「犬ってかまって欲しいからと言って仮病を使うことがある?」
「犬が仮病を使っているのか見分ける方法は?」
といったように、犬が仮病を使うことがあるのかについて気になりますよね。
犬が仮病を使うのことがあるのかは判明していません。
とはいえ、犬がわざと痛がったり、体調が悪そうにしたりなどの行動を見せることがあるとされています。
この記事では、犬の仮病について以下の内容でご紹介します。
- 犬が仮病のような行動をする理由
- 犬の仮病のような行動や仕草
- 犬が仮病しているか見分ける方法
- 犬が仮病のような行動をするときの飼い主さんの対応
愛犬が仮病な仕草や行動を見せることについて気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
犬が仮病のような行動をする理由
犬が仮病のような行動をする場合に考えられる理由をご紹介します。
- 飼い主さんの関心を引きたいから
- 犬がしたくないことがあるから
- 一緒に飼っている他の犬と同じ扱いをして欲しいから
- 飼い主さんが外出すると察したから
- 良いごはんが欲しいから
飼い主さんの関心を引きたいから
犬はとても社会的な動物であり、飼い主からの注意や愛情を深く求めています。
ですから、注目を浴びたいと思う時に、仮病のような行動を示すことがあります。
急に足を引きずったり、寝たふりをしたりと、犬は飼い主の注意を引くための創造的な手段を見つけ出す場合があります。
これらの行動は、犬が孤独を感じているか、もしくは退屈しているサインかもしれません。
日常生活で犬に十分な運動や社会的な接触を提供することで、このような行動が減る可能性があります。
犬がしたくないことがあるから
犬が何か特定の行動を避けたいと思う時、彼らは仮病を使うことがあります。
例えば、犬が特定の食物を食べたくない場合、彼らは食欲不振や吐き気を装うことがあります。
また、一部の犬は獣医さんの診察を恐れ、その前に行うべき行動(例えば、キャリーケースに入ること)を避けるために、仮病のような行動を示す場合があります。
このような状況では、犬が何を避けようとしているのかを理解し、それをより楽なものに変える方法を見つけることが大切です。
一緒に飼っている他の犬と同じ扱いをして欲しいから
犬は飼い主からの扱いについて、他の犬との比較を行うことがあります。
例えば、もし一緒に飼っている他の犬がケガをしたり病気になったりして、飼い主の特別なケアや注目を引く場合、犬は仮病を使って同じような扱いを受けようとするかもしれません。
このような状況は、特に多頭飼いの家庭で見られることがあります。
飼い主さんが外出すると察したから
犬は驚くほど敏感な生き物で、日々のルーティンを理解し、微妙な変化を察知することができるとされています。
そのため、飼い主が家を出る準備をしていることを感じ取ると、彼らはそれを防ぐために仮病のような行動を示すことがあります。
彼らは、足を引きずる、過剰に吠えるなどの行動を示して、飼い主の外出を遅らせようとします。
このような行動が見られる場合は、犬が安心して一人で過ごせるように、徐々に飼い主の不在に慣れさせる訓練が必要かもしれません。
良いごはんが欲しいから
犬は自分が好きな食事が欲しいために、仮病のような行動を示すことがあります。
たとえば、普段与えられている食事よりも人間の食事に興味を示す犬は、特定の食物を避けるために食欲不振を装うことがあります。
また、他の犬が特別な食事を受け取っているのを見た場合、同じ扱いを受けるために仮病をすることもあります。
とはいえ、犬が一貫して食事を避ける場合や、他の健康上の問題を示す場合は、獣医に相談することが必要です。
犬の仮病のような行動や仕草
犬の仮病のような行動や仕草をいくつかご紹介します。
- うずくまり動こうとしない
- 寝たうりをする
- 足を引きずる
- 食事を拒否したり
うずくまり動こうとしない
犬がうずくまり、動こうとしないとき、これは体調が悪いことを示す可能性があります。
もしくは、飼い主の注意を引くための行動、いわば「仮病」である可能性もあります。
これは犬が何かを避けたいとき、例えば散歩に出たくない、または獣医に連れて行かれたくないときなどに見られる可能性があります。
しかし、常に注意が必要なのは、この行動が本当に仮病であるのか、それとも犬が痛みや不快感を感じているのかを見極めることです。
寝たふりをする
犬が寝たふりをするとき、これは飼い主の注意を引くための一つの手段である可能性があります。
あるいは、行きたくない場所への移動を避けるため、または単に好きではない活動を避けるための行動であるかもしれません。
しかし、犬が過度に寝たふりをし、活動レベルが通常よりも低下する場合、それは本当に体調不良を示している可能性があります。
したがって、このような行動が持続する場合は、獣医に相談することが重要です。
足を引きずる
足を引きずる行動は、犬が痛みや不快感を感じている場合によく見られます。
しかし、飼い主の同情を引き出したり、注目を集めたりするために、犬が足を引きずるふりをすることもあるとされています。
ただし、足を引きずる行動は、関節の問題や筋肉の損傷など、本物の健康問題の可能性もあります。
