わざと犬がトイレ以外でする理由は?トイレのしつけの注意点なども

わざと犬がトイレ以外でする理由は?トイレのしつけの注意点なども 犬のコラム

「愛犬がトイレ以外で排泄するのはなぜ?」
「犬がわざとトイレ以外で排泄をする理由は?」

といったように、犬がトイレ以外で排泄することでお悩みではありませんか?

今回は、犬がトイレ以外で排泄をすることについて以下の内容で紹介します。

この記事の内容
  • わざと犬がトイレ以外でする理由
  • 犬がトイレに失敗する原因
  • トイレのしつけの注意点
  • わざと犬がトイレ以外ですることに関するよくある質問

この記事を読むことで、犬がトイレ以外で排泄する理由などについて知ることができます。

愛犬のトイレの失敗でお悩みの飼い主さんたちは、ぜひ参考にしてください。

わざと犬がトイレ以外でする理由

トイレをする犬

わざと犬がトイレ以外でする場合に考えられる理由をいくつかご紹介します。

 

わざと犬がトイレ以外でする理由
  • トイレが汚くて使いたくなかった
  • 飼い主さんにかまって欲しいから
  • 飼い主さんの留守で寂しかったから
  • 子犬が反抗期に入ったから
  • マーキングをしている
  • 嬉ション

トイレが汚くて使いたくなかった

愛犬がトイレ以外の場所で排泄をする原因の一つは、トイレ自体が汚れている場合が考えられます。

犬は綺麗な場所で用を足すことを好みます。

トイレの状態が清潔でないと感じると、わざと他の場所を選ぶことがあります。

定期的な掃除とトイレのメンテナンスは、この問題を解決することにつながります。

飼い主さんにかまって欲しいから

犬は社交的な動物で、飼い主とのコミュニケーションと注意を深く求めます。

飼い主とのコミュニケーションが不足している場合、わざとトイレ以外で排泄するなどの行動が見られる可能性があります。

このような場合、飼い主との質の高い時間を増やし、必要な注意を提供することが解決への道かもしれません。

飼い主さんの留守で寂しかったから

犬が飼い主の留守中にトイレ以外の場所で排泄をすることがあるのは、孤独や不安を感じているためかもしれません。

このような行動は、しばしば分離不安と関連付けられます。

飼い主のいない時間に快適な空間を提供し、犬に対して安心感を与えることで、この問題を克服することができるかもしれません。

適切なトレーニングや犬用のおもちゃも有効な対策となることがあります。

子犬が反抗期に入ったから

子犬が成長するにつれ、反抗期を迎えることがあります。

子犬の反抗期には、これまで学んでいたトイレのマナーを無視することがあります。

トイレ以外の場所で排泄する行動は、犬の成長の一環であることもあります。

反抗期に入った子犬に対しては、忍耐強く一貫したトレーニングが求められることがあります。

マーキングをしている

犬がトイレ以外の場所で排泄する行動の一つに、マーキングと呼ばれるものがあります。

特に成犬に見られる行動で、自分のテリトリーを主張するために行われることが多いです。

去勢・避妊手術が行われていない犬では特に一般的な行動とされています。

マーキングを減らす方法として去勢・避妊手術が推奨されることもあります。

嬉ション

いわゆる「嬉ション」とは、犬が興奮したり嬉しい時に排泄をしてしまう行動です。

訪問者の到着や遊びの時間など、興奮する状況でトイレトレーニングが崩れてしまうことがあるのです。

この現象は、主に子犬や神経質な犬に見られることが多く、時間と共に成長とともに改善されることが一般的です。

犬が落ち着いた状態で排泄できるように、日常生活での興奮をコントロールするトレーニングが有効である場合があります。

犬がトイレに失敗する原因

トイレの上に立っている犬

わざとではなく、犬がトイレに失敗する原因にはいくつかあります。

犬がトイレに失敗する原因についてご紹介します。

 

犬がトイレに失敗する原因
  • トイレの場所を把握していない
  • トイレトレーの場所が悪い
  • 犬の寝床の近くにトイレがある
  • トイレですると叱られると思っている
  • 病気や認知症などの原因

