犬にまたたびを与えるとどのような影響がある?与える際の注意点もご紹介

犬にまたたびを与えるとどのような影響がある? 犬のコラム

「犬にまたたびを与えるとどのような反応をする?」
「犬がまたたびを食べてしまったけど大丈夫?」

といったように、またたびが犬にどのような影響を与えるのか調べていませんか?

結論から先にお伝えすると、犬にまたたびを与えても猫みたいな反応は見せません。

犬は通常、またたびには無反応です。

また、犬が少しまたたびを食べてしまったからと言って特に問題はありません。

今回は、犬とまたたびについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 犬はまたたびに反応しない
  • またたびの特徴
  • 犬にまたたびを与える場合の注意点
  • 犬にとってまたたびみたいな効果を期待できるもの
  • 犬とまたたびに関するよくある質問

犬とまたたびについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

犬はまたたびに反応しない

またたび (3)

またたびは、主に猫に対する魅力的な反応を引き起こす自然のハーブです。

しかし、それが犬に同じような効果を及ぼすかというと、答えは否です。

犬はまたたびに対して通常は無反応です。

犬はまたたびの魅力的な香りに興味を持つかもしれませんが、行動を大きく変化させるわけではありません。

つまり、犬がまたたびに興奮したり、異常な行動を示したりすることはほとんどありません。

またたびを食べることが犬に害を及ぼすことは稀ですが、大量に食べた場合や繰り返し与えると消化器系の問題(嘔吐、下痢など)を引き起こす可能性があります。

また、個々の犬がまたたびにアレルギー反応を示す可能性も排除できません。

猫にまたたびを与えた場合の反応

一方、またたびは猫にとって非常に魅力的であり、その反応は見ていて楽しいものがあります。

またたびを嗅いだ猫は一時的に興奮状態になることが多く、頭を振ったり体を地面にこすりつけたりジャンプしたりと様々な行動を示します。

しかし、全ての猫がまたたびに反応するわけではなく、反応は猫の個々の遺伝的特性に大きく依存しています。

また、またたびを嗅いだ猫の反応は一時的なもので、大体10分から15分程度で落ち着きます。

そして大量に与えられても、それ以上の反応を引き起こすわけではありません。

注意点として、またたびを初めて与える場合は、猫の反応をよく観察することが重要です。

また、猫が健康であることを確認し、適切な量を与えることも必要です。

またたびの特徴

またたび (4)

またたびは、その特有の香りで猫を魅了するハーブで、その特徴と利点は広範に及びます。

またたびは、猫だけでなく、一部の人間に対しても多面的な効果を持つとされています。

山に生えている植物

またたびは自然界に生えている植物で、特に日本、中国、そしてロシア東部の山地に自生しています。

またたびは蔓性の植物で、高さは数メートルにも達することがあります。

夏には美しい白色または淡黄色の花を咲かせ、秋には鮮やかな黄緑色の果実をつけます。

キウイフルーツの一種

またたびはキウイフルーツの一種です。

しかし、普通のキウイフルーツとは異なり、またたびの果実は食用には適していません。

またたびの本当の魅力は、その葉と茎にあります。

これらの部分にはネペタラクトンという化合物が含まれており、これが猫の反応を引き起こす成分です。

またたびの葉や茎を乾燥させることで、その香りは強化され、猫に対する魅力も増します。

人間に対してもまたたびは一部の効果を示すとされており、一部の研究では、鎮痛効果や抗酸化効果があるとされています。

猫を興奮させる成分が配合されている

またたびの特徴的な点は、その葉や茎に含まれる特定の化学成分により、猫を興奮させる能力があることです。

これらの成分は一部の猫に強い反応を引き起こし、一時的な興奮状態をもたらします。

ネペタラクトン

またたびの主成分である「ネペタラクトン」は、猫に強烈な興奮反応を引き起こすとされています。

この化学成分は、またたびの葉と茎に含まれています。

猫が嗅ぐと、多くの場合、頭を振ったり、こすりつけたり、転がったり、ジャンプしたりといった行動を引き起こすとされています。

イリドミルメシン

またたびには「イリドミルメシン」という成分も含まれています。

この成分は、猫の神経系に影響を及ぼし、ネペタラクトンと共に猫を興奮させる効果を持つと考えられています。

イソイリドミルメシン

同様に、「イソイリドミルメシン」もまたたびに含まれる成分で、これもまた猫の神経系に作用します。

この成分により、猫は一時的な興奮状態を経験するとされており、その間に活発な行動を示すことがよくあります。

これらの化合物は、一時的な反応を引き起こすため、猫がまたたびを嗅ぐことによる影響は通常10-15分程度で収まります。

犬にまたたびを与える場合の注意点

犬 (21)

