犬が吠える4つの理由!やめさせる方法・3つの注意点

犬が吠える4つの理由!やめさせる方法・3つの注意点 犬のコラム

「うちの子は突然吠えるけどなんで?大丈夫かしら」

「お客さんが来たときに吠えるのはやめさせたい?どうすればいいの?」

といった愛犬が吠えることにお悩みのそこのあなた。

犬が吠えるのは本能で、ちゃんと理由があります。

理由をしって、意図をくみとった対応をしてあげることが大切。

この記事では、以下の内容について説明します。

  • 犬が吠える理由と理由ごとの対策
  • 吠えるのをやめさせるときのNG行為

愛犬の吠え問題でお悩みの方は必見の内容です。

犬が吠える4つの理由と対策

吠える理由と対策

犬が吠えるのにも目的があります。

吠えるのは犬の本能なので、一切吠えさせないことはできません。

吠える理由は、以下の4つのことが考えられます。

  • 怖いから
  • 伝えたいことがあるから
  • 興奮しているから
  • ストレスがあるから

理由①.怖いから

犬は怖いときや警戒している時に吠えます。

もともと警戒心の強い生き物です。

来客が来た時など、初めて見た人に対して吠えることが良くありますよね。

テレビでよく見る面白動画でも、動くロボットに向かって吠えていることもあります。

人懐っこい犬なら、見つめることは問題ありません。

警戒心の強い犬をじっと見つめていると、「敵意を向けられている」と勘違いしてしまう恐れがあります。

怖いから吠える場合の対策

怖いと思っているから吠えている場合は、怖いものから遠ざけてあげましょう。

対象物を見えない場所にしまってあげたり、犬を見えない場所に避難させたりすればOK。

来客の場合は、「ハウス(ケージに戻る)」しつけをしましょう。

ハウスを覚えていない場合は、しつけから行わなければなりません。

時間はかかるので、忍耐強く取り組みましょう。

理由②.伝えたいことがあるから

伝えたいことがある時にも吠えます。

「要求吠え」とも言います。

考えられる要求としては、以下のものです。

  • 抱っこしてほしい
  • エサが欲しい
  • おやつが欲しい
  • お散歩に行きたい
  • おもちゃを持ってきてほしい
  • 助けてほしい
  • トイレをしたい
  • 水が欲しい

道端で飼い主が倒れて、犬が人に助けを求めるエピソードを聞いたことはないでしょうか。

助けを求めるときも、犬は吠えて相手に要求を表現しています。

伝えたいことがあるから吠える場合の対策

犬の吠えがわがままである場合は、「反応しない」ことが重要。

要求に応えると、わがままを続けてしまうことになります。

伝えたいことがあって吠えていると考えられる場合、「散歩やエサ」などの日常行動をいつも通りできているかチェックしましょう。

理由③.興奮しているから

犬は興奮するときも吠えます。

嬉しい意味での興奮の場合も同様。

飼い主に会えてしっぼを振ることがあるのは、興奮しているからです。

怒っているときも吠えてしまいます。

どちらの意味で興奮しているのかは状況に合わせて、見極めてあげましょう。

興奮しているから吠える場合の対策

怒っていて興奮しているのであれば、原因を取り除いてあげましょう。

いじわるや挑発をしてしまっていると、犬のストレスの原因になります。

嬉しくて興奮している場合も、落ち着いてもらうためになるべく静かに対応しましょう。

落ち着いてから、向かい合って接してあげると良いです。

お座りを覚えさせておき、座らせれば犬も落ち着いてきますよ。

理由④.ストレスがあるから

ストレスがあり、発散できないときに吠えることもあります。

退屈しのぎに吠えるのです。

飼い主とのコミュニケーションやスキンシップが少ない場合、ストレスを溜めてしまうことに。

散歩や遊びなどをして触れ合ってあげることが大切。

ストレスが原因で吠えている場合の対策

ストレスが原因に考えられる場合、環境や接し方などの日常的な変化がないか見直してください。

環境の変化は、内容によって犬のストレスになります。

例えば、エサが変わることもストレスに感じることも。

犬の成長段階によっても、必要な運動量が違います。

吠えるのをやめさせるときの3つの注意点

吠えるのをやめさせるときにやってはいけないことを解説します。

以下の3つの行為は絶対にやめましょう。

  • 叩くこと
  • 叱ること
  • 吠え防止グッズを使うこと

叩くこと

吠えているからと言って、叩くのはNG。

犬がストレスを抱える原因にもなります。

犬は「理由があって吠えている」ことを忘れないでください。

意味もなく「無駄吠え」しているわけではありません。

叩くと飼い主と犬との信頼関係が壊れる原因にも。

しつけも従わなくなります。

叱ること

「叱ること」も「叩くこと」と同様にNG。

  • ストレスを抱えてしまう
  • 恐怖心を抱いてしまう

以上の2つのリスクがあり、余計吠える原因にも。

𠮟ったとしても状態は改善されません。

改善されないだけでなく、状況を悪化させることにもなり得ます。

吠え防止グッズを使うこと

吠え対策のために、吠え防止グッズが販売されていますが、おすすめしません。

吠えることは犬の本能です。

グッズで驚かされると、犬もストレスにもなります。

また、何度も繰り返すうちに刺激に慣れていくことも。

飼い主と犬との信頼関係を壊すことにもつながります。

状況が悪化する恐れがあるので、やめましょう。

ドッグトレーナーに相談するのもおすすめ

ドッグトレーナーに相談するのもおすすめ

ドッグトレーナーは、犬にマナーを教えてくれる方です。

いわゆる、犬のしつけのプロ。

以下のようなしつけを教えてくれます。

  • 吠え癖の改善
  • 散歩
  • トイレ
  • お留守番
  • 「おすわり」や「まて」などのしつけ

吠え癖の改善だけでなく、そのほかのしつけもできます。

犬が成犬として立派な犬になる前に、マナー・しつけを覚えさせておくと良いでしょう。

似た呼び名で「訓練士」があります。

訓練士はしつけではなく、訓練に特化しています。

吠え対策のしつけは訓練ではないので、今回のシーンでの利用はおすすめしません。

まとめ

この記事では、犬が吠える理由とやめさせる方法・注意点について紹介しました。

以下がまとめです。

  • 犬が吠えるのは本能
  • 犬が吠えるのには理由があり、「無駄吠え」ではない
  • 吠えるのをやめさせるには、理由を知ろう
  • 犬が吠える理由は「怖い・伝えたい・ストレス・興奮している」
  • 「叩く・叱る」は吠え癖を悪化させる原因になるのでNG
  • しつけが難しい場合はドッグトレーナーに相談しよう

いかがでしたか。

犬が吠えるのには理由があるので、意図を理解してあげましょう。

どうしようもないときは、ドッグトレーナーに相談するのもおすすめですよ。