「セロリって生で与えてもいいの?加熱しないと消化に悪い?」
「犬に危ない成分とか入ってない?どのくらいなら与えてもいいの?」
といった犬にセロリを与えてもいいのか調べているそこのあなた。
結論を言うと、アレルギーの犬以外にはセロリを与えても問題ありません。
生でも加熱して与えても問題なく、栄養が多く含まれている食べ物です。
この記事では、以下の内容について説明いたします
- セロリの与え方と注意点
- セロリに含まれている栄養素
- セロリを与える際の適量
セロリを愛犬に与えたい方は、必見の内容です。
犬がセロリを食べても問題ない
アレルギーの犬以外、セロリを与えても問題ありません。
特に有害な成分が入っていない食べ物です。
生でも加熱した状態でも、与えられます。
セロリは匂いが独特ですが、犬は全く抵抗を感じないようです。
セロリの匂いには、犬が臭うと興奮状態が収まる効果も期待できます。
犬にセロリに含まれている栄養素と効果
犬に含まれる栄養素は、以下の通りです。
- 食物繊維(可溶性食物繊維と不溶性食物繊維)
- カリウム
- ビタミンC,E
- βカロテン
- カロテン
- ビタミン
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
セロリを犬が食べることにより、期待できる効果は以下の通りです。
- 腸内環境の改善
- 腸の運動の活発化
- 血圧を下げる
- 血流の促進
- 抗酸化作用による病気の予防
- 免疫力の向上
- ガンの予防
- 動脈硬化の予防
- 活性酵素の発生の抑制
カリウムは、体内にある不要な塩分を体外に排出してくれる役割があります。
便トラブルを抱えている犬にセロリはおすすめ
セロリには、食物繊維が多く含まれています。
含有量はキャベツと同じ程度で、最も多いごぼうの3分の1程度。
食物繊維は適量を取ると、整腸作用が期待できます。
腸内細菌のエサにも食物繊維がなってくれるため、腸内環境の改善をしてくれますよ。
しかし摂りすぎも危険で、体内に取り込みすぎると便トラブル(下痢、軟便)を引き起こす恐れもあるので注意してください。
血圧が高い犬にもセロリがおすすめ
セロリにはカリウムが多く含まれています。
カリウムは、体の余分な老廃物を排出する効果があるのです。
利尿作用もあるので、血圧も下げられます。
血圧が上がってしまっている犬に、セロリはおすすめですよ。
カリウムは与えすぎも良くないので、あくまで適量を与えるように心がけてください。
犬にセロリを与えるときの適量
セロリを与える際は、ドッグフードに少量を混ぜる程度が望ましいです。
犬のサイズによっても、適量は違うので、詳細は以下の表をご覧ください。
犬の体重 | 与えてもいい量 |
---|---|
2kg未満 | 200g程度 |
4kg未満 | 300g程度 |
8kg未満 | 500g程度 |
20kg未満 | 1200g程度 |
セロリの1本当たりの重さは、100g程度。
カロリーは、100gあたり12kcalと非常に低いのが特徴。
総合栄養食のトッピングとして、与えるのがおすすめですよ。
セロリの他にもおやつを与える際は、おやつとセロリの合計カロリーに気をかけてください。
主食以外の食べ物のカロリーは、犬が1日に必要とするカロリーの20%以内に抑えるようにしましょう。
犬へのセロリの与え方と注意点
犬へのセロリの与える際のポイントと注意点は以下の通りです。
- 生でも加熱して与えてもいい
- 葉・茎のどちらの部分も、与えて問題ない
- 細かく切って与える
- 茎のスジの部分は、必ず取り除いて与える
セロリは生で与えてもOK。
加熱する場合はビタミンCが破壊されてしまいますが、犬は体内で生成できるので心配ありません。
茎の筋の部分は必ず、取り除いてから与えるようにしましょう。
もし筋を食べてしまうと、腸閉そくになる恐れがあります。
腸閉そくとは、腸内トラブルの一つで、口飲物が腸を正常に通過できない状態のことです。
シニア犬などの消化機能が弱っている犬には、スープにして柔らかくして与えても良いです。
腎臓病を患っている犬に与える際は医師に相談を
腎臓機能が低下していると、高カリウム血症になってしまう可能性があります。
高カリウム血症とは、血中のカリウム濃度が上がってしまっている状態のこと。
高カリウム血症のときに見られる症状は、以下の通りです。
- 吐き気
- 筋力の低下
- 手足のしびれ
- 不整脈などの脈の異常
カリウム制限が必要な場合もあるので、与えてもよいか獣医師に相談してください。
場合によっては、腎臓病を悪化させてしまう原因となります。
セロリにアレルギーを持つ犬もいる
セロリには、アレルギーを持つ犬もいます。
初めて与える際は、少量を与えて様子を見ましょう。
食物アレルギーを起こした際に、見られる症状は以下の通りです。
- 体のかゆみ
- 下痢
- 嘔吐
アレルギー反応は、食べてからすぐに見られるとは限りません。
セロリを与えて、これらの異常が見られた際はアレルギーの可能性があります。
症状が重い場合は、動物病院で診てもらいましょう。
「うちの子のアレルゲンを特定して、安全な食べ物を与えたい」という方は、アレルゲン検査がおすすめ。
アレルゲン検査は、動物病院で受けられますよ。
犬がアレルギーを起こしやすい食べ物について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬のアレルギーが出やすい8つの食べ物!特定方法と対処法を解説
初めて与える際は少量から与えてみよう
セロリを与える際は、少量から与えましょう。
体質的に合わない場合や、単純に嫌いな子もいるからです。
少量から与えてみて、便トラブルなどの異常が見られた場合は与えないようにしましょう。
セロリは、栄養素を豊富に含む食べ物ではあります。
しかし、総合栄養食のドッグフードを適量与えれば、犬は必要な栄養素を摂取できるのです。
逆に食べすぎは、消化不良の原因にもつながります。
セロリ以外に与えてもよい食べ物
セロリ以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。
犬が食べてもいい野菜について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬が食べれる野菜!食べ物の栄養素や食べてはいけない野菜も解説
食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。
- きゅうり
- ブロッコリー
- いちご
- バナナ
- りんご
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- まぐろ
- さけ
- さば
食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。
種類 | 食べてはいけない食べ物 |
---|---|
果物 | レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち |
野菜 | ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ |
魚介 | カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ |
豆類 | ビターアーモンド、マカダミアナッツ |
お菓子 | チョコレート、キシリトール |
飲み物 | コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類 |
そのほか | ソーセージ、生のパン、香辛料 |
食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
犬が食べても大丈夫な食べ物!含まれている栄養素や与え方も解説
食べてはいけない危険な食べ物について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、「セロリの与え方と注意点」や「セロリに含まれる栄養素」について解説しました。
以下がまとめです。
- セロリはアレルギーを持つ犬以外、与えても問題ない
- 生でも加熱して与えても問題ない
- 茎のスジの部分は、必ず取り除いてから与えよう
- カリウムを含むので、腎臓病の犬に与える際は注意が必要
- 食物繊維は適量なら整腸作用があるが、与えすぎは便トラブルの要因になる
- セロリを与える際は、細かく刻んだものを与えよう
いかがでしたか?
セロリには、栄養素が種類豊富に含まれています。
スジは取り除き、細かく刻んで与えてくださいね。
食べやすいだけでなく、消化の観点からも犬に良い影響があります。