「うちの子がトイレで寝るんだけどなぜ?」
「愛犬にトイレで寝てほしくない場合の対処法は?」
といったように、愛犬のトイレで寝るという行動でお困りではありませんか?
犬がトイレで寝るという行動は、さまざまな理由が考えられます。
また、犬がトイレで寝る行動を辞めさせるときの対策も複数あります。
この記事では、犬がトイレで寝る場合の考えられる理由や辞めさせたいときの対策などについてご紹介します。
- 犬がトイレで寝るときに考えられる6つの理由
- 犬がトイレで寝るのをやめさせたいときの7つの対策
- 犬の寝床の習性
この記事を読むことで犬がトイレで寝る場合に考えられる理由と対策などについて知ることができます。
愛犬の行動でお悩みの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
犬がトイレで寝るときに考えられる6つの理由
犬がトイレで寝るときに考えられる理由を以下の6つでご紹介します。
- トイレシートの感触を気に入っているため
- 飼い主さんに構ってもらいたいため
- 犬が寝床を気に入っていないため
- 夏場で寝床がある部屋の温度が高いため
- 寝床とトイレの違いがわからないため
- トイレは自分の臭いがするため
トイレシートの感触を気に入っているため
犬がトイレで寝る理由は、トイレシートの感触を気に入っているからかもしれません。
トイレシートは、吸収性があり、一定の快適さを提供するでしょう。
また、シートが新鮮で清潔な場合、それは犬にとって魅力的な場所になる可能性があります。
飼い主さんに構ってもらいたいため
犬がトイレで寝る理由の一つは、飼い主の注意を引くためかもしれません。
犬は非常に社会的な動物で、時折、ある行動が飼い主からの反応を引き出すと学ぶことがあります。
もしその行動が注目を集めるなら、それは犬にとって報酬になり、同じ行動を繰り返す可能性があります。
だからこそ、犬がトイレで寝るという行動は、彼らがあなたの注意を求め、もっと一緒に過ごしたいという信号かもしれません。
犬が寝床を気に入っていないため
犬がトイレで寝る行動の一つの原因は、現在の寝床を気に入っていない、または快適でないと感じているためかもしれません。
それは寝床が犬にとって適切な大きさでない、または体を十分に支えてくれないことが原因になっている可能性があります。
あるいは、寝床が犬にとって暑すぎるか寒すぎる可能性もあります。
夏場で寝床がある部屋の温度が高いため
夏場に犬がトイレで寝る場合、その一因は寝床がある部屋の温度が高いからかもしれません。
犬は全身が毛で覆われているため、体温調節に配慮を必要とします。
夏場の暑さは犬にとって過酷なものであり、犬は涼しくて、通気性の良い場所を求める傾向があります。
そのため、トイレが冷たくて心地よいと感じる場合、そこで寝ることを選択するかもしれません。
寝床とトイレの違いがわからないため
また、犬がトイレで寝る原因の一つは、寝床とトイレの区別がつかないためかもしれません。
これは特に子犬や新しく家に来た犬にとって共通の問題です。
彼らはまだ家のルールを学んでいる途中であり、何が寝床で何がトイレかを理解していないかもしれません。
このような状況では、トレーニングと一貫性が犬に寝床とトイレの違いを教えるのに役立ちます。
トイレは自分の臭いがするため
犬がトイレで寝る理由は、トイレに自分の臭いがあるからかもしれません。
犬は嗅覚が非常に優れており、自分の臭いがする場所は安全でリラックスできる場所と感じる可能性があります。
このため、トイレに自分の臭いがあると、それが犬にとって魅力的な寝床になる可能性があります。
犬がトイレで寝るのをやめさせたいときの7つの対策
犬がトイレで寝る行動は、飼い主さんにとってはやめさせたいものですよね。
犬がトイレで寝るのをやめさせたいときの対策を以下の7つご紹介します。
- 犬が寝やすいように寝床の状態や環境を見直す
- 寝床に愛犬が好きなおもちゃを置く
- 寝床とトイレの場所を離す
- 寝床で寝るしつけをする
- トイレトレー・シートを消臭する
- トイレトレー・シートを違うものにする
- トイレで寝ても飼い主さんは構わないようにする
犬が寝やすいように寝床の状態や環境を見直す
犬がトイレで寝るのをやめさせるための最初のステップは、寝床の状態や環境を見直すことです。
寝床があまりにも硬い、または犬にとって心地よくない場合、犬がそこで寝ることを避ける一因となるでしょう。
また、寝床の周りの環境や部屋の室温なども重要です。
犬が寝床を心地よく、安全でリラックスできる場所だと感じることが大切です。
寝床に愛犬が好きなおもちゃを置く
次に、寝床に愛犬が好きなおもちゃを置くことも効果的です。
これは寝床をより魅力的で楽しい場所にするための簡単な戦略であり、犬が寝床で過ごす時間を増やすことが目的です。