この行動が見られる場合は速やかに獣医に相談することが推奨されます。
食事を拒否したり
犬が食事を拒否する行動もまた、「仮病」の一形態であることがあります。
これは犬が特定の食物を食べたくない場合、または飼い主に特別な扱いを求めている場合に見られます。
たとえば、犬が人間の食事に興味を示し、それを手に入れるために自分の食事を拒否することがあります。
また、他の犬が特別な食事を受け取っているのを見た犬は、同じように特別な扱いを受けるために食事を拒否することもあります。
しかし、食事を長期間拒否する、または急に食事の量を減らす行動は、健康問題の可能性を示すこともあるため、そのような場合は必ず獣医に相談してください。
犬が仮病しているか見分ける方法
犬が仮病しているか見分ける方法についてご紹介します。
- 飼い主さんがいないときの様子を観察する
- おやつやおもちゃなどの好きな物を見せて反応を見る
- 何度も同じ仕草や様子を見せているか
飼い主さんがいないときの様子を観察する
犬が仮病をしているかどうかを確認する一つの方法は、飼い主がいないときの犬の様子を観察することです。
犬が仮病をしている場合、飼い主がいないときにはその症状が消えることがあります。
例えば、あなたがいるときは足を引きずっているのに、あなたがいないときには普通に歩いているといった場合です。
これは、犬が飼い主の同情を引くために行動を変えている可能性を示しています。
おやつやおもちゃなどの好きな物を見せて反応を見る
もう一つの見分け方は、おやつやおもちゃなどの犬の好きなものを見せて、その反応を観察することです。
たとえば、犬が食事を拒否している場合でも、お気に入りのおやつには興味を示すかもしれません。
また、犬が体調が悪いふりをしていても、おもちゃを見せると元気になるかもしれません。
これは犬が仮病をしている可能性を示しています。
ただし、これらの行動は犬の気分や欲求にも影響されるため、必ずしも100%仮病を示すわけではありません。
何度も同じ仕草や様子を見せているか
犬が何度も同じ仕草や様子を見せる場合、それは仮病の兆候である可能性があります。
犬は学習する動物であり、ある行動が特定の結果をもたらすことを覚えていることがあります。
例えば、足を引きずると飼い主が気を使ってくれる、と学んだ場合、その行動を繰り返すことかもしれません。
しかし、同じ仕草や様子を繰り返すことは、犬が実際に病気である可能性もあります。
犬が仮病のような行動をするときの飼い主さんが取るべき対応
犬が仮病のような行動をするときの飼い主さんが取るべき対応についてご紹介します。
- 愛犬を叱るのは避ける
- 犬の要求には応えないようにする
- コミュニケーションの時間を増やす
- 動物病院に連れて行く
愛犬を叱るのは避ける
犬が仮病のような行動を見せたとき、最初に気をつけたいのは、叱ることを避けるということです。
なぜなら、犬が本当に体調不良である可能性もあるからです。
また、犬が注意を引くために行動をしている場合、叱ることでその目的が達成され、その行動を繰り返す可能性が高くなります。
犬の要求には応えないようにする
犬が仮病を使って何かを求めている場合、それに応えると、行動が報酬に結びつくと犬は学習します。
結果として、犬はその行動を繰り返す可能性が高くなります。
したがって、仮病に対しては無視することが重要です。
しかし、これは犬が本当に病気でないと確信している場合に限ります。
コミュニケーションの時間を増やす
犬が飼い主の注意を引きたくて仮病をするのであれば、犬とのコミュニケーション時間を増やすことが有効です。
適度な運動や散歩、遊び、または単に一緒にいる時間を増やすことで、犬の満足感を高めることにつながります。
そして、仮病のような行動を減らす可能性があります。
動物病院に連れて行く
犬が仮病のような行動を続ける、またはその行動が急に始まった場合、最善の対策は動物病院に連れて行くことです。
犬が痛みを感じているか、または何か別の健康問題を抱えている可能性があります。
その場合、早期の診断と適切な治療が必要です。
犬の行動の変化は、何か他の問題が潜んでいる可能性を示している場合があるため、専門家の意見を求めるようにしてください。
まとめ
犬が仮病のような行動を見せる理由は、飼い主の注意を引きたい、特定の行動を避けたい、特別な扱いを求めているなど多岐にわたります。
また、その行動は足を引きずる、食事を拒否するなど、さまざまです。
仮病かどうかを見分ける方法としては、飼い主がいないときの様子を観察したり、おやつやおもちゃを見せて反応を見たり、同じ仕草を何度も繰り返すかどうかを確認するなどがあります。
対応としては、愛犬を叱らず、仮病による要求には応えないようにすることが大切です。
また、犬とのコミュニケーション時間を増やすことで、犬の満足感を高めることが可能です。
しかし、犬が仮病のような行動を続ける場合や、その行動が急に始まった場合には、動物病院で診てもらうことが最善の対策となります。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬のコラム記事があります。
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