ビションフリーゼは臭いがきつい?臭いがした時の原因と対策を解説

ビションフリーゼは臭いがきつい?臭いがした時の原因と対策を解説 犬のコラム

白いふわふわの綿菓子みたいな犬、ビションフリーゼは臭いが気になる犬種でしょうか。

犬を飼うにあたり、臭いがきついのかそうでないのか、気になるポイントですよね。

ビションフリーゼは比較的臭いが少ない犬種と言われており、初心者でもケアがしやすいです。

ビションフリーゼを飼う前に彼らの臭いのケアについて知っておきましょう。

今回は、ビションフリーゼの臭いについて、臭いがした時の適切な対策を解説します。

 

この記事の内容
  • ビションフリーゼの臭いについて
  • ビションフリーゼの臭いの原因
  • ビションフリーゼの臭いがした時のケア方法

ビションフリーゼは臭いが少ない犬種

ビションフリーゼは臭いが少ない犬種

ビションフリーゼは比較的臭いが少ない犬種と言われています。

その理由について解説していきます。

 

ビションフリーゼは臭いが少ない犬種
  • 臭いの強さは個体差による
  • 臭いが気になる場合は定期的にシャンプーしてあげよう

臭いの強さは個体差による

ビションフリーゼは、そのふわふわの被毛と可愛らしいルックスで知られています。

一般的には臭いが少ない犬種とされていますが、その臭いの強さには個体差があります。

ビションフリーゼの被毛が螺旋状に縮れ、オーバーコートとアンダーコートがある「ダブルコート」は、臭いを軽減する特性を持っています。

これにより、室内での飼育でも臭いが気になりにくいのが一般的です。

ただし、個体差によっては臭いの強さが異なり、活発な性格や積極的な生活習慣が、身体の汚れを引き起こす可能性があります。

臭いの原因と言われる耳や口元の適切なケアが怠られると、臭いの原因となり得ます。

一般的に犬の体臭は少ないですが、ビションフリーゼを含む全ての犬種は個体差があることを理解しましょう。

 

臭いが気になる場合は定期的にシャンプーしてあげよう

ビションフリーゼの臭いが気になる場合、定期的なシャンプーが効果的な対策となります。

適切なシャンプーは、被毛の清潔を保ちながら、臭いの元となる汚れや皮脂を除去する役割を果たします。

シャンプーの頻度は個体差や生活環境によって異なりますが、通常は月に1回から3回の間で行うことが推奨されています。

ただし、シャンプーの回数が多すぎると、犬の皮膚や被毛に必要な油分が失われ、かえって皮膚のトラブルを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

シャンプーには、ビションフリーゼの被毛や皮膚に適したものを選ぶことが重要です。

また、シャンプー後には十分なすすぎと、毛の乾燥を促すための丁寧なドライが必要です。

これらのケアを怠らずに行うことで、清潔で健康な状態を維持し、臭いの気にならないビションフリーゼとの生活を楽しむことができます。

 

ビションフリーゼの臭いがきつくなる原因とその対策

ビションフリーゼの臭いがきつくなる原因とその対策

 

ビションフリーゼは比較的臭いの少ない犬種ですが、臭いがキツくなる時はどんな時でしょうか。

臭いの原因と対策を見ていきましょう。

 

ビションフリーゼの臭いがきつくなる原因とその対策
  • 涙やけやよだれなど
  • 垂れ耳のため湿気がこもっている
  • 被毛が汚れている
  • 口内環境が悪化している
  • 肛門腺の分泌液が溜まっている
  • ドッグフードが合っていない

涙やけやよだれなど

ビションフリーゼの臭いがきつくなる主な原因の一つは、涙やけやよだれによるものです。

これらは犬種特有の特徴であり、適切なケアが必要です。

まず、涙やけは目の周りの毛が湿って茶色く変色する現象であり、これが臭いの原因となります。

日常的なケアとして、目の周りの毛をこまめに拭くことが大切です。

また、特に涙やけが気になる場合は、獣医師のアドバイスを仰ぐと良いでしょう。

よだれによる臭いも注意が必要です。

ビションフリーゼは小型犬種であり、よだれが毛に触れやすい傾向があります。

よだれが乾燥すると臭いの原因となるため、こまめな拭き取りや清潔な状態を保つことが重要です。

これらのケアを適切に行うことで、ビションフリーゼの臭いを抑え、清潔で健康な状態を維持することができます。

 

