「うちの子は突然吠えるけどなんで?大丈夫かしら」
「お客さんが来たときに吠えるのはやめさせたい?どうすればいいの?」
といった愛犬が吠えることにお悩みのそこのあなた。
犬が吠えるのは本能で、ちゃんと理由があります。
理由をしって、意図をくみとった対応をしてあげることが大切。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 犬が吠える理由と理由ごとの対策
- 吠えるのをやめさせるときのNG行為
愛犬の吠え問題でお悩みの方は必見の内容です。
犬が吠える4つの理由と対策
犬が吠えるのにも目的があります。
吠えるのは犬の本能なので、一切吠えさせないことはできません。
吠える理由は、以下の4つのことが考えられます。
- 怖いから
- 伝えたいことがあるから
- 興奮しているから
- ストレスがあるから
理由①.怖いから
犬は怖いときや警戒している時に吠えます。
もともと警戒心の強い生き物です。
来客が来た時など、初めて見た人に対して吠えることが良くありますよね。
テレビでよく見る面白動画でも、動くロボットに向かって吠えていることもあります。
人懐っこい犬なら、見つめることは問題ありません。
警戒心の強い犬をじっと見つめていると、「敵意を向けられている」と勘違いしてしまう恐れがあります。
怖いから吠える場合の対策
怖いと思っているから吠えている場合は、怖いものから遠ざけてあげましょう。
対象物を見えない場所にしまってあげたり、犬を見えない場所に避難させたりすればOK。
来客の場合は、「ハウス(ケージに戻る)」しつけをしましょう。
ハウスを覚えていない場合は、しつけから行わなければなりません。
時間はかかるので、忍耐強く取り組みましょう。
理由②.伝えたいことがあるから
伝えたいことがある時にも吠えます。
「要求吠え」とも言います。
考えられる要求としては、以下のものです。
- 抱っこしてほしい
- エサが欲しい
- おやつが欲しい
- お散歩に行きたい
- おもちゃを持ってきてほしい
- 助けてほしい
- トイレをしたい
- 水が欲しい
道端で飼い主が倒れて、犬が人に助けを求めるエピソードを聞いたことはないでしょうか。
助けを求めるときも、犬は吠えて相手に要求を表現しています。
伝えたいことがあるから吠える場合の対策
犬の吠えがわがままである場合は、「反応しない」ことが重要。
要求に応えると、わがままを続けてしまうことになります。
伝えたいことがあって吠えていると考えられる場合、「散歩やエサ」などの日常行動をいつも通りできているかチェックしましょう。
理由③.興奮しているから
犬は興奮するときも吠えます。
嬉しい意味での興奮の場合も同様。
飼い主に会えてしっぼを振ることがあるのは、興奮しているからです。
怒っているときも吠えてしまいます。
どちらの意味で興奮しているのかは状況に合わせて、見極めてあげましょう。
興奮しているから吠える場合の対策
怒っていて興奮しているのであれば、原因を取り除いてあげましょう。
いじわるや挑発をしてしまっていると、犬のストレスの原因になります。
嬉しくて興奮している場合も、落ち着いてもらうためになるべく静かに対応しましょう。
落ち着いてから、向かい合って接してあげると良いです。
お座りを覚えさせておき、座らせれば犬も落ち着いてきますよ。
理由④.ストレスがあるから
ストレスがあり、発散できないときに吠えることもあります。
退屈しのぎに吠えるのです。
飼い主とのコミュニケーションやスキンシップが少ない場合、ストレスを溜めてしまうことに。
散歩や遊びなどをして触れ合ってあげることが大切。
ストレスが原因で吠えている場合の対策
ストレスが原因に考えられる場合、環境や接し方などの日常的な変化がないか見直してください。
環境の変化は、内容によって犬のストレスになります。
例えば、エサが変わることもストレスに感じることも。
犬の成長段階によっても、必要な運動量が違います。
吠えるのをやめさせるときの3つの注意点
吠えるのをやめさせるときにやってはいけないことを解説します。
以下の3つの行為は絶対にやめましょう。
- 叩くこと
- 叱ること
- 吠え防止グッズを使うこと
叩くこと
吠えているからと言って、叩くのはNG。
犬がストレスを抱える原因にもなります。
犬は「理由があって吠えている」ことを忘れないでください。
意味もなく「無駄吠え」しているわけではありません。
叩くと飼い主と犬との信頼関係が壊れる原因にも。
しつけも従わなくなります。
叱ること
「叱ること」も「叩くこと」と同様にNG。
- ストレスを抱えてしまう
- 恐怖心を抱いてしまう
以上の2つのリスクがあり、余計吠える原因にも。
𠮟ったとしても状態は改善されません。
改善されないだけでなく、状況を悪化させることにもなり得ます。
吠え防止グッズを使うこと
吠え対策のために、吠え防止グッズが販売されていますが、おすすめしません。
吠えることは犬の本能です。
グッズで驚かされると、犬もストレスにもなります。
また、何度も繰り返すうちに刺激に慣れていくことも。
飼い主と犬との信頼関係を壊すことにもつながります。
状況が悪化する恐れがあるので、やめましょう。
ドッグトレーナーに相談するのもおすすめ
ドッグトレーナーは、犬にマナーを教えてくれる方です。
いわゆる、犬のしつけのプロ。
以下のようなしつけを教えてくれます。
- 吠え癖の改善
- 散歩
- トイレ
- お留守番
- 「おすわり」や「まて」などのしつけ
吠え癖の改善だけでなく、そのほかのしつけもできます。
犬が成犬として立派な犬になる前に、マナー・しつけを覚えさせておくと良いでしょう。
似た呼び名で「訓練士」があります。
訓練士はしつけではなく、訓練に特化しています。
吠え対策のしつけは訓練ではないので、今回のシーンでの利用はおすすめしません。
まとめ
この記事では、犬が吠える理由とやめさせる方法・注意点について紹介しました。
以下がまとめです。
- 犬が吠えるのは本能
- 犬が吠えるのには理由があり、「無駄吠え」ではない
- 吠えるのをやめさせるには、理由を知ろう
- 犬が吠える理由は「怖い・伝えたい・ストレス・興奮している」
- 「叩く・叱る」は吠え癖を悪化させる原因になるのでNG
- しつけが難しい場合はドッグトレーナーに相談しよう
いかがでしたか。
犬が吠えるのには理由があるので、意図を理解してあげましょう。
どうしようもないときは、ドッグトレーナーに相談するのもおすすめですよ。