「犬ってやきもちを焼くことがあるの?」
「犬がやきもちを焼いたときにはどんな行動を見せる?」
といったように、犬を飼っている人は愛犬がやきもちを焼くことがあるのか気になりますよね。
犬は人間と同じようにやきもちを焼く動物です。
今回は、犬のやきもち・嫉妬について以下の内容でご紹介します。
- 犬がやきもちを焼きやすい状況6選!
- 犬がやきもちを焼いたときに見せる行動やサイン5つ
- 犬がやきもちを焼いたときの対処法
犬がやきもちを焼いているのか気になる人は、ぜひ参考にしてください。
犬がやきもちを焼きやすい状況6選!
犬がやきもちを焼きやすいとされる状況を以下の6つご紹介します。
- 新しい犬が迎え入れられて多頭飼いになったとき
- 飼い主さんの家庭で赤ちゃんが生まれたとき
- 彼氏・彼女などが家にきて親しく話しているとき
- 散歩中などで他の犬を構ったとき
- 飼い主さんがぬいぐるみを持っているとき
- 他の犬にだけおやつやフードを与えたとき
新しい犬が迎え入れられて多頭飼いになったとき
新しい犬が家庭に迎えられると、これまで一人っ子だった犬が、突如として自分の地位や愛情が奪われると感じることがあります。
特に新しい犬が元々の犬よりも多くの関心を受けると、元々の犬は嫉妬心を抱く可能性があります。
この状況を避けるためには、新しい犬が来たときでも、元々の犬に十分な注意と愛情を示すことが重要です。
また、新しい犬と元の犬が平等に扱われることを確認することも必要です。
飼い主さんの家庭で赤ちゃんが生まれたとき
家庭に新しい赤ちゃんが生まれたとき、犬は家庭の状況の変化に困惑することがあります。
これまで自分だけが飼い主の注意を集めていた犬が、赤ちゃんが中心となる新たな状況に適応するのは難しいかもしれません。
このような状況で犬が嫉妬する場合もあります。
この問題を解決するためには、赤ちゃんが生まれる前から少しずつ犬の生活パターンを変え、赤ちゃんが家に来ることへの準備をすることが推奨されます。
彼氏・彼女などが家にきて親しく話しているとき
犬は飼い主が他の人と親しく接する様子を見て、嫉妬を感じることがあります。
特に、飼い主が恋人と親しげに話し合っているとき、その雰囲気に犬が敏感に反応して嫉妬することがあります。
恋人が来ている間でも犬に対する愛情を忘れずに、犬が自分が依然として大切にされていると感じられるようにすることが重要です。
散歩中などで他の犬を構ったとき
犬の散歩中に他の犬と接触することは、その日のルーティンの一部です。
しかし、飼い主が他の犬に注意を払ったり、愛情を示したりすると、元の犬は嫉妬心を抱くことがあります。
これは、犬がその行動を飼い主の愛情の変化と解釈する可能性があるからです。
飼い主さんがぬいぐるみを持っているとき
犬はぬいぐるみを実際の生物と誤解することがあります。
その結果、飼い主がぬいぐるみを使っているとき、犬はそのぬいぐるみが自分の地位を脅かしていると感じ、嫉妬することがあります。
飼い主が新しいぬいぐるみを取り扱うときには、自分の犬にそれがただのおもちゃであるということを理解させることが重要です。
他の犬にだけおやつやフードを与えたとき
飼い主が他の犬にだけおやつやフードを与えると、自分の犬は自分が排除されていると感じ、嫉妬する可能性があります。
このような状況を避けるためには、飼い主が同時にすべての犬に等しく食事やおやつを提供することが重要です。
これにより、飼い主の愛情は公平に分けられ、嫉妬心を防ぐことができます。
犬がやきもちを焼いたときに見せる行動やサイン5つ
犬がやきもちを焼いたときに見せる行動やサインを以下の5つご紹介します。
- 飼い主さんに甘える
- 明らかに落ち込む
- 噛む・吠えるなどの攻撃的な行動
- 物を壊すなどの破壊行動
- わざと粗相をする
飼い主さんに甘える
犬が嫉妬心を感じているとき、その一つの明らかなサインは、飼い主への過度の甘え方に表れます。
他の人や犬が飼い主の注意を奪ってしまうと感じると、犬は自分の地位を取り戻すために、飼い主に対して特に甘えるかもしれません。
これは抱っこをねだる、膝に乗る、常に飼い主のそばにいたがる、などといった行動に現れる場合があります。
これらの行動は、犬が飼い主の愛情を独占したいという願望から来ている可能性があります。
明らかに落ち込む
嫉妬心を抱いている犬は、感情的に落ち込んだ状態を示すこともあります。
その様子は、活動量の減少、興味の低下などの形で現れることがあります。
これらの行動は、犬が自身が二番目になったと感じ、そのことに対して悲しんでいることを示しています。
飼い主が犬の心情を理解し、愛情を確認することで、このような行動は和らげられるでしょう。
噛む・吠えるなどの攻撃的な行動
犬が嫉妬を感じているとき、その感情は時として攻撃性として表現されます。
