愛犬に合うカナガンの給餌量は?ライフステージも考慮した適正量の判断方法を紹介

愛犬に合うカナガンの給餌量は?ライフステージも考慮した適正量の判断方法を紹介 カナガン

カナガンは主原料にチキンを使用したイギリス産のプレミアムドッグフード。

香料や着色料を使わず、犬が消化しにくい穀物も避けた体に優しいレシピでつくられています。

しかしいくら良いフードだといっても、ただ与えるだけでいいというわけではありません。

ワンちゃんのライフステージや活動量等に応じて、最適な給餌量を管理してあげることも大切です。

この記事では主に下記の内容について紹介していきます。

  • カナガンの基本情報
  • カナガンの給餌量を判断する2つの方法
  • 愛犬に合う給餌量の計算方法
  • 給餌量計算の例
  • ライフステージごとの給餌量の注意点
  • 別のフードからカナガンへの切り替え方
  • 給餌量が最適かどうかはうんちで判断

カナガンを使っているけど、今の与え方でいいのかな?

カナガンを試してみたいけど、うちの子にあげるなら給餌量はどのくらい?

そんな風に悩んでいる方はぜひ、目を通してみてください。

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ドッグフード
カナガン
このフードの特徴
  • 初回購入価格は半額の2,354円(税込)で買える
  • 獣医師の97%が推奨したフード(114人の獣医師が評価)
  • チキンが主原料のグレインフリーフード(穀物不使用)

カナガンの基本情報

カナガン ドッグフード チキン

カナガンは主原料にチキンを50%以上も使った高タンパクなドッグフード。

全犬種・全年齢に対応しているので、幅広いワンちゃんに合わせることができます。

詳しくは下記の表をご覧ください。

商品名 カナガン
主原料 チキン
カロリー(100gあたり) 376㎉
タイプ ドライフード
内容量 2㎏
価格(税込) 4,708円
原産国 イギリス
粒のサイズ 8~10㎜
対応年齢 全年齢対応
販売会社 株式会社レティシアン

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カナガンの給餌量を判断する2つの方法

カナガンの給餌量を判断するための方法は主に、下記の2つです。

  • カナガンの公式サイトか、パッケージを確認する
  • 計算式から割り出す

目的に合う方法で判断できるよう、それぞれの特徴について見ていきましょう。

カナガンのパッケージか公式サイトを確認する

カナガンの公式サイトには給餌量の目安が記載されています。

犬の年齢と体重から大まかな数字を割り出したもので、給餌量をざっくりと知っておきたいという場合にはこちらを参考にすると良いでしょう。

下記は公式ホームページを参考に作成した給餌量の目安の一覧です。

生後2か月~7か月の子犬の場合

成犬時の体重 1日あたりの給餌量
2~3か月 4~5か月 6~7か月
1~5㎏ 60~70g 80~90g 90~100g
5~10㎏ 140~150g 160~170g 170~180g
10~15㎏ 160~170g 180~190g 200~210g
15~20㎏ 200~210g 220~230g 240~250g
20~25㎏ 290~300g 310~320g 330~340g
25~30㎏ 350~360g 370~380g 390~400g
30~35㎏ 400~410g 420~430g 440~450g

生後8か月~15か月の子犬の場合

成犬時の体重 1日あたりの給餌量
8~9か月 10~11か月 12~13か月 14~15か月
1~5㎏ 80~90g 60g~70g 成犬 成犬
5~10㎏ 160~170g 150~160g 140~150g 成犬
10~15㎏ 200~210g 180~190g 170g~成犬 成犬
15~20㎏ 240~250g 220~230g 210g~成犬 成犬
20~25㎏ 330~340g 310~320g 300g~成犬 成犬
25~30㎏ 410g 390~400g 370~380g 350~360g
30~35㎏ 460g 440~450g 420g 400~410g

1歳~7歳までの成犬の場合

体重 1日あたりの給餌量
1~5㎏ 25~80g
5~10㎏ 80~140g
10~15㎏ 140~190g
15~20㎏ 190~235g
20~25㎏ 235~275g
25~30㎏ 275~315g
30~35㎏ 315~360g