垂れ耳のため湿気がこもっている

ビションフリーゼは特徴的な垂れ耳を持っていますが、これが原因で湿気がこもりやすくなり、臭いの原因となります。

湿気がこもると臭いの発生や耳の健康に悪影響を及ぼすことがありますので、適切なケアが必要です。

耳の中の湿気を防ぐためには、耳の中をこまめに乾かすことが大切です。

柔らかい布や綿棒を使用して、耳の中の余分な湿気を拭き取りましょう。

ただし、耳の奥に深く入れることは避け、優しく表面を拭くようにしましょう。

また、定期的な耳の清掃が必要です。

専用の犬用イヤークリーナーを使用して、耳垢や汚れを取り除きましょう。

清潔な状態を保つことで、湿気がこもりにくくなります。

これらの対策を適切に行うことで、ビションフリーゼの垂れ耳に伴う湿気のこもりを防ぎ、健康な耳の状態を維持することができます。

 

被毛が汚れている

ビションフリーゼの臭いが気になる場合、被毛の汚れが一因となることがあります。

被毛が汚れると、臭いの発生源となりやすくなります。

以下に、被毛の汚れにまつわる注意点をご紹介します。

 

毎日のブラッシング

被毛の汚れによる臭い対策には、毎日のブラッシングが重要です。

毛玉や汚れがたまりにくいよう、ビションフリーゼの被毛は定期的にブラッシングしてください。

これにより、空気中の臭いを吸着する汚れを取り除くことができます。

 

シャンプーは適切な頻度で

シャンプーは適切な頻度で行いましょう。

シャンプーの頻度は個体差や生活環境によって異なりますが、通常は月に1回から3回の間で行うことが推奨されています。

ただし、頻繁なシャンプーは皮膚のバリアを損なう可能性があるため、適度な間隔を保ちながら清潔を保つよう心がけましょう。

被毛の汚れが臭いの原因になることは避けられませんが、適切なケアを行うことでその影響を最小限に抑えることができます。

日常のお手入れを怠らず、ビションフリーゼの被毛を清潔に保ちましょう。

 

口内環境が悪化している

ビションフリーゼの臭いの原因の一つとして、口内環境の悪化が挙げられます。

口臭が気になる場合、口内のケアが必要です。

以下に、口内環境が悪化する可能性がある要因と、それに対するケア方法をご紹介します。

 

歯石や歯周病の予防 ビションフリーゼは小型犬種であり、歯石や歯周病が発生しやすい傾向があります。定期的な歯みがきや歯石の予防ケアが大切です。
適切な食事と水分摂取 適切な食事と充分な水分摂取が口内環境の健康維持につながります。栄養バランスの取れた食事や新鮮な水を提供し、口内の乾燥を予防しましょう。
定期的な健康チェック 口内環境の変化や異常に早く気づくために、定期的な健康チェックが重要です。異常が見られた場合は、獣医師に相談しましょう。

ビションフリーゼの臭いには様々な要因が影響しますが、口内環境の管理はその一環です。

適切なケアを行い、愛犬の健康を維持しましょう。

 

肛門腺の分泌液が溜まっている

ビションフリーゼの臭いの原因の一つとして、肛門腺の分泌液が溜まっていることが考えられます。

肛門腺は、犬や一部の動物にある小さな袋状の器官で、直腸の近くに位置しています。

これらの腺は、便通の際にわずかな液体を分泌し、通常は便とともに排泄され、この分泌物は臭いを持ちます。

肛門腺液が異常に溜まり、排泄されない場合、炎症や感染の原因となり、臭いを発したり、犬が不快な思いをすることがあります。

対策として、ビションフリーゼの肛門腺は定期的なチェックと清掃が必要で、獣医師が正しい方法で行うことが重要です。

また、適切な食事や栄養が消化機能をサポートし、肛門腺の正常な機能に寄与します。

バランスの取れた食事に留意しましょう。

 

