テレビ番組や見た目のたくましさから、ピッドブルが怖いイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?
ピットブルは優しいと思っている方もいますが、凶暴で危険な犬というイメージを持つ方の方が多いでしょう。
これからピットブルを飼おうと考えている人は、少し懸念される点もあると思います。
この記事では、ピットブルについて以下の項目で解説します。
- ピットブルの性格
- 身体的な特徴
- 飼い方
- 平均寿命
- 価格
ピットブルを飼おうか考えている人は、最後まで見てみてくださいね。
ピットブルってどんな犬?危険と言われている理由とは
ピットブルは、「スタッフォードシャー・ブル・テリア」と「ブルドック」を交配させて誕生した犬種です。
正式名称は、「アメリカン・ピット・ブル・テリア」となります。
闘犬を作り出すことを目的として品種改良されているため、危険である懸念されているのです。
攻撃的な性格で一度興奮したら止められないという獰猛さもあります。
そのため、飼うことを禁止している地域もあります。
ピットブルの性格
ピットブルの性格ですが、以下のような性格が上げられます。
- 明るく無邪気
- 人懐っこい
- 愛情深い
- 一度興奮したら止められない獰猛さ
- 飼い主に対して忠誠心が高い
闘犬として誕生した犬種となりますため、凶暴性は潜在的にはあります。
しかし、訓練をしっかりとすることで飼い主との上下関係を築くことができれば、すばらしいパートナーとなるでしょう。
ピットブルの特徴
続いて、ピットブルの以下の3つの特徴について解説します。
・体高
・体重
・被毛や毛色
体高は46〜56cm前後
体高といって、地面から背中までの高さについては大体46〜56cm前後となります。
体重は14〜36kg前後
体重は、14〜36kg前後が標準となり、筋肉質でがっしりした体が特徴です。
ピットブルは、中型犬として分類されます。
被毛は短毛で毛色はたくさんの種類がある
ピットブルの体毛は短毛です。
また、毛色は「グレー」や「レッド」など様々な色のものがいます。
ピットブルの飼い方
ピットブルの飼い方について以下の4つの項目で解説します。
- 散歩について
- 食事について
- 日常のお手入れについて
- しつけについて
散歩は1日2回で1回1〜2時間程度
ピットブルは、体力がある犬なので運動量を確保する必要があります。
散歩は、1日2回で1回1〜2時間程度必要となりますため、飼い主さんは体力と気力が必要になるかと思います。
ピットブルを飼おうと考えている人は、1日に数時間を散歩に充てられる人じゃないと難しいかもしれません。
また、散歩をさせる時はしっかりと服従訓練ができていることが原則となります。
食事について
ピットブルの食事についてですが、どれぐらいの量を与えるかはドックフードのパッケージに記載されている情報をもとにあげてください。
運動量が多い犬種となりますので、十分なタンパク質が取れるドックフードを推奨します。
「モグワンドッグフード」という動物性タンパク質が50%以上のドックフードもあります。
参考にしていただければ幸いです。
モグワンについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
日常のお手入れについて
ピットブルは被毛が短いので、お手入れは週に1〜2回のブラッシングでよいでしょう。
短い毛となりますが、お外で遊ばせた時には虫や土が入り込む可能性があります。
お外で遊ばせた際には、ブラッシングを念入りにすることや、お風呂に入れてあげるなどで綺麗にしてあげましょう。
しつけについて
ピットブルは子犬のころから、しっかりと服従訓練をすれば人懐っこくて明るく無邪気な性格になるでしょう。
しかしながら、闘犬としての潜在的な攻撃性も持っているため、初心者が飼う犬種ではありません。
そのため、ピットブルは飼育難易度が非常に高い犬種となります。
ピットブルの平均寿命
ピットブルの平均寿命は、8歳〜14歳と言われています。
また、ピットブルがかかりやすい病気に注意して健康管理していただければ幸いです。
ピットブルがかかりやすい病気
ピットブルがかかりやすい病気を以下の6つの項目で解説します。
- 股関節形成不全
- アレルギー性皮膚炎
- 動脈管開存症
- 口蓋裂
- 尿石症
- 目の病気
股関節形成不全
股関節形成不全は、股関節の発達がうまくいかない場合に関節に炎症が起きる病気です。
生まれつきや、肥満による股関節への負担が原因としてなる場合が多いようです。
肥満によるものの場合は、日常的な体調管理にて対策できるかと思います。
アレルギー性皮膚炎
アレルギーによって皮膚にかゆみや赤みといった症状が起きる病気です。
ピットブルが痒がっている仕草を見せれば、早めに獣医師に相談してください。
動脈管開存症
子犬が母犬のお腹の中にいる間に、肺動脈から大動脈への抜け道となっている動脈菅という血管が閉じずに残ってしまう病気です。
息切れしやすくなったり、肺に水が入ったりして呼吸困難になる場合もあります。
動脈管開存症は、先天性の病気となりますため、予防方法はありません。
病気の早期発見が重要となりますため、病院に行った際にはしっかりと聴診してもらうことを推奨します。
口蓋裂
上顎が生まれつき裂けている病気です。
口蓋裂は先天性の病気となりますため、子犬時期に一度検査していただければと存じます。
尿石症
尿路からの細菌感染やミネラル豊富な食事等が原因で尿道や膀胱に結石ができる病気となります。
尿石症は主に食事が原因となりますが、体質が大きく影響しています。
もし、尿石症と診断された場合は、再発しないように食事や生活習慣を変えていくことが対策となります。
目の病気
緑内障や白内障などの病気が考えられます。
目が充血していたり、白く濁ったりしていたりする場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。
ピットブルの価格
ピットブルの価格は、10〜30万円程が相場です。
ピットブルはペットショップにいることは少ないので、ブリーダーを探して購入するという流れになるでしょう。
「みんなのブリーダー」というサイトでは、全国のブリーダーが紹介する子犬を見学、購入することができます。
ピットブルを飼っている芸能人とは?
ピットブルを飼っている芸能人や有名人には、以下のような方々がいます。
- 後藤祐樹さん(YouTuber)
- ダルビッシュ有さん(プロ野球選手)
- 武蔵丸さん(力士)
中でも後藤祐樹さんは、ピットブルを5匹も多頭飼いしています。
後藤祐樹さんは、後藤真希さんの弟さんです。
「おっとっとちゃんねる」というYouTubeチャンネルが開設されています。
愛犬のピットブルも多数登場するみたいですよ。
より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ピットブルを飼っている芸能人!なぜ飼うのか・規制・危険性・後悔
まとめ
この記事では、ピットブルの性格や特徴、飼い方について解説しました。
以下がこの記事のまとめとなります。
- ピットブルの性格は潜在的な凶暴性はあるけど訓練をしっかりすることで飼い主に忠実
- 体高は46〜56cm前後
- 体重は14〜36kg前後
- 被毛は短毛で毛色はたくさんの種類がある
- 散歩は1日2回で1回1〜2時間程度
- 食事はタンパク質豊富なものを推奨
- お手入れは週に1〜2回のブラッシング
- しつけは服従訓練が必要。飼育難易度は高い犬種。
- 平均寿命は、8歳〜14歳
- 気をつけた方がいい病気は「股関節形成不全」「アレルギー性皮膚炎」「動脈管開存症」「口蓋裂」「尿石症」「目の病気」など
- 価格は10〜30万円前後
ピットブルは飼育難易度が高い犬種なので、しっかりとした訓練が必要です。
明るく無邪気で人懐っこい性格として愛される犬種でもあります。
ピットブルを飼おうか検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。