犬の散歩回数の目安は?時間・距離や歩かない原因も解説

犬の散歩回数の目安は?時間・距離や歩かない原因も解説 犬の飼い方・暮らし

「散歩ってどのくらいの頻度ですればいいの?時間や距離は?」

「散歩を嫌がる場合も無理やり歩かせるべき?歩かないのはなぜ?」

といった愛犬の散歩について調べているそこのあなた。

散歩の回数の目安は犬種によって違いますが、1日1回以上はしてあげましょう。

散歩は、犬にとってはとても大切な一日の行動です。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 犬種ごとの散歩の目安の回数・頻度・距離
  • 散歩の必要性・役割
  • 散歩の際の注意点
  • 歩かないときの原因

この記事で正しい散歩知識を学んで、愛犬と気持ちよく散歩をしましょう。

犬種ごとの散歩の必要回数・時間・距離

犬は犬種によって、散歩の目安が違います。

犬種ごとの回数・時間・距離の必要目安は、以下の表を参考にして下さい。

犬のサイズ 回数 目安時間(1回あたり) 目安距離(1回あたり)
小型犬 1日1回 15~30分 約1~2km
中型犬 1日2回 30分~1時間 約2~3km
大型犬 1日2回 1時間 約2~4km

表はあくまで、目安です。

個体差や年齢によっても、差があります。

小型犬でも犬種によっては、中型犬程度の運動量が必要な場合も。

マルチーズやパグは小型犬の中でも、運動が必要な犬種。

犬の表情を見て、臨機応変に散歩してあげてください。

犬にとっての散歩の目的・役割

散歩って必要なの?

犬にとって散歩はとても重要。

散歩が果たす役割は以下の通りです。

  • ストレス発散
  • 健康維持
  • 運動
  • 排泄
  • リフレッシュ

室内犬の場合、散歩をしないと1日中家の中。

散歩のときに、自然の匂いを嗅げます。

土や草などの大地の感触を味わえる大切な時間です。

景色を眺めて、リフレッシュをしています。

外で散歩をしないと、脳への刺激不足になるでしょう。

刺激不足により、認知症になる恐れもあります。

散歩は「した方が良い(推奨)」ものではなく「しなければならない(義務)」ものです。

散歩するときの2つの注意点

散歩の注意点

散歩するときは、以下の2点に注意してください。

  • 散歩しすぎるのはNG
  • マナーを守って散歩しよう

散歩しすぎるのはNG

散歩はしないのも、しすぎるのも良くありません。

犬が喜んでいる場合は別ですが、苦しそうな場合は休んであげましょう。

散歩のしすぎで疲れていると、過呼吸になる恐れもあります。

疲れすぎると、体内にうまく酸素がとりこめなくなるからです。

呼吸感覚や表情も気にかけながら、散歩してあげてください。

マナーを守って散歩しよう

散歩するときは、以下のマナーを守って散歩してください。

  • リードをつける
  • ウンチは放置せず、持ち帰る
  • おしっこは水で流す
  • 歩道を歩くときは、車道側を歩かせない

ウンチは放置しないように、ウンチ袋を持っていき、自宅で処理してください。

電信柱や水が溜まる場所におしっこする場合は、水を入れたペットボトルで流してあげましょう。

愛犬が人や犬とトラブルにならないように、周囲をよく確認しながら散歩してあげて下さい。

散歩に関するよくある質問4選

散歩に関するよくある質問は、以下の4つです。

  • 雨の日も散歩はするべき?
  • 小型犬でも散歩って必要なの?
  • 歩くのを嫌がる場合どうすればいいの?
  • 散歩しないと犬はどうなるの?

1点ずつ回答しているので、当てはまる疑問があれば参考にしてください。

雨の日も散歩はするべき?

愛犬の散歩の好き度合いに合わせましょう。

犬によっては、雨の日の散歩は嫌う子もいます。

嫌がる子であれば、無理に散歩する必要はありません。

好きな子であれば、レインコートを着せて散歩しましょう。

雨の日が続く場合は、小距離だけ散歩させてあげるのがおすすめ。

雨の日は汚れやすいので、散歩終わりに足やお腹周りはしっかり拭いてあげてください。

足やお腹を汚れたまま・濡れたままにしないようにしましょう。

シャンプーできれいにしてあげる場合は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

犬のシャンプーのやり方5STEP!注意点や嫌がる犬への対策を紹介

犬にもドライヤーはかけて問題はありませんが、直接風が当たらないようにして下さい。

風邪を飼い主の手に当てて、跳ね返った風が犬にあたるようにするのが良いです。

小型犬でも散歩って必要なの?

「小型犬だと家でも十分運動になるけど、それでも散歩した方がいいの?」

といった方もいるでしょう。

小型犬でも散歩は必要です。

  • 自然とのふれあい
  • 景色を眺める
  • 匂いを嗅ぐ

等の行為をすることでリフレッシュでき、ストレス解消にもなります。

飼い主との信頼関係も深まるので、散歩はしてあげましょう。

歩くのを嫌がる場合どうすればいいの?

歩くのを嫌がる場合は、疲れていると考えられるので休ませてあげましょう。

疲れていても、抱っこは極力控えてください。

抱っこをすると、甘えるのが好きな場合は「嫌がる=抱っこしてもらえる」と覚えてしまうからです。

疲れているときは、無理にリードを引張たりしてはダメ。

自分で歩き出すまで、ゆっくり休みましょう。

散歩しないと犬はどうなるの?

散歩しないと以下の問題があります。

  • 運動不足による肥満
  • ストレスの蓄積による問題行動
  • 社会性の欠如

社会性が欠如すると、小さな刺激にも敏感になってしまいます。

警戒心も強くなり、見知らぬ人・犬に吠えたり、怯えたりしてしまうでしょう。

飼い主が忙しく散歩できない場合は、ペットシッターや友人、家族に代わりに散歩してもらうと良いです。

家では極力飼い主が遊んであげ、信頼関係を深めることを忘れないでください。

散歩で歩かない4つの原因

歩かないのはなぜ?

犬が散歩の際に、歩かない原因として考えられるのは以下の4つです。

  • 恐怖心があり歩けない
  • 怪我をしている
  • 体調が悪く、歩く体力がない
  • 何らかの病気

大きな音が原因で怖がっている場合もあります。

散歩を毎日嫌がるのであれば、道を変えてみるのがおすすめ。

車が通りづらい道で散歩してあげましょう。

怪我の場合は、関節の不調が考えられます。

足の動きが不自然な場合は、動物病院で診てもらうのが良いでしょう。

まとめ

この記事では、「散歩の回数・時間・距離の目安」「散歩の際の注意点」について解説しました。

以下がまとめです。

  • 散歩は1日1回以上してあげよう
  • 犬種によって、散歩の回数・時間・距離の目安は違う
  • 小型犬でも中型犬並みに散歩が必要な場合も
  • 散歩をしないとストレスが溜まり、問題行動を起こす恐れがある
  • 散歩の目的は「ストレス発散、健康維持、運動不足解消、リフレッシュ、排泄」
  • 雨の日は、愛犬が望む場合にのみ散歩してあげよう
  • 歩くのを嫌がる場合は、休ませてあげよう
  • 歩くのを嫌がっても、抱っこするのはNG

いかがでしたか。

愛犬の健康維持のために、散歩はとても大切。

無理させない程度で、散歩させてあげてくださいね