「うちの子、しょっちゅう毛布噛んでるけど、これって放っておいて大丈夫?」
「毛布を噛むのって、心の病気?どんな心理なの?」
といった愛犬が毛布を噛んでいて、心配なそこのあなた。
結論から言うと、毛布を噛ませるのはやめさせた方が良いです。
この記事では、以下の内容について解説します。
- 毛布を噛む理由
- 心の病気の可能性があるのか
- 噛む場合の対処法
- 毛布を噛むことのリスク
毛布を噛んでいる愛犬がいる方は、必見の内容です。
犬が毛布を噛む6つの理由
犬が毛布を噛む理由として考えられるものは、以下の6つです。
- ストレスを抱えている
- 遊んでいるつもり
- 飼い主の目を引きたい
- 運動不足を発散させている
- 歯がかゆい
- 毛布の素材が好き
ストレスを抱えている
ストレスで噛んでいることも考えられます。
犬によっては、「分離不安」という状態になっている可能性も。
飼い主と離れる事により、不安となって平常でなくなってしまう状態。
一人になると、パニックになってしまうのです。
分離不安の子に見られる症状には、以下のものがあります。
- 家具を破壊する
- 遠吠え・無駄吠えをする
- 下痢・嘔吐を起こす
- ウロウロと一定の場所を歩いている
これらも見られるようであれば、分離不安を治すためのトレーニングをすることを推奨します。
遊んでいるつもり
毛布をおもちゃの対象として、遊んでいると考えられます。
素材も柔らかく、モフモフしているので犬も好きです。
子犬の時期のようなおもちゃとモノの区別がはっきりついていない子に、多いです。
飼い主の目を引きたい
飼い主に構って欲しいという思いで、している子もいます。
甘えん坊な子・寂しがり屋な子であれば、可能性が高いです。
遊ぶ頻度や時間が少ない日にしていませんか?
遊んであげようとしたら、毛布を噛むのをやめませんか?
これらの場合は、目を引きたいからしていると考えられます。
「毛布を噛んだら、構ってもらえる」と誤った認識をしている可能性も。
毛布を噛んでも、すぐに反応しないようにしましょう。
運動不足を発散させている
運動不足によるストレス発散のため、毛布を噛んでいると考えられます。
毛布やブランケットに自分のストレスをぶつけているのです。
散歩の頻度が少なくなったり、時間が短くなったりしていませんか?
愛犬が発散先として、毛布にぶつけていると考えられます。
歯がかゆい
生後4か月あたりの子犬は、歯が生え代わり始めます。
乳歯から永久歯に変わるのです。
生え代わり始めると、ムズムズしてかゆくなるのです。
ケージや毛布などのものを噛んで、解消しようとします。
毛布の素材が好き
毛布の素材そのものが犬が好んでいると考えられます。
- 柔らかくて、噛みやすい
- 噛んでいるとなんだか落ち着く
など、毛布の素材を好いて、噛んでいるのです。
噛みここちを気に入っている場合は、他の毛布を与えることをおすすめします。
犬が毛布を噛むのには心理的な問題の可能性もある
「ブランケットサッキング」という自傷行動の可能性があります。
不安が原因で起こる行動です。
不安になると、特定の行為をしないと落ち着かなくなる状態。
毛布をしつこく吸い続けたり、噛んだりするのです。
他にも、前足で毛布を何度もモゾモゾさせたりすることも。
「共同障害」とも言われる病気です。
犬に毛布を噛むのをやめさせるための4つの対処法
毛布を噛むのをやめさせるための対処法は、以下の4つです。
- 毛布を出さない
- 病院で診てもらう
- 散歩や遊ぶ時間を増やす
- 噛んでも良いおもちゃを与える
毛布を出さない
毛布やそのほかの布類のものを置かないようにしましょう。
噛む行為がエスカレートすると、犬にとっても危険です。
ちぎれた破片を飲み込んでしまうかもしれません。
片付けて、毛布を噛む機会をなくしましょう。
病院で診てもらう
心理的な問題の可能性が高い場合は、病院で診てもらいましょう。
専門知識を持っている獣医に、具体的な対処方法を教えてもらうと良いです。
散歩や遊ぶ時間を増やす
- 飼い主とのコミュニケーションの時間
- スキンシップの時間
- 遊ぶ時間
- 運動の時間
これらを増やすと、愛犬もストレスを抱えず毛布を噛まなくなる場合も。
犬の体型と食事量に対して、運動量が適切か見直しましょう。
噛んでも良いおもちゃを与える
犬は本能的で、おもちゃを噛んで振り回したりもします。
噛んでもいい対象のものを与えましょう。
おもちゃを与えて、噛んでいいものと悪いものをしっかり認識させてあげてください。
ロープ状のおもちゃや骨の形をしたおもちゃがおすすめですよ。
犬が毛布を噛むことによるリスク
「犬に毛布を噛ませつづけるのっていいこと?遊びで噛んでいるなら大丈夫?」
と思っている方もいるでしょう。
遊びでも毛布を噛ませるのは、おすすめしません。
毛布を噛むリスクには、以下のようなものがあります。
- 毛布を誤飲し喉に詰まらせてしまう
- 嚙みちぎって毛布が傷む
- 噛み癖がつきタオルなども飲み込んでしまう
毛布は噛まないように対策しましょう。
毛布を誤飲し喉に詰まらせてしまう
毛布を噛むことがエスカレートすると、多くを口に含もうとする子も。
誤って飲み込んでしまい、喉に詰まらせてしまうリスクがあります。
また噛みすぎにより、毛布が切れて飲み込んでしまう可能性も。
呼吸困難になる恐れや腸閉そくを起こす危険性があります。
毛布を噛ませ続けるのは、こういったリスクがあります。
嚙みちぎって毛布が傷む
噛みちぎって毛布が傷んでしまいます。
毛布が劣化してしまいます。
唾液もつくので、衛生面でもよくありません。
噛み癖がつきタオルなども飲み込んでしまう
毛布だけでなく、似たようなものも噛む癖がつき、飲み込む可能性があります。
布類のあらゆるものを、噛んでしまう子もいるでしょう。
布類の噛み癖は、放置しないことをおすすめします。
まとめ
この記事では、「毛布を噛む理由」や「対処法やリスク」について解説しました。
以下がまとめです。
- 毛布を噛むのはやめさせた方が良い
- 毛布を噛む理由には、ストレス的な側面も遊び的な側面も複数ある
- 運動不足やストレスが原因で、噛んでしまう子もいる
- 心理的な理由で噛んでいるなら、動物病院で診てもらおう
- 噛んでもいいおもちゃを与えて、毛布やタオルは噛ませないようにしよう
- 毛布を噛み続けると、ちぎれて破片を誤飲してしまう可能性がある
- 呼吸困難や腸閉そくなどの、命に関わる病気トラブルを起こす可能性がある
いかがでしたか?
毛布を噛む行動を見放しておくのは、おすすめしません。
原因を考えて、対処法を考えましょう。
今回紹介した対策もぜひ参考にしてくださいね。
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