犬ってそうめんを食べてもいいの?与え方や注意点・量・アレルギーについて解説

犬ってそうめんを食べてもいいの?与え方や注意点・量・アレルギーについて解説 犬の食べ物

「そうめんって与えてもいいの?中毒症状とか起こす?」

「どのくらいの量まで、与えていいの?味付けはしない方がいい?」

といった愛犬にそうめんを与えてもいいか調べているそこのあなた。

結論を言うと、犬にそうめんを与えても問題ありません。

小麦粉が含まれているので、小麦アレルギーの犬には与えないようにしましょう。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 犬へのそうめんの与え方と注意点
  • そうめんを与える際の適量
  • そうめんに含まれている栄養素

犬へのそうめんの安全な与え方を知りたい方は、必見の内容です。

犬にそうめんを与えても大丈夫

そうめん

アレルギーを持つ犬以外、与えても問題ありません。

そうめんの原料には小麦粉が含まれているので、小麦アレルギーの犬には与えないようにしましょう。

そうめんを与える際は、生ではなく、茹でて柔らかくしたものを与えましょう。

加熱後の粗熱はとって、冷ました状態で与えるようにしてください。

犬にそうめんを与える際は、適量を把握して与えるようにしましょう。

塩分や食物繊維の摂りすぎで、体調を崩す恐れがあるからです。

そうめんに含まれている栄養素

そうめんに含まれている栄養素は、以下の通りです。

  • タンパク質
  • 炭水化物
  • ナトリウム

タンパク質

タンパク質は犬にとっても最も必要な栄養素。

たんぱく質を摂ることで期待できる効果は、以下の通りです。

  • 皮膚や被毛の健康維持
  • 筋肉の成長・状態の維持
  • 満腹感の持続

血液や筋肉を作る上でも必要な成分です。

ドッグフードにも多く含まれている栄養素の一つ。

不足すると、皮膚や皮毛の健康状態が悪化するので、積極的に与えましょう。

炭水化物

炭水化物は腸の健康維持に役立つ栄養素。

犬が活発に動くため・運動するためのエネルギー源にもなります。

炭水化物が不足すると、疲れやすくなってしまいます。

ナトリウム

ナトリウムを摂取することで得られる効果は、以下の通りです。

  • 体内の水分バランスの調整
  • 尿路結石のリスクの低下
  • 細胞内外の浸透圧を一定の値に維持する

犬にそうめんを与える際の適量

犬 ごはん

そうめんを与える際は、おやつ程度の量を与えるようにしてください。

目安の量は、「犬が必要とする摂取カロリーの20%」程度。

与える際の目安の量は、以下の表をご覧ください。

犬のサイズ 与えてもいい量
5kg 50g(1/2束分)
15kg 100g(1束分)
30kg 200g(2束分)

この表はあくまで目安にしてください。

日頃の運動量や成長段階によっても異なります。

乾燥した状態のそうめんは1本あたり100gのものが多いです。

5kgの犬に与える際は半分におって、半分だけ与えましょう。

そうめんはカロリーが高い

茹でたそうめん1束分のカロリーは172kcal。

茹でる前の一束分の重さは、100g。

茹でると一本あたり135gになります。

カロリーが高いため、与え過ぎると肥満になるので注意して下さい。

食物繊維も含まれており、およそお米の約4倍。

与え過ぎると下痢や軟便などの便トラブルを引き起こすことも。

犬へのそうめんの正しい与え方と注意点

そうめんを与える際は、以下のポイントを守って与えてください。

  • 細かく切ってから与えよう
  • 味付けはしない
  • 加熱した後塩分を水で洗い流す
  • 常温まで冷ましてから与える
  • ネギなどと一緒に入ったそうめんは与えない