トイレの場所を把握していない

犬がトイレに失敗する一つの原因は、トイレの場所を正確に把握していないことです。

新しい環境や初めてのトレーニングの場合、犬がどこがトイレであるのかを理解するまでに時間がかかることがあります。

一貫した指導とトレーニングで解消されることが多いです。

トイレトレーの場所が悪い

トイレトレーの場所選びも、犬がトイレに失敗する原因となることがあります。

トイレーの場所が狭い、暗い、騒音が多い場所であると、犬が排泄をためらうことがあるためです。

トイレトの場所選びには、犬がリラックスして排泄できるような、明るく静かな場所が適しています。

犬の寝床の近くにトイレがある

犬は自分の寝床の近くで排泄することを嫌がる動物とされています。

トイレが寝床の近くにある場合、トイレを敬遠してしまうことがあります。

トイレの位置を寝床から適切な距離に設置することが、犬が正しくトイレを使う助けとなるでしょう。

これらの原因を理解することで、飼い主は犬のトイレの失敗を減らし、快適な生活を実現するための対策を講じることができます。

正しいトイレトレーニングの手法と、犬のニーズに合った環境設定が、成功への鍵となるでしょう。

トイレですると叱られると思っている

犬がトイレに失敗する理由の一つとして、飼い主による過去の叱る行為が影響している場合があります。

もしトイレでの排泄に対して厳しく叱られた経験があると、犬はトイレを使うことが悪い行動であると誤解することがあるのです。

飼い主と犬との信頼関係の構築や正しいトイレトレーニングの再教育が必要になることがあります。

病気や認知症などの原因

犬のトイレの失敗は、時には健康上の問題から起こることがあります。

特に年配の犬の場合、認知症などの病気が影響していることがあるでしょう。

突然のトイレの失敗や排泄のパターンの変化は、これらの健康上の問題の兆候である可能性があります。

早めに獣医師の診察を受けることが重要です。

犬のトイレの失敗に対しては、その原因を正確に理解し、適切な対応をすることが求められるでしょう。

トイレのしつけの注意点

トイレの上に立つ犬

トイレのしつけの注意点についてご紹介します。

 

トイレのしつけの注意点
  • トイレに失敗しない環境を作る
  • トイレに失敗しても怒らないようにする
  • トイレに成功したら褒めたりご褒美を与えたりする

トイレに失敗しない環境を作る

犬のトイレのしつけにおいて最初に重要なのは、失敗しない環境を整えることです。

トイレの場所は一貫して同じ場所にし、犬がその場所を覚えるように努めましょう。

また、トイレの場所は静かでリラックスできる場所が良く、適切なトイレトレーを選ぶことも大切です。

新しいトイレトレーニングを始める際は、犬が必要な時にトイレにアクセスできるようにし、成功するチャンスを増やすことが有効です。

トイレに失敗しても怒らないようにする

犬がトイレで失敗した時に怒ることは、しつけにおいて逆効果です。

怒られることで、犬はトイレそのものが怖いものだと感じ、トイレトレーニングが崩れる可能性があります。

失敗があった場合は冷静に対処し、なぜ失敗したのかを考え、トレーニングの方法を見直すようにしましょう。

トイレに成功したら褒めたりご褒美を与えたりする

トイレトレーニングにおける成功体験は非常に重要です。

犬がトイレで成功した際には、すぐに声で褒めたり、好きなおやつでご褒美を与えるようにしましょう。

このポジティブなフィードバックによって、犬はトイレでの排泄が良い行動であると学び、次回も成功する確率が高まります。

トイレのしつけは、根気強い指導と理解が必要なプロセスです。

失敗を怒らず、成功をしっかりと褒めることで、犬の学習がスムーズに進むことが多いです。

環境の工夫と、飼い主の正しい対応が、犬のトイレの成功への道を開くでしょう。

わざと犬がトイレ以外ですることに関するよくある質問

散歩中にトイレが終わったら、足で地面をかく

わざと犬がトイレ以外ですることに関するよくある質問についてご紹介します。

 

よくある質問
  • 犬がトイレ以外の同じ場所に粗相をするのはなぜですか?
  • 犬があちこちに粗相をするのはなぜですか?

犬がトイレ以外の同じ場所に粗相をするのはなぜですか?

犬がトイレ以外の特定の場所に粗相を繰り返す背後には、いくつかの理由があることが一般的です。

その場所に犬が馴染んでいたり、以前の排泄の匂いが残っていることで再度その場所で粗相をしてしまうことがあります。

これを解決するためには、その場所の匂いを丁寧に消し、犬に正しいトイレの場所を明示的に教えるトレーニングが必要になることが多いです。

また、その場所に何らかの心地よさや安心感を感じている可能性も考えられるため、トイレの場所をより魅力的にする工夫も効果的です。

犬があちこちに粗相をするのはなぜですか?

犬があちこちに粗相をする場合、それはトイレトレーニングが不十分である可能性が高いです。

また、マーキングの行動として、あちこちに排泄することもあるため、性別や年齢、去勢の有無なども考慮に入れる必要があります。

あちこちに粗相をする行動が続く場合は、トイレトレーニングを見直し、犬にトイレの場所とタイミングを明確に教える必要があるでしょう。

また、潜在的な健康問題が原因であることもあるため、異常な排泄パターンが見られる場合には、獣医師に相談することも重要です。

まとめ

単色のチワワ

犬がわざとトイレ以外で粗相をする場合、以下のような多岐にわたる要因があることが一般的です。

 

わざと犬がトイレ以外でする理由
  • トイレが汚くて使いたくなかった
  • 飼い主さんにかまって欲しいから
  • 飼い主さんの留守で寂しかったから
  • 子犬が反抗期に入ったから
  • マーキングをしている
  • 嬉ション

また、わざとではなく犬がトイレに失敗する原因は以下のようなものが考えられます。

 

犬がトイレに失敗する原因
  • トイレの場所を把握していない
  • トイレトレーの場所が悪い
  • 犬の寝床の近くにトイレがある
  • トイレですると叱られると思っている
  • 病気や認知症などの原因

これらの問題への対処は、適切なトレーニングと観察、場合によっては専門家の助言を求めることで解決されることがほとんどです。

愛犬のトイレの失敗についてお悩みの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬のコラムやしつけなどの記事があります。

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