ドッグフードが合っていない

ビションフリーゼの臭いの原因として、ドッグフードが合っていない可能性が考えられます。

適切でないドッグフードは、被毛や口内環境に影響を与え、独特の臭いを引き起こす可能性があります。

犬種によって栄養の要求が異なるため、ビションフリーゼに合った高品質なドッグフードを選ぶことが重要です。

穀物や添加物の過剰摂取は、被毛の質や口臭に影響を与えることがあります。

 

ビションフリーゼにぴったりのドックフードの選び方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

ビションフリーゼにおすすめのドッグフード10選!選ぶ際のポイントもご紹介!

 

ビションフリーゼの臭いが強い時の消臭対策

ビションフリーゼの臭いが強い時の消臭対策

 

原因や対策はわかったけれど、とりあえず臭いが気になるので消したいという時もありますよね。

ビションフリーゼの臭いが強いなと感じる時の、すぐにできる消臭対策をご紹介します。

 

ビションフリーゼの臭いが強い時の消臭対策
  • ブラッシングやトリミングなどのお手入れ
  • 顔をきれいに拭いてあげる
  • 定期的な耳掃除
  • 定期的な口内ケア
  • 肛門腺絞り
  • ペット用の消臭剤を使用する
  • ドッグフードを見直す

 

 

ブラッシングやトリミングなどのお手入れ

ビションフリーゼの臭いが気になるとき、定期的なお手入れが効果的です。

特にブラッシングやトリミングは、被毛や体臭のコントロールに有効な方法です。

垂れ耳のため湿気がこもりやすい部分や、被毛が汚れやすい箇所にしっかりと注意を払いましょう。

ブラッシングは毛玉の予防や臭いの発生源を取り除くのに役立ちます。

トリミングは被毛の長さを調整し、清潔で健康的な状態を保ちます。

定期的なお手入れにより、ビションフリーゼとの共生がより快適になり、家庭内での臭いの問題も軽減されるでしょう。

 

顔をきれいに拭いてあげる

ビションフリーゼの臭い対策において、顔の清潔さは重要なポイントです。

特に涙やけやよだれが原因となりやすい部分は、こまめなお手入れで臭いが気にならなくなります。

柔らかい布や専用のワイプを使用して、優しく顔を拭くことを心掛けましょう。

これにより、清潔な状態を保ちながら、愛犬とのコミュニケーションもより良くなるでしょう。

 

定期的な耳掃除

ビションフリーゼの臭い対策において、耳の定期的な掃除は効果的です。

垂れ耳のため湿気がこもりやすく、これが臭いの原因となります。

柔らかい綿棒や専用の耳掃除グッズを使用して、軽く耳垢を取り除くことで、湿気や雑菌の繁殖を防ぎます。

定期的な耳のお手入れは、愛犬の健康を保つだけでなく、不快な臭いから解放される一環となります。

 

定期的な口内ケア

ビションフリーゼの口内ケアは、消臭だけでなく全体の健康に影響を与える重要なケアです。

口内環境が悪化すると、歯周病や口臭の原因となります。

ビションフリーゼの口内ケアのポイントを紹介します。

 

歯磨き 専用の犬用歯ブラシや指ブラシを使用して、定期的に歯磨きを行いましょう。歯垢や歯石の蓄積を防ぎ、歯茎の健康を保ちます。
デンタルチュー 噛むことが好きな犬種として知られるビションフリーゼには、デンタルチューがおすすめです。噛むことで歯の表面を磨き、歯茎をマッサージします。
口内スプレー 口臭予防のために口内スプレーを利用すると効果的です。添加物がない安全なものを選んで使用しましょう。
定期的な歯科検診 歯の健康を確認するために、定期的な歯科検診を受けることも重要です。専門家の助言を仰ぎながら、適切なケアを行いましょう。

