犬が急に吠えるようになったのはなぜ?考えられる原因や対処法

犬が急に吠えるようになったのはなぜ?考えられる原因や対処法 犬のコラム

「うちの子が急に吠えるようになったのはなぜ?」
「犬が急に吠えるようになった場合の対処法は?」

といったように、愛犬が急に吠えるようになったことでお困りではありませんか?

犬が急に吠えるようになることについては、さまざまな原因が考えられます。

また、急に吠えるようになった場合の注意点もあります。

今回は、犬が急に吠えるようになったことについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 犬が急に吠えるようになった場合に考えられる9つの原因
  • 犬が急に吠えるようになった場合に注意したいこと
  • 犬が急に吠えるようになった場合の対処法
  • 犬が急に吠えるようになったことに関するよくある質問

犬が急に吠えるようになったことについて気になる人は、ぜひ参考にしてください。

犬が急に吠えるようになった場合に考えられる9つの原因

ご飯の時間前に催促で吠えまくる

犬が急に吠えるようになった場合に考えられる原因を以下の9つご紹介します。

 

考えられる原因
  • 不安感があるため
  • 何かして欲しいことがある要求吠え
  • 見知らぬ人に対する警戒吠え
  • 嬉しいことがあったときの興奮吠え
  • コミュニケーションや運動不足による吠え
  • 子犬の頃の社会化不足が原因で吠えている
  • 体に痛みがあることから吠えている
  • 老犬が認知症で吠えている
  • 老犬が視力や聴力が衰えて吠えている

不安感があるため

犬は人間と同じように、不安やストレスを感じるとそれを表現する方法を持っています。

急に吠える行動は、不安感が原因である可能性があります。

新しい環境への対応、飼い主の留守など、彼らの日常生活に何らかの変化が起こったときに特に見られるとされています。

何かして欲しいことがある要求吠え

犬が何か特定のことを欲しているとき、要求を表現するために吠えることがあります。

これは「要求吠え」とも呼ばれ、散歩や遊び、食事など、犬が求めている何かを示すことが多いです。

突然の吠えは、それらの要求が満たされないと感じたときに発生することがあります。

見知らぬ人に対する警戒吠え

犬は元々、自身や家族を保護する本能を持っています。

見知らぬ人や異常な状況に対する警戒心から、吠えることで警告を発することがあります。

これは「警戒吠え」と呼ばれ、飼い主や自分のテリトリーを守るための行動です。

特に家の中や周囲で新しい人々や動きが見られるときに、犬は吠えることでその存在に対応します。

嬉しいことがあったときの興奮吠え

犬は喜びや興奮を表現するために吠えることがあります。

遊び時間、おやつの時間、飼い主の帰宅など、犬にとって嬉しい出来事があると、興奮して吠えることがあります。

これらの場合、吠える行動は一時的で、特に心配する必要はありません。

コミュニケーションや運動不足による吠え

犬が吠えるもう一つの一般的な理由は、コミュニケーションや運動不足です。

犬は社会的な動物で、定期的な交流と適切な運動量が必要です。

これらが不足すると、吠えることで飼い主の注意を引こうとするかもしれません。

適切な運動と一緒に質の高い時間を提供することが大切です。

子犬の頃の社会化不足が原因で吠えている

犬が他の犬や人々、さまざまな環境に適切に馴染むためには、子犬の頃の社会化が重要です。

社会化が十分に行われていない犬は、未知の状況や人々、他の動物に対して恐怖や不安を感じ、その結果として吠えることがあります。

社会化は子犬の成長初期に行われるべきで、その期間が過ぎた後でも、犬が安心して対応できるように慣れるための訓練が必要です。

体に痛みがあることから吠えている

犬は人間と同じように、体調不良や痛みを体外に表す方法を持っています。

犬が急に吠えるようになった場合、それは体のどこかに痛みがあるサインかもしれません。

具体的には、歯痛、関節痛、消化器系の問題など、さまざまな健康問題が原因となる可能性があります。

このような場合、痛みを和らげ、原因を治療するためには獣医の診断が必要となります。

老犬が認知症で吠えている

高齢の犬は、認知機能が衰えることにより認知症を発症することがあります。

その症状の一つが、理由もなく吠える行動です。

問題に対処するためには、獣医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

老犬が視力や聴力が衰えて吠えている

老犬は視力や聴力が衰えることがあります。

これにより、彼らは自分がどこにいるのか、何が起こっているのかを理解するのが難しくなります。

その結果、彼らは怖がったり混乱したりし、それが吠える行動につながることがあります。

問題に対処するためには、獣医の助けを借りて犬の視力や聴力の問題を把握し、犬が安心して生活できるような環境を作ることが重要です。

犬が急に吠えるようになった場合に注意したいこと

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犬が急に吠えるようになった場合に注意したいことについてご紹介します。

 

