「うちの子、いっつもおもちゃ振り回してるけど大丈夫?」
「ストレスがたまってるの?どんな心理・理由で振り回しているの?」
といった愛犬がおもちゃを振り回していて、そこのあなた。
ちょっとならいいですが、毎度そして何回も振り回していたら、心配になりますよね。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 犬がおもちゃを振り回す理由
- ストレスが原因の場合のチェック方法
- ストレスを犬が抱える原因と対処法
- ベッドやぬいぐるみを噛む理由
わが子がおもちゃを振り回すのはなぜなのか知りたい方は、必見の内容ですよ。
犬がおもちゃを振り回す3つの理由
犬がおもちゃを振り回す理由として考えられるのは、以下の3つです。
- 狩猟犬としての本能から振り回している
- 遊びで振り回している
- ストレスを発散している
狩猟犬としての本能から振り回している
犬の祖先は狼。
狼は獲物を狩りますよね。
狩る本能の名残が残っていて、噛んで振り回しているのです。
狼だけでなく、犬も犬種によっては狩猟犬として飼われています。
今は愛玩犬として飼われていても、昔は狩猟犬として飼われるのが主流だった子も。
犬によっては交配を繰り返すことにより、狩猟犬としてではなく、愛玩犬として飼われている犬も。
噛んで振り回す行為は、本能的な行動です。
野生時代の犬の本能が、今も残っているから振り回していると考えられます。
遊びで振り回している
犬が本気で遊んでいるときに、興奮して振り回していると考えられます。
興奮がエスカレートした時、体をより激しく動かして振り回しているのです。
遊びの範囲内で楽しんでいるので、心配する必要はありません。
おもちゃに憎しみを抱きすぎて、攻撃しているのではないのです。
振り回した際に、ぬいぐるみが自分の顔にぶつかるのを楽しむ子もいます。
ストレスを発散している
ストレスを発散するために、振り回している子もいます。
欲求不満により、おもちゃを振り回すことにより発散しているのです。
ストレスが原因の場合は、他にも不自然な動きがあると考えられます。
別の場面で不自然なことをしていないか振り返ってみましょう。
おもちゃの振り回しを無理にやめさせる必要はない
ストレスが原因ではい場合、特に気にする必要はありません。
長時間し続ける場合を除き、振り回させてあげてOK。
遊びなら無理矢理やめさせる方が、犬にとって良くありません。
長時間怖い表情で振り回しているなら止めよう
- 長時間振り回している
- 怖い表情で唸りながら、振り回している
これらの場合は、要注意。
ストレスによる欲求不満から、おもちゃを攻撃していると考えられます。
ストレスを与えていないか振り返ってみてください。
犬がストレスを抱える要因は様々。
詳しくは後述をご覧下さい。
犬がストレスをためる原因
犬がストレスをためる要因は、以下の3つです。
- 心理的なストレスを感じているから
- 環境によるストレスを感じているから
- 生理的なストレスを感じているから
心理的なストレスを感じているから
不安な時間や緊張する場面が増えたりなど、心理的に負担を抱える場面が増えた場合、ストレスが溜まります。
おもちゃを振り回す前後で、何か生活で変わったことがなかったか振り返ってみましょう。
具体的には、以下のようなシチュエーション。
- 子供が愛犬にいたずらすることが増えた
- 留守番する時間が長くなった
- 散歩の回数が減った
- 新しいペットが家族に仲間入りしたが、仲良くできていない
- 病院のような嫌な場所に行く機会が増えた
環境によるストレスを感じているから
犬も神経質な子もいれば、鈍感な子もいます。
大したことではないと思っていても、犬によってはストレスを感じる子も。
特に犬の方が、嗅覚・聴覚が優れています。
私たち人間よりも敏感に感じ取っているでしょう。
以下のような、音やにおいを発していないか確認してみてください。
- 掃除機の音
- ドライヤーの音
- たばこのにおい
- 人工的な臭い(柔軟剤や香水、芳香剤など)
- 温度が低すぎる・高すぎる
- 湿度が高すぎる
生理的なストレスを感じているから
衣食住の食と住に不満があると、ストレスを抱えてしまいます。
寝不足や食事の摂取量不足など、これらもストレスに。
下記のような場合、ストレスを感じるため改善しましょう。
- 与えているフードが犬の口に合わない
- フードの量が足りない
- 水が不衛生または質が悪い
- 水の温度が著しく高い・低い
- トイレや寝床、ケージ内が不衛生
- 寝床が明るすぎる・音がする
犬がものを噛むのはなぜ?
犬がものを噛む理由を、以下の二つのものに分けて紹介します。
- ベッドを噛む理由
- ぬいぐるみを噛む理由
ベッドを噛む理由
ベッドを噛むのは、以下の理由が考えられます。
- ストレスを抱えている
- 歯がかゆい
- 不安で仕方がない
- 飼い主の気を引きたい
- 飼い主と遊びたい・かまってほしい
- おもちゃ感覚で噛んでいる
ベッドを噛むのは、やめさせなければなりません。
以下の対処法を試して、噛むのをやめさせましょう。
- 噛む用のおもちゃを与える
- よく噛まなければ食べれないおやつを与える
- 運動する機会を増やして、ストレスを溜めない
- 留守番時間を短くする
- 接する時間を長くする・機会を増やす
- 噛めない素材のベッドにする
ぬいぐるみを噛む理由
ぬいぐるみを噛んでボロボロにしてしまう時に考えられる理由は、以下の通りです。
- 狩猟本能の名残があるから
- 遊びの延長線上で噛んでエスカレートしてしまったから
- 飼い主の臭いがしみ込んでいて、気に入っているから
- 歯がかゆくて、何かを噛みたくなってしまうから
- ストレスなどの欲求不満から
遊びの延長線上なら問題ありません。
明らかにイライラして、唸りながら噛んでいるなら、ストレスが原因。
スキンシップを多くしたり、散歩の時間を増やして、他の部分で発散できるようにしましょう。
愛犬の心理を理解しよう
犬が振り回す理由・心理を解説しました。
愛犬がどの理由で振り回しているのか、様子を見てチェックしましょう。
ストレスが原因だと考えるなら、今までと生活で変わったことに着目してください。
欲求不満の引き金が何なのかヒントが見つかりますよ。
スキンシップの時間や散歩の頻度・時間を見直してみてください。
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