おもちゃは犬に対する報酬となり、寝床が愛犬にとってポジティブな場所であることを学ばせることにつながります。
犬がトイレで寝る場合は、一度愛犬が好きなおもちゃを寝床に置いてみてはいかがでしょうか。
寝床とトイレの場所を離す
寝床とトイレの場所を離すことが有効です。
これにより、犬がこれらのエリアの間で区別をつけるのを助けます。
寝床とトイレは別の目的のための場所であるということを理解させることは、犬がトイレで寝る習慣をやめるのに役立つでしょう。
寝床で寝るしつけをする
犬がトイレで寝るのをやめさせるための一つの対策は、寝床で寝るための訓練をすることです。
これは特に新しい子犬やトイレで寝る習慣を持つ犬にとって重要です。
寝床で寝るときに犬を褒めたり、好きなおやつを与えるなどして、寝床が良い場所であると結びつけます。
また、寝床で寝たときに飼い主さんがしっかりと褒めてあげると良いでしょう。
トイレトレー・シートを消臭する
また、トイレトレー・シートを定期的に消臭することも有効です。
犬は嗅覚が強いため、自分の臭いが強く残っているトイレは安心できる場所と捉え、そこで寝る可能性があります。
定期的な消臭作業は、犬にとってトイレが寝床として魅力的な場所でなくことにつながります。
トイレトレー・シートを違うものにする
さらに、トイレトレー・シートを違うタイプのものに変えることも有効です。
犬が現在のトイレトレー・シートの感触や匂いに惹かれて寝る場合があるからです。
異なる材質やタイプのトイレトレー・シートを試してみると良いかもしれません。
トイレで寝ても飼い主さんは構わないようにする
最後に、犬がトイレで寝るのをやめさせるには、飼い主がトイレで寝ている犬に構わないようにすることも重要です。
犬は社会的な動物で、トイレで寝ることが注目を引く行動と認識している可能性があります。
そのため、トイレで寝ているときに犬に注意を払わないようにすることで、その行動が報酬をもたらさないことを犬に理解させることができます。
犬の寝床の習性
犬がトイレで寝る習性を辞めさせるためにも、犬の寝床の習性について知っておくと良いかもしれません。
犬の寝床の習性について以下の3つに分けてご紹介します。
- 犬はきれい好きのため清潔な環境で寝る
- 犬が安心できる場所で寝る
- 洞穴の中のような環境を好む
犬はきれい好きのため清潔な環境で寝る
犬は基本的に清潔好きな動物であり、その習性は寝床の選択にも影響します。
ほとんどの犬は、自分が寝る場所を清潔に保つことを好むとされています。
そのため、愛犬の寝床は常に清潔に保つことが大切です。
犬がトイレで寝る場合は、現在の犬の寝床に問題がないかを確認するようにしましょう。
犬が安心できる場所で寝る
次に、犬は安心できる場所で寝る傾向があります。
これは、自分の領域を確保でき、飼い主さんとの親密さを感じることができる場所です。
犬は安全性を感じることでリラックスでき、その結果、より良い睡眠を得ることができるでしょう。
それは飼い主の近くであったり、安心感のある寝床であったりすることが多いです。
洞穴の中のような環境を好む
最後に、犬は「洞穴」のような環境で寝るのを好む傾向があります。
これは犬の祖先である狼の行動に由来しています。
狼は安全で保護された場所で寝るために洞穴を使っていました。
今日の犬でも、視界を制限し、上部と側面が閉じた、洞穴のような寝床を好む傾向があります。
特に小さな犬や不安を抱えやすい犬に見られる行動です。
まとめ
犬がトイレで寝る理由は多様で、以下のようなものが挙げられます。
- トイレシートの感触を気に入っているため
- 飼い主さんに構ってもらいたいため
- 犬が寝床を気に入っていないため
- 夏場で寝床がある部屋の温度が高いため
- 寝床とトイレの違いがわからないため
- トイレは自分の臭いがするため
そのため、犬がトイレで寝るのをやめさせる対策として、寝床の状態や環境を見直し、寝床で寝るしつけを行うことが有効です。
さらに、愛犬が好きなおもちゃを寝床に置き、寝床とトイレの場所を離すという方法もあります。
消臭やトイレトレー・シートを変えることも、犬がトイレで寝るのを止めるための有効な手段となります。
そして、犬がトイレで寝ても飼い主さんが構わないようにすることで、その行動が報酬をもたらさないことを犬に理解させることができます。
愛犬がトイレで寝るという行動でお困りの飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも犬のコラム記事があります。
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【ドッグトレーナー監修】犬のしつけの教え方!ポイント・コツや教えるタイミングも解説