注意したいこと
  • 犬が急に吠えるようになった場合に注意したいこと
  • 吠えても犬を叱らないこと
  • 近所迷惑にならないようにすること

吠えても犬を叱らないこと

犬が吠えるとき、何らかの感情や欲求を表現する彼らの自然な方法です。

したがって、吠える行動を止めるために犬を厳しく叱るのは避けましょう。

犬に対するストレスを増加させ、問題を悪化させる可能性があります。

吠える問題を解決するためには、まず吠える原因を理解し、その原因に対処することが最も重要です。

もし吠える行動が続く場合は、プロのトレーナーや獣医に相談することを検討してください。

近所迷惑にならないようにすること

犬の吠える音は、特に住宅地などの密集した地域では、近所の人々にとって迷惑な騒音となる可能性があります。

犬が吠える問題を解決するためには、時間と労力が必要となる場合があります。

その間、近所の人々に対して配慮を持つことが大切です。

問題に取り組んでいることを伝え、理解と協力を求めることが重要です。

また、必要に応じて吠え防止グッズを使用する、犬をより静かな場所に移動するなどの対策も考えられます。

犬が急に吠えるようになった場合の対処法

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犬が急に吠えるようになった場合の対処法についてご紹介します。

 

急に吠えるようになった場合の対処法
  • 犬が急に吠えるようになった場合の対処法
  • 子犬時期に社会化訓練をさせる
  • 運動させる・コミュニケーションを取る
  • 犬をコントロールするしつけをする
  • 獣医師に相談する

子犬時期に社会化訓練をさせる

子犬時期に社会化訓練をさせることが重要です。

社会化訓練は、犬にとって新しい人々、場所、音などに対する恐怖や不安を減らすことを目指すものとされています。

社会化訓練を行うことにより犬が吠える可能性を減らす効果が期待できます。

運動させる・コミュニケーションを取る

適切な運動とコミュニケーションは、犬が吠える原因を減らすことにつながるでしょう。

吠えることはしばしばエネルギーの過剰な表現または退屈のサインとも言えます。

定期的な散歩や遊びを提供し、犬との質の高いコミュニケーションを維持することで、問題が改善する可能性があります。

犬をコントロールするしつけをする

しっかりとしたトレーニングは、犬の行動をコントロールし、必要なときに吠える行動を制御するための鍵となります。

静かにしていることを報酬で強化したり、「吠えるな」といったコマンドを教えることで、犬が吠える行動を管理できるようになるでしょう。

獣医師に相談する

吠える行動が病気や老化によるものである場合、適切な医療措置が必要となる場合があります。

痛みを伴う病気や認知症などの問題は獣医師の専門的な診断と治療が必要です。

したがって、吠える行動が改善されない場合や、犬の健康状態に心配がある場合は獣医師に相談してください。

犬が急に吠えるようになったことに関するよくある質問

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犬が急に吠えるようになったことに関するよくある質問についてご紹介します。

 

よくある質問
  • 犬が急に吠えるようになったことに関するよくある質問
  • 犬の散歩中で急に他の犬に吠えるようになったのはなぜ?
  • 犬が何もないところに突然吠えるのはなぜ?
  • 犬が急に吠えるようになった場合に考えられる病気は?
  • 犬が夜に急に吠えるようになったのはなぜ?

犬の散歩中で急に他の犬に吠えるようになったのはなぜ?

他の犬に対して急に吠えるようになったという行動は、社会性の問題、領域意識、恐怖、興奮など様々な原因が考えられます。

通常、犬の社会化が十分でないか、他の犬に対する不安やストレスが原因で発生するとされています。

犬が何もないところに突然吠えるのはなぜ?

犬が何もないところで突然吠える行動は、人間には聞こえない音に反応しているか、視力や聴力の問題、認知症の可能性を示す場合があります。

また、ストレスや不安が原因である場合もあります。

このような状況が頻繁に起こる場合は、獣医師に相談することを推奨します。

犬が急に吠えるようになった場合に考えられる病気は?

犬が急に吠えるようになった場合、それは体調不良や痛みを伴う病気の可能性を示しているかもしれません。

具体的には、歯痛、関節痛、消化器系の問題などがあります。

また、老犬の場合、認知症や視力、聴力の低下も吠える原因となることがあります。

犬が夜に急に吠えるようになったのはなぜ?

夜間に犬が吠える原因は様々で、その中には退屈、不安、寂しさ、そして何らかの物理的な不快感が含まれます。

また、老犬では認知症により昼夜が逆転し、夜間に吠えることが増えることがあります。

さらには、外の音や動きに反応して吠えることもあります。

犬が夜間に頻繁に吠える場合、原因を特定し、適切な解決策を見つけるためにはプロのアドバイスが必要となることがあります。

なお、犬の夜泣きの原因や対策などについて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

犬が夜泣きする4つの原因!吠え対策と注意点、病気のリスクも解説

まとめ

ポメラニアン

犬が急に吠えるようになる理由は多岐にわたり、不安感、欲求、見知らぬ人への警戒、興奮、コミュニケーションや運動不足、社会化不足、痛み、老化などが原因となる可能性があります。

問題が続く場合は、叱らないこと、近所迷惑を避けることが重要です。

また、子犬時期の社会化訓練、適切な運動とコミュニケーション、しっかりとしたしつけ、必要に応じた獣医師への相談が推奨されます。

また、他の犬に吠える、何もないところで吠える、夜間に吠える等の行動には、さらに特定の原因が考えられ、適切な対処が必要となります。

犬が急に吠えるようになったことでお困りの飼い主さんは、参考にしてください。

なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬のコラム記事があります。

気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。

犬が来客に吠える2つの理由!4つの対処法を紹介

犬の散歩のしつけ方!吠える・歩かないときの対処法

犬が吠える4つの理由!やめさせる方法・3つの注意点