そうめんは細かく切ってから与える

細かく切る理由は、喉に詰まらせないようにするためです。

犬は噛まずに飲み込む習性があります。

飲み込んだ際に、詰まらせないように細かく切って与えましょう。

そうめんは加熱後に水で洗おう

そうめんは茹でた後、一度水で洗い流してください。

そうめんに含まれている塩分を取り除くためです。

小麦と水と塩が原材料のため、塩分が多く含まれています。

茹でることで、そうめんの塩が水に溶け出します。

溶けた塩を水で洗い流すことで、余計に塩分を取る必要がありません。

茹でた後は冷ましてから与えよう

粗熱を取り払う意味でも、水で洗い流したほうが良いです。

茹でたものをすぐに与えると、火傷する恐れがあります。

少し面倒に感じるかもしれませんが、必ず行いましょう。

氷を添えて与えてもいいですが、以下の点に注意してください。

  • 冷えすぎでお腹を壊す
  • 氷が喉に詰まる

これらのリスクが起きないようにするためにも、以下のようにして与えましょう。

  • 1、2個程度添える
  • 氷を小さいサイズまで溶かして添える

氷の与え方について、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

犬に氷を与えていいの?量や与え方・注意点を解説

味付けやトッピングはしない

そうめんに味付けやトッピングはしないでください。

犬に食べ物を与える際は、基本的に味付けをしないようにしてください。

肥満や塩分の過剰摂取など、健康に良くない問題が発生するからです。

ネギと同じ鍋や器に入ったそうめんは与えないでください。

犬にはネギは危険な食べ物。

ネギに含まれている成分を摂ると、中毒症状を起こします。

そうめんに食物アレルギーを持つ犬もいる

犬 病気

犬によってはそうめんに食物アレルギーを持つ犬もいます。

先述した通り、小麦もそうめんの原材料の一つ。

「小麦粉・塩・水」でそうめんはできているのです。

小麦アレルギーを持つ犬には、食べさせてはなりません。

アレルギーの場合に見られる症状は、以下の通りです。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 口周りのかゆみ・腫れ
  • 体のかゆみ

手延べそうめんの場合は、「小麦粉・塩・水」だけでなく、植物性油も使用しています。

愛犬のアレルギーを持つ食材を把握したい場合は、病院で検査をしましょう。

アレルゲン検査を受けることで、アレルギーとなる食べ物を確認できますよ。

犬がアレルギーを起こしやすい食べ物を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

犬のアレルギーが出やすい8つの食べ物!特定方法と対処法を解説

乾麺のそうめんを食べると下痢を起こす可能性がある

乾麺のそうめんは、固いので消化しづらいです。

食べてしまうと、下痢を起こす恐れがあります。

積極的には、与えないようにしてください。

誤って食べてしまわないように、犬の手の届かないところに置きましょう。

食べてしまった際の下痢は、一過性です。

しばらく様子を見れば、治ると考えられます。

犬が苦しそうにしていなければ、そのまま様子を見ておいてもOK。

症状が長引いたり、元気がなくなったりしているようであれば、病院に連れていきましょう。

そうめん以外に犬に与えてもいい食べ物

野菜

豆腐以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。

犬が食べてもいい野菜について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べれる野菜!食べ物の栄養素や食べてはいけない野菜も解説

食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。

  • きゅうり
  • ブロッコリー
  • いちご
  • バナナ
  • りんご
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉
  • まぐろ
  • さけ
  • さば

食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。

種類 食べてはいけない食べ物
果物 レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち
野菜 ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ
魚介 カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ
豆類 ビターアーモンド、マカダミアナッツ
お菓子 チョコレート、キシリトール
飲み物 コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類
そのほか ソーセージ、生のパン、香辛料

食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べても大丈夫な食べ物!含まれている栄養素や与え方も解説

食べてはいけない危険な食べ物について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬が食べてはならない食べ物!食べれる食べ物を一覧表で解説

犬にうどんやそばも与えていい

そば

アレルギーを持つ犬以外、「うどん・そば」どちらも与えてOK。

どちらの食材も、原材料に小麦を使っているので、小麦アレルギーの犬に与えてはなりません。

与える際は、茹でて柔らかくしてから与えましょう。

食物繊維が多く含まれているので、与えすぎには注意してください。

詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

犬にそばって与えても大丈夫?与え方と注意点・適量を解説

犬にうどんは与えても大丈夫?与えるときの量・注意点を解説

まとめ

犬の種類

この記事では、「犬へのそうめんの与え方と注意点」「そうめんに含まれている栄養素」について解説しました。

以下がまとめです。

  • アレルギーの犬以外、与えても問題ない
  • 茹でて、柔らかくしてから与えること
  • 塩分が多く含まれているので、茹でて溶かすこと
  • カロリーが高い食材なので、適量を与えること
  • 食物繊維が豊富なので、与えすぎると便トラブルを引き起こす
  • 小麦粉で作られているので、小麦アレルギーの犬には注意が必要

いかがでしたか?

そうめんはおやつ程度の量をトッピングとして、与えましょう。

調味料やネギなどに混ざったものではなく、そのままのそうめんを与えてくださいね。

そうめんはあくまでおやつで、メインはドッグフードを与えましょう。

総合栄養食のような食べるだけで必要な栄養素が取れるエサを与えてくださいね。

愛犬の健康をサポートして、ワンちゃんと一緒に幸せな毎日を送りましょう。