としましょう。

例えば、1歳で9kgの犬の必要カロリーは582kcal。

582kcalの10%は、58kcal。

アーモンドは、1粒当たり6~7kcalです。

つまり、8粒程度が適量となります。

お菓子として、適量を与えてくださいね。

犬の必要摂取カロリーは体重や年齢によって、違います。

詳細は、以下の表をご覧ください。

体重 必要カロリー量
2kg 230kcal
4kg 340kcal
10kg 660kcal

適量を計算するときの目安量として、使って下さいね。

脂質が50%以上で高カロリーなので、食べさせすぎると肥満になってしまいます。

犬へのアーモンドの与えるときの注意点

与えるときの注意点は、以下の通りです。

  • アーモンドチョコは与えてはならない
  • 人間用に調味料が加えられたものは与えてはならない
  • 粒のまま、与えてはならない
  • スライスアーモンドは与えてはならない

アーモンドは固く消化しづらい食材なので、粉々にして与え下さい。

砕かずに与えてしまうと、喉や腸に詰まらせる恐れもあります。

腸に詰まってしまうと、脳閉塞になってしまう恐れも。

過剰摂取をすると、消化不良・消化器症状、元気がない、

胃や腸に詰まると、腸閉塞となる

アーモンドにはアレルギーを持つ犬もいる

 

アーモンド 食物アレルギー

アーモンドも他の食べ物と同様、アレルギーが出てしまう犬もいます。

初めて与える際は、少量を与えるようにしてください。

1粒の5分の1程度の欠片を与えてみることから始めましょう。

異常が出なければ、徐々に量を増やしてみて下さい。

アレルギーの場合、以下の症状が見られます。

  • 下痢
  • 嘔吐

誤って与えすぎて症状が見られる場合は、病院で診てもらってください。

アーモンド以外のナッツは中毒を起こしてしまう食材もある

 

アーモンド ナッツ類の危険な食材

アーモンド以外のナッツの中には、与えてはいけないものもあります。

以下のナッツ類の食べ物は与えてはいけません。

  • マカダミアナッツ
  • ビターアーモンド

これらの食材を与えると、ナッツ中毒を引き起こす恐れがあります。

ナッツ中毒になると、見られる症状は以下の通りです。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 痙攣

与えてもよいナッツ類の食材

以下のナッツであれば、与えても問題ありません。

  • クルミ
  • ピスタチオ
  • アーモンド
  • カシューナッツ

中毒症状は出ませんが、与えすぎは良くありません。

摂取カロリーなどを基準に、適量を与えましょう

アーモンド以外に与えてもよい食べ物

野菜

とうもろこし以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。

食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。

  • きゅうり
  • ブロッコリー
  • いちご
  • バナナ
  • りんご
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉
  • まぐろ
  • さけ
  • さば

食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。

種類 食べてはいけない食べ物
果物 レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち
野菜 ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ
魚介 カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ
豆類 ビターアーモンド、マカダミアナッツ
お菓子 チョコレート、キシリトール
飲み物 コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類
そのほか ソーセージ、生のパン、香辛料

食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

まとめ

 

アーモンド まとめ

この記事では、「アーモンドを与える際の量・注意点」「アーモンドに含まれている栄養素」について解説しました。

以下がまとめです。

  • アーモンドは与えても問題ない
  • 栄養価の高い食べものではないので、与えない方が良い
  • 食べすぎると、塩分過剰摂取や消化不良、肥満になる恐れがある
  • 与えるときは、粉々に砕いて与えよう
  • アーモンドチョコなどの加工品は与えないようにしよう
  • 初めて与える際は、アレルギーの可能性を考慮して少量を与えよう

いかがでしたか?

アーモンドは積極的に与えて良い食材ではありませんが、食べることは問題ありません。

適切な与え方で、適量を与えてくださいね。

カロリーが高いので、太り気味の子には与えないようにしてください。