他の人や犬に対する吠える、噛むなどの行動は、犬が自分の地位を守ろうとしている可能性を示します。
これは特に、犬が自分が侵害されていると感じたときや、飼い主の愛情を奪い返そうとする状況で現れます。
このような行動が見られた場合、犬が安心感を取り戻すことができる環境を提供することが必要です。
物を壊すなどの破壊行動
犬が嫉妬心から破壊行動を起こすことがあります。
家具を噛む、おもちゃを引き裂く、散らかすなど、通常は起こさないような行動を見せるかもしれません。
これは犬がストレスを感じ、それを発散する一つの方法として破壊行動をとっている可能性があります。
また、飼い主の注意を引きたいという意図もあるかもしれません。
わざと粗相をする
犬が嫉妬すると、家の中でわざと粗相をすることがあります。
これは犬が自分の存在を主張し、飼い主の注意を引こうとする行動である可能性があります。
普段はトイレトレーニングが完璧な犬が突然、家の中で粗相を始めた場合、それは何かを訴える一種のサインかもしれません。
犬がこれらの行動をとる原因を理解し、犬が安心して過ごせる環境を維持することが重要です。
犬がやきもちを焼いたときの対処法
犬がやきもちを焼いたときの対処法についてご紹介します。
- 愛犬を優先してあげる
- 嫉妬の対象から距離を取る
- 愛犬のストレスを発散させてあげる
- 愛犬を叱らない
- そっとしておく
愛犬を優先してあげる
嫉妬からくる行動が見られた場合、一つの対処法として飼い主が愛犬を優先してあげることが挙げられます。
新たに飼い主の注意を奪った人やペットがいる場合、あえて愛犬に最初に声をかける、愛犬を撫でる、愛犬に最初にご飯をあげるなどして、愛犬が自分が一番大切な存在であるということを再確認させると良いでしょう。
これにより、愛犬は安心感を得て、嫉妬から来る行動も抑えられる場合があります。
嫉妬の対象から距離を取る
もう一つの対処法は、愛犬が嫉妬の対象となっている人や物から適度な距離を取ることです。
愛犬がその人や物に対して過度のストレスを感じている場合、一時的に距離を置くことで愛犬の心の負担を軽減することができるでしょう。
ただし、これは一時的な対策であり、長期的には愛犬が嫉妬の対象と和解するための環境を整えることが重要です。
愛犬のストレスを発散させてあげる
嫉妬はストレスの一形態です。
そのため、愛犬がストレスを発散するための環境を提供することが重要です。
これには散歩を長くしたり、おもちゃで遊んだり、愛犬が好きな活動を一緒に楽しむなどがあります。
愛犬がストレスを発散し、リラックスすることで、嫉妬からくる行動も緩和されるでしょう。
また、これらの活動は飼い主との絆を深める良い機会でもあります。
愛犬を叱らない
嫉妬からくる行動を見せた愛犬を叱るのは控えましょう。
嫉妬は、愛犬があなたに対して深い愛情を持っている証拠です。
叱ることで、愛犬は自分の感情を表現することが難しくなり、それがストレスや恐怖心の増大につながる可能性があります。
嫉妬に対する理解と愛情ある対応が、愛犬の安心感を築くために重要です。
そっとしておく
また、愛犬が嫉妬により落ち込んだり、穏やかではない行動を見せた場合、適度にそっとしておく時間を設けることも大切です。
これは愛犬自身が感情を整理し、落ち着くための重要な時間です。
一方で、完全に無視するのではなく、適切な距離を保ちながら愛犬の様子を見守ることが求められます。
これにより愛犬は、自分が大切な存在であり、飼い主が自分の感情を理解していると感じることでしょう。
そして、時間が経つと、愛犬は自然と飼い主の元へ戻ってくるでしょう。
まとめ
犬は飼い主への愛情から嫉妬することがあります。
特に、犬がやきもちを焼きやすい状況は以下のとおりです。
- 新しい犬が迎え入れられて多頭飼いになったとき
- 飼い主さんの家庭で赤ちゃんが生まれたとき
- 彼氏・彼女などが家にきて親しく話しているとき
- 散歩中などで他の犬を構ったとき
- 飼い主さんがぬいぐるみを持っているとき
- 他の犬にだけおやつやフードを与えたとき
また、犬がやきもちを焼いたり嫉妬したときに見せる行動やサインは以下のとおりです。
- 飼い主さんに甘える
- 明らかに落ち込む
- 噛む・吠えるなどの攻撃的な行動
- 物を壊すなどの破壊行動
- わざと粗相をする
なお、犬がやきもちを焼いたときの対処法は以下を参考にしてください。
- 愛犬を優先してあげる
- 嫉妬の対象から距離を取る
- 愛犬のストレスを発散させてあげる
- 愛犬を叱らない
- そっとしておく
愛犬がやきもちを焼いているのではないかと心配されている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬のコラム記事があります。
気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。