犬とまたたびの関係は、多くの飼い主が気になるトピックです。

またたびは猫に対して興奮反応を引き起こすことで有名ですが、それが犬に対しても同じ効果を持つわけではありません。

実際、犬にまたたびを与える場合には、いくつかの注意点があります。

犬が怪我をしないように注意する

またたびは一般に犬にとって有毒ではありませんが、与え方によっては問題が生じる可能性があります。

例えば、またたびの葉や茎は硬い場合があり、これを噛むと口の中を傷つける可能性があります。

したがって、もし犬にまたたびを与える場合には、常に飼い主が監視することが重要です。

また、与える量を適切に制限し、犬にとって安全であることを確認することも必要です。

大量に与えないようにする

またたびは、犬が大量に摂取した場合、消化器系の問題を引き起こす可能性があります。

大量に食べると、嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。

また、繰り返しまたたびを与えると、犬がその香りに慣れてしまい、無関心になる可能性があります。

犬にまたたびを与える場合には、その安全性と適切な使用法を理解することが重要です。

また、犬が異常な反応を示した場合や、何か問題が生じた場合には、すぐに獣医師に相談することが必要です。

犬にとってまたたびみたいな効果を期待できるもの

犬にとってまたたびみたいな効果を期待できるものについてご紹介します。

  • 動物の骨やひづめ
  • 犬用デンタルガム
  • 犬用知育玩具
  • 匂いつきのおもちゃ
  • チーズパウダー

動物の骨やひづめ

犬用骨

自然な骨や乾燥させた動物のひづめは、犬にとってとても魅力的です。

これらは犬の咀嚼本能を満たし、歯を健康に保つことにも役立ちます。

ただし、小さく割れる骨や硬すぎるひづめは犬の口内を傷つける可能性がありますので、選ぶ際は注意が必要です。

犬用デンタルガム

ガム

デンタルガムは、犬が噛んで楽しめるものです。

噛むことにより、犬の歯垢や歯石を自然に除去し、口臭を改善します。

また、咀嚼することはストレス解消にもなります。

犬用知育玩具

犬とショップコーナー

犬用の知育玩具は、犬の好奇心と探求心を刺激します。

これらの玩具は、食べ物を中に隠すことができ、犬が取り出すために考えたり、工夫したりするおもちゃです。

これにより、犬は物理的にも精神的にも刺激を受け、健康を維持するのに役立ちます。

匂いつきのおもちゃ

犬と球

犬は嗅覚が非常に発達しており、匂いによって強く引きつけられます。

そのため、特定の香り(例えば、肉の香りや魚の香りなど)を放つおもちゃは、犬にとって非常に魅力的です。

これらのおもちゃは、犬が興奮し、長時間遊んで過ごすのに役立ちます。

チーズパウダー

チーズパウダーは、犬が愛するフレーバーの一つです。

このパウダーをドッグフードやおやつに振りかけることで、犬はより食事を楽しむことができます。

ただし、チーズは脂肪分が多いので、過剰摂取は避け、適量を心がけるようにしましょう。

以上のアイテムは、犬にとってまたたびのような効果をもたらし、適切に使用することで犬の日常生活を豊かで楽しいものにすることができます。

犬とまたたびに関するよくある質問

犬とまたたびに関するよくある質問についてご紹介します。

 

犬とまたたびに関するよくある質問
  • 犬にとってのまたたびはミミズ?
  • 犬がまたたびを食べても大丈夫?

犬にとってのまたたびはミミズ?

いえ、犬にとってのまたたび的なものとしてミミズを挙げるのは適切ではありません。

犬はミミズの匂いが好きとされていますが、またたびが猫に与えるような特殊な反応や興奮状態を犬に引き起こすわけではありません。

犬がまたたびを食べても大丈夫?

一般的には、犬が少量のまたたびを食べることで問題が生じることはほとんどありません。

ただし、大量に飲食した場合は嘔吐や下痢などの消化器系の問題を引き起こす可能性があります。

また、またたびの葉や茎を飲み込むことは窒息の危険性をもたらします。

したがって、安全のためには犬にまたたびを与えない方が良いでしょう。

特に、またたびは猫にとって特別な反応を引き起こす成分を含んでいますが、犬にはそのような効果はありません。

まとめ

またたびは、主に猫に対する強い興奮反応を引き起こす植物で、その成分にはネペタラクトン、イリドミルメシン、イソイリドミルメシンなどが含まれています。

しかし、犬に対してはこのような特別な反応を示さないため、犬に対するまたたびの使用は一般的に推奨されていません。

もし犬にまたたびを与える場合、その安全性と適切な使用法を理解することが重要です。

過剰な摂取は消化器系の問題を引き起こす可能性があるため、適量を心がけるべきです。

また、犬がまたたびを食べても問題はほとんどないですが、窒息の危険性があるため、犬に与える際は注意が必要です。

犬にとってのまたたび的なアイテムとしては、特定の香りを持つおもちゃ、咀嚼可能なアイテム、または知育玩具などがあります。

なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬のコラム記事があります。

気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。

犬にほうれん草を与えても大丈夫?冷凍保存の食材・適切な量

犬に昆布を与えてもOK?昆布だしは?与え方を解説

犬にマンゴーを与えても平気?注意点・与え方や与えてはいけない犬

犬に与えてもいいナッツと悪いナッツ!中毒やアレルギーの可能性も解説

犬に与えていい果物といけない果物!与える際の注意点を解説