子犬にドッグフードをふやかして与えるのはいつごろまで?ドライフードはいつから?

子犬にドッグフードをふやかして与えるのはいつごろまで?ドライフードはいつから? 犬のコラム

「子犬にドッグフードをふやかして与えるのはいつまで?」

「いつからカリカリのドッグフードを与えたらいいの?」

といったように、子犬にカリカリのドッグフードを与えるタイミングについて調べられていませんか?

人間も産まれたての赤ちゃんにはミルク、少しすると離乳食、そして普通のご飯に慣らしていく必要があるのは常識ですが、犬も同じです。

生まれてすぐからカリカリフードを食べる子犬はいないでしょう。
わんちゃんも歯や消化器官の成長に合わせて子犬期、特に幼犬期には柔らかいご飯をあげる必要があります。

ではいつ頃までなのか、どのようにすれば良いのか今回は幼犬期のドッグフードのあげ方をまとめてみました!是非最後までご覧ください!

子犬にドッグフードをふやかして与えた方がいいのはいつまで?

子犬 3匹

子犬にドッグフードをふやかして与えた方がいいのはいつまでなのかについて以下の2つに分けてご紹介します。

  • 生後2~3か月ごろまでふやかして与えよう
  • 早く切り替えようとしなくてよい

生後2~3か月ごろまでふやかして与えよう

ドッグフードをふやかしてあげる必要があるのは大体2〜3ヶ月までです。

というのも犬は大体2〜3ヶ月で乳歯が生え揃うからです。

それまでは咀嚼が困難であり、消化器官も未発達のため、必ずふやかして柔らかくしたフードをあげるようにしましょう。

早く切り替えようとしなくてよい

通常、生後2、3ヶ月を過ぎたらフードをふやかす量を少しずつ減らし、カリカリフードの割合を10日〜2週間位かけて増やしていきましょう。

ただ2〜3ヶ月を過ぎてフードをふやかさなくなった時にわんちゃんが食べるのを嫌がったり残したりする様子があるかもしれません。
その場合は無理してフードを切り替えるのではなくフードをふやかし続けるのも良いでしょう。

ふやかさないフードをあげ続けて食べ残すことが連続化することの方が成長にとって危険なことであり、まず栄養を体内に入れる事が大事です。

ドッグフードをふやかして与える際のポイント

ドッグフードを食べるダックスフンド

ふやかさずカリカリのまま与える際のポイントについてご紹介します。

 

ふやかして与える際のポイント
  • ふやかした時に出る水分も一緒に与えよう
  • 残ったフードを放置しない
  • 30~40度程度のぬるま湯でふやかして与える
  • ふやかして与えた後は歯磨きをしっかりしよう

ふやかした時に出る水分も一緒に与えよう

ふやかしたフードの周りに水分が余った場合は、その水分にはフードの栄養がたくさん溶けだしているためそのままあげるようにしましょう。

残ったフードを放置しない

ふやかしたフードの作り置きや、残した分を次回に回すなどの行為は、衛生管理の観点からかなり危険ですのでやめましょう。

腐食という現象は、水分が多いとその遊離水が雑菌の栄養となりどんどん繁殖して起きる現象です。
ふやかしたものをそのまま放置してしまうと、下痢や嘔吐、食中毒の原因になってしまうので気をつけましょう。

30~40度程度のぬるま湯でふやかして与える

フードをふやかす水分が熱すぎても栄養が壊れてしまう可能性が高く、冷たすぎてもお腹を壊してしまう原因になります。
ドッグフードをふやかす際は必ずぬるま湯を使うようにしましょう。

温度としては30〜40度、指を入れて冷たくは無いが温かいとも言えない、少しぬるく感じる位が目安です。

ふやかして与えた後は歯磨きをしっかりしよう

子犬 伏せ

水分の多い食事は歯にこびりつきやすく、出てきたての乳歯に歯石が着いてしまう危険があります。
これを防ぐために、ふやかしたフードを与えた後はなるべくこまめに歯磨きをしておくようにしましょう。

この頃から歯磨きに慣れさせておくことは将来歯周病などを予防するためにも効果的です。
歯周病は酷くなると脳へ菌がいってしまい脳炎などのリスクもあるため、この頃から歯磨きトレーニングをしておけると良いですね。

もしどうしても歯磨きを嫌がるようならご飯に混ぜるタイプの歯磨きパウダーや少し垂らすだけで良いジェルなどがありますので探してみましょう。

ふやかさずカリカリのまま与える際のポイント

ドッグフード (16)

ふやかさずカリカリのまま与える際のポイントについてご紹介します。

 

ふやかさずカリカリのまま与える際のポイント
  • 徐々にカリカリに慣らしていこう
  • 愛犬に合った粒サイズのフードを与えよう
  • 便の状態をチェックして様子を見よう