 

肛門腺絞り

ビションフリーゼの臭い対策や健康維持に欠かせないケアの一環として、「肛門腺絞り」があります。

肛門腺縛りとは、犬の尾の根本にある肛門腺(肛門臭腺とも呼ばれます)から分泌される液体を手作業で取り除くことです。

これは通常、犬が自然な排便の際に肛門腺から液体が分泌され、通常は外部に排出されるはずですが、時折この液体が十分に排出されずに残ることがあります。

肛門腺がうまく排液できない場合、液体が腺内に滞留し、これが炎症や不快な臭いの原因になることがあるので、肛門腺絞りはこれらの問題を予防または解消するために行われる手段の一つです。

通常、肛門腺絞りは獣医師またはペットグルーマーによって行われ、手袋を着用し、特別な技術で肛門腺の液体を外に絞り出す作業ですので、専門家以外は行わないようにしましょう。

 

ペット用の消臭剤を使用する

定期的なお手入れだけでは解消できない臭いに対処するために、ペット用の消臭剤が頼りになります。

ペット用消臭剤は、除菌や消臭効果が期待できます。

置き型タイプやスプレータイプがあり、選ぶ際には、ペットに安全な成分で作られたものを選びましょう。

ドラッグストアにあるファブリーズやリセッシュなどの商品もペットの安全には問題ないとされていますが、人間と動物の安全性の基準は少々違うので、念の為ペット用のものを選ぶと良いでしょう。

 

ドッグフードを見直す

愛犬の健康を考える上で、ドッグフードの選択は非常に重要です。

ビションフリーゼが強い臭いを発する場合、その原因の一つにドッグフードが関与している可能性があります。

ドッグフードの見直しポイントをご紹介します。

 

成分の確認 ドッグフードの成分表を確認し、添加物や合成保存料が含まれていないかを注意深く見ることが大切です。自然な成分が豊富なフードを選ぶことで、体臭の改善が期待できます。
消化吸収の促進 良質なタンパク源や栄養素が含まれているフードを選ぶことで、ビションフリーゼの健康をサポートし、体臭の原因となる要因を軽減できます。
食物アレルギーのチェック 食物アレルギーが体臭の原因になることがあります。フードに使用されている材料に対するアレルギーがないか確認しましょう。
適切なフィーディング量 過剰な食事は避け、適切なフィーディング量を守ることで、健康な体臭を維持できます。

 

ビションフリーゼにおすすめのドックフードについての記事もぜひ参考にしてください。

ビションフリーゼにおすすめのドッグフード10選!選ぶ際のポイントもご紹介!

 

ビションフリーゼは臭いが少ない犬種

ビションフリーゼは臭いが少ない犬種

 

今回は、ビションフリーゼの臭いについて、臭いがした時の適切な対策を解説しました。

今回の記事のまとめです。

 

ビジョンフリーぜの臭いについてのまとめ
  • ビションフリーゼは臭いが少ない犬種
  • 臭いの強さは個体差による

【臭いの原因】

  • 涙やけやよだれなど
  • 垂れ耳のため湿気がこもっている
  • 被毛が汚れていることにより
  • 口内環境が悪化している
  • 肛門腺の分泌液が溜まっている
  • ドッグフードが合っていない

【臭いの対策】

  • ブラッシングやトリミングなどのお手入れ
  • 顔をきれいに拭いてあげる
  • 定期的な耳掃除
  • 定期的な口内ケア
  • 肛門腺絞り
  • ペット用の消臭剤を使用する
  • ドッグフードを見直す

 

ビションフリーゼは臭いが少ない犬種ですが、生活環境や飼い主のケアによっては臭いが強くなることが十分に考えられます。

人間と同じで、体を洗わないとどうしても臭くなってしまうので、ブラッシングやシャンプーなど、日頃のケアを丁寧に行うことで臭いのない快適な暮らしになるでしょう。

 

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