またカナガンドッグフードのパッケージにも、背面に同じ給餌量の目安が記載されています。

おおよその数字を知りたい、別のドッグフードと比較したいという場合には上記で確認してみましょう。

公式が推奨する与え方

カナガンドッグフードのパッケージには下記のような記載があります。

犬には個体差があり、年齢・活動量・代謝・住環境等に応じて、適切な給与量は大きく異なります。まずは給与量の下限から始め、適宜調節していくことをお勧めします。

  • 太り気味の場合…10%減らす
  • 痩せ気味の場合…10%増やす

1日1~3回を目安に与えてください。粒の大きさにわずかなばらつきがありますが、これは肉含有量が高いために生じることであり、品質に違いはありません。

このようにワンちゃんの個体差を考慮した調節の目安が表示されています。

計算式から割り出す

既存の表からは大まかな給餌量調節の目安を知ることができますが、より愛犬の条件に合った量を把握したい時には計算式によって割り出すことができます。

これはカナガンだけで使用できるものではなく、フードのカロリーやワンちゃんの体重などの条件から、様々なドッグフードの適正量を導き出せる計算方法です。

去勢・避妊済みか、妊娠中・授乳中か等、ワンちゃんごとの条件を当てはめて計算することで、さらに詳細な給餌量を算出することができるのですね。

既存の表よりももっと細かい数字を把握して、与える量を判断したいという方はこちらを試してみてください。

愛犬に合う給餌量の計算方法

犬の1日当たりの給餌量を求める計算式は下記の通りです。

1日当たりの給餌量[g]=DER(RER×個体ごとの係数)[㎉]÷フードのカロリー(/g)[㎉]

  • 【DER】 1日あたりに必要なエネルギー量
  • 【RER】 体重ごとの必要エネルギー量
  • 【個体ごとの係数】 犬の年齢等、個体による条件の違いを数値化したもの

また、計算の手順は下記の通りです。

⒈犬の体重からRERを計算する

⒉RERに個体ごとの係数をかけてDERを計算する

⒊DERをカナガンのエネルギー量で割り、1日当たりの給餌量を計算する

RERやDERに当てはめる数字についてはこの後手順ごとに解説していきます。

愛犬の体重をあらかじめ量っておくとスムーズですよ。

RERを計算する

体重ごとの必要エネルギー量【RER】を算出する計算式は下記の通りです。

RER[㎉]=体重[㎏]の0.7乗×70
※70は定数

RERの値はワンちゃんの体重さえわかっていれば、後は計算機で算出することができます。

体重1~24㎏の場合のRERを一覧にしましたのでそちらも参考にしてみて下さい。

体重 RER 体重 RER
1㎏ 70 13㎏ 479
2㎏ 118 14㎏ 507
3㎏ 160 15㎏ 534
4㎏ 198 16㎏ 560
5㎏ 234 17㎏ 586
6㎏ 268 18㎏ 612
7㎏ 301 19㎏ 637
8㎏ 333 20㎏ 662
9㎏ 364 21㎏ 687
10㎏ 394 22㎏ 711
11㎏ 423 23㎏ 735
12㎏ 451 24㎏ 759

個体ごとの係数をRERにかけてDERを計算

【DER】の値を算出する計算式は下記の通りです。

DER[㎉]=RER[㎉]×個体ごとの係数

RERは安静時の必要カロリーを体重ごとに算出した値です。

そこにワンちゃんごとの条件に合った係数をかけることで、1日当たりに必要なエネルギー量DERを計算することができます。

個体ごとの係数は下記の表を参照してください。

犬の成長段階や状態 個体ごとの係数
子犬(生後4か月未満) 3
子犬(生後4~9か月) 2.5
子犬(生後10~12か月) 2
成犬(避妊/去勢している) 1.6
成犬(避妊/去勢していない) 1.8
成犬(肥満傾向) 1.4
成犬(妊娠1~4週目) 2
成犬(妊娠5~6週目) 2.5
成犬(妊娠7~8週目) 3
成犬(授乳期) 4~8
シニア犬(避妊/去勢している) 1.2
シニア犬(避妊/去勢していない) 1.4

DERをカナガンのカロリーで割り1日当たりの給餌量を計算

DERの値を出せたら、カナガンの1gあたりのカロリーで割って1日当たりの給餌量を計算します。

1日当たりの給餌量[g]=DER(RER×個体ごとの係数)[㎉]÷フードのカロリー(/g)[㎉]

