「うちのこ、私のこと見つめてくるけど何か伝えたいのかしら」
「見つめ返すとそらすのって何で？嫌われてるの？」
といった犬が見つめる理由をお調べのあなた。
犬が見つめる理由は様々。
状況によって、意味が違います。
この記事では、以下の内容について説明します。
- 犬が見つめる心理・理由
- 見つめることの効果
- 見つめ返すとそらされる理由
- よその犬が自分を見つめてくる理由
犬の見つめる心理を知りたい方は必見の内容です。
犬が見つめてくる心理・理由6選
犬が見つめてくる心理・理由には以下の6つがあります。
- 要求している
- ただ単に好き
- 警戒している
- 観察している
- 緊張・不安な状態
- 見張っていてほしい
要求している
要求しているときに、犬は見つめてきます。
- ごはんが欲しい
- おやつの時間
- 散歩に行きたい
など何らかの要求をしているのです。
さりげなくではなく、「この気持ち伝わって!」といった表情で見つめてきます。
おやつやごはんの上げすぎは、肥満の原因になるので注意してください。
ただ単に好き
ただ単に「大好き」という気持ちから見つめていることもあります。
この場合は表情が明るく、嬉しそうな表情になっていることがほとんど。
犬は感情表現が豊かな動物。
犬は眉の筋肉が発達しています。
人間と暮らしてコミュニケーションを取るため、感情表現が豊かになったという説も。
ただ飼い主を信頼してみつめているだけなので、深く考える必要はありません。
安心した表情で見つめ返してあげましょう。
警戒している
見つめる対象を警戒する場合も、見つめます。
敵意を向ける場合は、歯をむき出しにして睨みつけるでしょう。
「ウー」と低く唸ってくる犬もいます。
警戒中の犬には、むやみに近づかないでください。
距離を無理に詰めるのは禁物。
犬同士がケンカをする際も、視線をお互いに合わせます。
コチラを見つめていて、威嚇している場合は、目をそらすようにしてください。
観察している
見つめる対象物が「何をしているのか」興味を示している状態。
飼い主を見つめるときも、「かまってもらえないかな」という心理で診ています。
座ってリラックスしているとき、立っていつでも動けるようにスタンバイしているときでも観察することがあります。
緊張・不安な状態
緊張しているときにも見つめるのです。
- 動物病院に向かっている最中
- 爪を切ろうとしているとき
- お風呂場でいくとき
など犬を苦手な場所に連れて行くときに、不安になって見つめます。
見張っていてほしい
犬がトイレをしている最中に、飼い主を見つめることもあります。
「見張ってほしい」という気持ちの表れです。
トイレ中は、無防備ですぐには動けません。
近くで見張ってあげると良いでしょう。
犬と人が見つめ合うとオキシトシンが出る
お互いに見つめると、犬と人間の両方でオキシトシンという物質が出ます。
オキシトシンは良いホルモンで、「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」「抱擁ホルモン」などという呼び名も。
人間は、以下のような場面でも分泌されると言われています。
- アロマの香りをかぐ
- 音楽や映画を観て感動する
- 犬や猫の動画を見る
愛犬と見つめ合っているとき、幸せになる方も多いのではないでしょうか？
オキシトシンが分泌されているから、幸せに感じるのも正常です。
- 名前を呼んであげる
- 褒めてあげる
見つめながら、上記のようなことをしてあげるのも信頼関係を深めてくれますよ。
こちらが見つめると犬が目をそらす3つの理由
「みつめてくる」のではなく、「そらす」場合もあるでしょう。
考えられる理由は以下の3つです。
- とまどっている
- 興奮を抑えている
- 苦手なことだから
とまどっている
飼い主に見つめられて、「どうしたらよいのか分からない」といった時に、そらします。
苦手であったり、困っていたりするときにそらすのです。
成犬の場合、犬によっては見つめられるのを好まない犬もいます。
本来犬同士が見つめ合うときは、「警戒している」とき。
仲の良い犬同士は目を合わしたりしません。
興奮を抑えている
犬は自身の興奮を抑えるとき、目をそらします。
一時的な興奮状態から、冷静な状態に戻ろうとするのです。
特に問題のない行動なので、そっとしてあげましょう。
犬が興奮していて、目をそらしだしたら、察してあげて下さい。
苦手なことだから
苦手なことをされそうなときも目をそらします。
- 叱られているとき
- シャワーや爪切りをされそうなとき
嫌だから目をそらすのです
よその犬が見つめてくる心理・理由
「知らない犬がこっちを見てくる」
といった状況に遭遇してはいませんか？
飼い犬のように長く接していなくても、見つめてくることがあります。
考えられる心理は以下の通りです。
- 「一緒に遊びたい・仲良くなりたい」と思っている
- 「抱っこをしてほしい」と要求している
- 警戒して、敵意をむけている
といった理由です。
威嚇・警戒されている場合は、目を合わせないようにしましょう。
できるだけ距離を置いてください。
まとめ
この記事では、犬が見つめる理由とそらされる理由を紹介しました。
以下がまとめです。
- 穏やかな表情で見つめてくる際は、良い意味の場合がほとんど
- おねだりや警戒などの場合も見つめてくる
- 警戒している場合は、歯をむき出しにしたり、唸ったりすることがある
- 目を見つめあうと「幸せホルモン(オキシトシン)」が分泌される
- 見つめ合うときは、優しく名前を呼んであげよう
- 目をそらされる理由は敵意がないことや困っていることの表れ
いかがでしたか。
見つめる理由や目をそらされる理由が分かってもらえましたか。
犬は感情表現が豊かなので、そのほかのしぐさにも注目してみるのもおすすめ。
普段からよく観察していると、病気の際のちょっとした変化にも気づけますよ。