徐々にカリカリに慣らしていこう

生後2〜3ヶ月がすぎ乳歯も生え揃ったと感じたらそろそろカリカリフードに移行したいところです。

しかしあまり急激な移行はわんちゃんの消化器官に負担をかけてしまう恐れがあります。

大体10日から2週間位かけて徐々にふやかす量やふやかす水分量を減らしていき、身体を慣らしていくようにしましょう。

愛犬に合った粒サイズのフードを与えよう

フードの移行後、例えば小型犬なのに大型犬用のフードを与えるなどしてしまっては、まだ乳歯の子犬には噛みきれないでしょう。

必ず愛犬のサイズやグレードに対応しドッグフードがのぞましいでしょう。

便の状態をチェックして様子を見よう

フードの移行は飼い主にとって一番気を使う作業です。
特に子犬期は下痢などになってしまうと成長期に必要な大事な栄養を取りこぼしていることになります。
これを防ぐためにはフードの移行期前後は特に便の調子をしっかりと観察することをおすすめします。
軟便や下痢で消化器官が上手く適応できていないようであれば、ふやかす量を下痢する前の量に戻したりして無理に成犬用フードを与えないようにしましょう。

子犬に与えるのにおすすめのドッグフード3選

子犬に与えるのにおすすめのドッグフード3選についてご紹介します。

子犬に与えるのにおすすめのドッグフード3選
  • このこのごはん
  • モグワン
  • ポンポンデリ

このこのごはん

このこのごはん キャプチャ

高タンパクで低カロリーな生肉のチキンを主原料とし、グルテンフリーに配慮した自然派レシピです。
他にスーパーフードのモリンガやマグロなどが配合されています。
乳酸菌や食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富に含有されており、腸や腎臓の働きをサポートしてくれるのもポイント!
またオイルコーティングする代わりに食いつきを良くするため鰹節を入れているのも嬉しいですね。

カロリー 343kcal/100g
タンパク質 21.3%
脂質 8.2%

より詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック。
このこのごはんの評判ってどうなの?良い・悪い口コミや安全性を評価

モグワン

モグワンドッグフード

カナガンで有名なレティシアンから生まれた、更に健康と美味しさに特化したオールステージ用のスペシャルフードです。
グレインフリーでチキンを50%以上配合した高たんぱく質なのが魅力です!
オメガ3、6脂肪酸のみならず中鎖脂肪酸のココナッツオイルを配合し、皮膚の保護や炎症予防が期待できます。
原材料も厳しいチェックがなされパッキング前にも厳しいテストをクリアしたもののみとどくのも嬉しいですね!

カロリー 361.5kcal/100g
タンパク質 27.0%
脂質 10.0%
オメガ3脂肪酸 1.0%
オメガ6脂肪酸 1.8%

より詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック。

モグワンの評判ってどうなの?良い・悪い口コミや安全性を評価

ポンポンデリ

ポンポンデリドッグフード

九州産の鶏肉をメインにDHAや乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維など体に良いものだけを詰め込んだ自然派の低脂質フードです!
保存料、香料、着色料無添加で仕上げられているのも嬉しいですね!
小粒で食べやすく、大体1か月分を2袋にして届けてくれるところも使いやすいポイントです!

カロリー 351kcal/100g
タンパク質 21.3%
脂質 9.2%

子犬とフードに関するよくある質問

子犬

子犬とフードに関するよくある質問についてご紹介します。

 

子犬とフードに関するよくある質問
  • 子犬に与えるドッグフードをふやかす時間はどのくらいがいいですか?
  • 子犬にドライフードはいつから与えるべきですか?
  • 子犬に与える餌を熱湯でふやかすのはNG?
  • チワワの子犬にはいつまでフードをふやかして与えればいい?

子犬に与えるドッグフードをふやかす時間はどのくらいがいいですか?

フードをふやかす際は大体ぬるま湯を注いで10〜15分ほど待ち、周りの色が変わり盛り上がって来ている状態であることを確認しましょう。

もし10分も待っている時間が取れない時は水とドッグフードをお皿に入れ、電子レンジで20秒ほどチンして、それを30〜40度に冷ましてからあげるのも有効でしょう。

子犬にドライフードはいつから与えるべきですか?

大体2.3ヶ月を過ぎ、歯が生え揃っている事を確認したらドライフードに移行するようにしましょう。

子犬に与える餌を熱湯でふやかすのはNG?

熱湯は先にも書いたように熱に弱い水溶性ビタミンなどの栄養素を壊してしまいます。

せっかくバランスの良いフードを与えているのにとても勿体ないことになってしまうのでやめましょう。

チワワの子犬にはいつまでフードをふやかして与えればいい?

チワワの子犬も通常のわんちゃんと同じく2〜3ヶ月まではフードはふやかしてあげましょう。
乳歯が生え揃ったことを確認し、顎の力が着いてきたらそれ以降は徐々にドライフードに変更していきましょう。

チワワちゃんは特に日本で登録されている中でも身体が一番小さい犬種で、この頃の健康状態が寿命にも直結してきます。
そのためフードの移行は注意深く様子を観察し、もし下痢や嘔吐が見られたら直ぐにふやかす量を元に戻したり、調節してあげましょう。

まとめ

幼犬期から子犬期はフードのことやトイレトレーニング、ワクチンや散歩トレーニングなど色々と気を使うことが多いと思います。
わんちゃんの様子を見ながら少しずつ慣らしていく、ということを念頭に根気強く頑張りましょう。

またフードをふやかしてあげることは、幼犬期だけでなく、子犬期、成犬気になっても下痢などが続いている時や病気をした時、老犬期などに消化吸収能力が弱っている様子が見られたら有効な手段ですので、覚えておくと良いですね!

なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にも子犬についての記事があります。

気になる人は以下の記事もご覧ください。

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