カナガンの100gあたりのカロリーは376㎉ですから、1gは3.76㎉ですね。

カロリーの部分を他のドッグフードに置き換えれば、様々なフードでの適正量を算出することも可能ですよ。

給餌量計算の例

では計算式を使った具体的な計算の例を紹介していきます。

ちなみに電卓でRERの値を計算する際、下記のような手順で簡単に計算することができます。

体重4の犬のRERの値

4(体重)×4(体重)×4(体重)=64

64の状態で√を2回押す→2.828…

その状態に70をかける→198

体重4㎏の犬に必要なエネルギー量(RER)は198㎉

この方法で、下記の計算例も参考に愛犬に適した給餌量を割り出していきましょう。

小数点第一位は四捨五入して記載しています。

避妊手術済みの4㎏の成犬の場合

RER=198
DER=198×1.6=317
1日当たりの給餌量=317÷3.76(㎉/g)=84g

去勢手術をしていない生後6か月2㎏の子犬の場合

RER=118
DER=118×2.5=295
1日当たりの給餌量=295÷3.76(㎉/g)=78g

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ライフステージごとの給餌量の注意点

ワンちゃんンの給餌量を調整する際の、ライフステージごとの注意点について解説します。

計算式を使って出した給餌量も万能というわけではなく、最終的には飼い主さんによる微調整が必要です。

成長段階に応じた調整ができるよう、気をつけるべきポイントについて把握しておきましょう。

子犬は体重が変わりやすいので注意

子犬は成長が早く、そのため体重も変わりやすいです。

計算式には体重を当てはめる部分がありますので、体重が増えればフードの適正量も変化します。

子犬の時期はこまめに体重を量り直し、都度適正量を割り出すようにして対応すると良いでしょう。

また、子犬は消化器官が未熟で体も小さいため、1度に多くの量を食べることができません。

生後2~6か月頃までは適正量を1日3~4回ほどに分けて与えるようにします。

6か月以降からは1日3回、成犬になるころまでに1日2回にしていきましょう。

子犬は低血糖になりやすい

子犬は消化器官が未熟なこともあり、空腹によって低血糖を起こしやすいです。

低血糖とは、血液中の糖分が少なくなり体に栄養が行き渡っていない状態の事。

この状態を防ぐために、1度に多くのごはんを食べられない子犬には、1日の量を3~4回に分けて与える必要があるのですね。

成犬は食事の間隔があいても大丈夫

お伝えしていたように、子犬の場合は体が発達しきっていない関係で、適正量を3~4回ほどに分けて与える必要があります。

しかし成犬になれば1度に多くのごはんを食べられるようになり、食事の間隔があいても大丈夫になります。

成犬の場合は、基本的に適正量を1日2回に分けて与えるようにしましょう。

妊娠・授乳期の給餌量は様子を見ながらの判断が多い

妊娠中の犬は食欲が落ちたり、お腹の中の赤ちゃんによって内臓が圧迫されたりして1度に多くの量を食べられないことがあります。

必要に応じて1回の量を減らし、代わりに回数を増やしてあげるようにしましょう。

また、授乳期に必要な給餌量に関しては、生まれてきた赤ちゃんの数によっても変わってきます。

妊娠・授乳期の給餌量は様々な要因によって変化するため、ワンちゃんの様子を見ながらの判断も多いです。

もし不安な場合は獣医師に相談し、指示をもらうようにしましょう。

シニア犬の体力や消化機能の低下には個体差がある

ひとくくりにシニア犬といっても、健康状態の変化には個体差があります。

シニアと呼ばれる年齢になっても、それまでと変わらず活発で食欲が衰えないワンちゃんもいますからね。

一般的には7歳頃からがシニア期とされますが、7歳になった瞬間にシニア用の係数を当てはめてしまうと、活発なワンちゃんにとっては食事量が足りなくなってしまう可能性も。

そういう場合にはもうしばらく成犬用の係数を使って様子を見る等の工夫も必要です。

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別のフードからカナガンへの切り替え方

ドッグフードをカナガンへ切り替えたい時には、もともとのフードにカナガンを少量ずつ混ぜて、10日ほどかけて徐々にカナガンの割合を増やしていきましょう。

食べなれていないごはんを急にお腹に入れると、うんちが安定しない等の体調の変化を引き起こすことがあります。

また警戒心の強い繊細な子の場合は、いきなりごはんが変わると食べてくれないことも。

元々のフードに混ぜながら、少しずつ慣らしてあげるようにしましょう。

給餌量が最適かどうかはうんちで判断

給餌量を調整する際の目安の一つとなるのが、ワンちゃんのうんちの状態です。

理想的なうんちは、取り上げても形が残る硬さがあり、しっとりと水分も感じられる状態。

多少水分が多くなっても許容範囲ですが、形を保てないほどのゆるいうんちをしている場合には、フードを与えすぎているかもしれません。

その場合は1日あたり5gほど減らしながら、様子を見ていきましょう。

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計算式を活用しつつ、最終的にはワンちゃんの様子を見て判断する

カナガンの給餌量を判断するための2つの方法と、フードを与える際の注意点について解説しました。

ざっくりとした数字を知りたい時には、公式ホームページやカナガンのパッケージを確認する方法が手軽です。

愛犬の条件に合う給餌量をもっと詳細に知りたい場合には、紹介した計算式を参考にしてみてください。

ただ、これらはあくまで目安であり、ライフステージや活動量に応じて最終的には飼い主さんが微調整してあげることも必要です。

運動量や便の状態等、ワンちゃんの日々の様子を観察し、愛犬に最適な給餌量を見つけていきましょう。