カナガンは原材料の50%以上にチキンを使用してつくられた、栄養豊富なイギリス産ドッグフード。
英国王室エリザベス女王から表彰されたことがあるほど品質の高いドッグフードで、多くの飼い主さんに選ばれている人気フードです。
しかしどんなに高品質なフードでも、まず気になってしまうのがカロリーですよね。
この記事では主に下記の内容について紹介していきます。
- カナガンの基本情報
- 他のプレミアムドッグフードとカナガンのカロリー比較
- カナガンはこんなワンちゃんにおすすめ
- カナガンが向いていない犬
- カナガンとモグワンの比較
人間も食事をする時にカロリーを気にするように、ワンちゃんのごはんを選ぶ際もカロリーは重要な項目です。
ワンちゃんの特徴と照らし合わせながら、カナガンが愛犬に最適なフードかどうか判断してきましょう。
カナガンドッグフードの基本情報
カナガンは主原料にチキンをたっぷりと使った高タンパクなドッグフード。
全犬種・全年齢に対応しているので、幅広いワンちゃんに合わせることができます。
またグレインフリー(穀物不使用)でもあるので犬にとって消化がしやすく、穀物アレルギーのワンちゃんでも食べられる体に優しいフードとなっています。
詳しくは下記の表をご覧ください。
商品名 | カナガン |
---|---|
主原料 | チキン |
カロリー(100gあたり) | 376㎉ |
タイプ | ドライフード |
内容量 | 2㎏ |
価格(税込) | 4,708円 |
原産国 | イギリス |
粒のサイズ | 8~10㎜ |
対応年齢 | 全年齢対応 |
販売会社 | 株式会社レティシアン |
カナガンドッグフードと他のドッグフードのカロリー比較
カナガンと他のプレミアムドッグフードを比べた表が下記になります。
カロリー | 脂質 | |
---|---|---|
カナガン | 376㎉ | 15%以上 |
モグワン | 363㎉ | 10%以上 |
このこのごはん | 343㎉ | 8.2%以上 |
ナチュロル | 400㎉ | 10%以上 |
うまか(UMAKA) | 350㎉ | 9.5%以上 |
アランズナチュラル | 342㎉ | 11%以上 |
エッセンシャル | 358㎉ | 14%以上 |
いくつかのフードと比べてみても、カナガンは比較的カロリーと脂質が高めであることが分かりますね。
カナガンのカロリーは高め
カナガンは商品リニューアルがあり、以前のカロリーは361㎉でしたが現在では376㎉となっています。
脂質の値が他のフードよりも大きい点も、カロリーの高さに影響しているようですね。
ただその分、筋肉をつくるために欠かせない成分であるタンパク質を29%も含んでおり、丈夫な体を維持するのに適したフードだと言えます。
カナガンドッグフードはこんな犬におすすめ
栄養価の特徴からして、カナガンは下記のようなワンちゃんに特におすすめです。
- 運動量の多い活発な犬
- 食が細く痩せ気味の犬
- たくさんの栄養が必要な子犬
- 妊娠中の犬
順番に理由を解説していきます。
運動量の多い活発な犬
カロリーとはつまりエネルギーのことですから、大量のエネルギーを消費する活発なワンちゃんにはカナガンが適しています。
特に運動量が多く活発根犬種として知られている柴犬、ビーグル、ボーダーコリー等の犬種にはおすすめですよ。
それ以外にも、走るのが大好きな子や普段からたくさん運動をさせている家庭のワンちゃんであれば、カナガンと相性が良いでしょう。
食が細く痩せ気味の犬
普段から食べる量が少なく痩せ体質のワンちゃんには、栄養豊富なカナガンが最適です。
カロリーが高い分1日の給餌量も少ないため、食の細い子でも効率的に栄養を取り入れることができますよ。
体重を増やしたいワンちゃんには特に、合わせやすいフードとなっています。
たくさんの栄養が必要な子犬
成長期の子犬には大量のエネルギーが必要なため、カロリーの高いカナガンが向いています。
しかし子犬は消化器官が未熟なため、一度にたくさんのごはんを食べることができません。
そのためフードを少しずつあげる必要があり、少量でも効率的に栄養補給ができるカナガンがおすすめなのですね。
また金郁也臓器をつくるのに欠かせないタンパク質を豊富に含んでいるため、丈夫な体づくりのサポートにもなります。
愛犬に合うカナガンの給餌量は?ライフステージも考慮した適正量の判断方法を紹介
妊娠中の犬
妊娠中の犬はお腹の赤ちゃんの分まで栄養を取らなければいけないため、普段以上に栄養を取らなくてはいけません。
ただし、妊娠中はお腹にいる子犬が内臓を圧迫するため、あまりたくさんのごはんを食べられないことも。
その点でもカロリーが高く、かつ栄養バランスの取れたプレミアムドッグフードであるカナガンは、妊娠中の犬に合わせやすいと言えます。
またカナガンはグレインフリー(穀物不使用)で消化が良いのも特徴。
ワンちゃんの体に優しいため安心して与えることができますよ。
カナガンドッグフードが向いていない犬
反対に下記のような、カナガンが向いていないワンちゃんについても紹介します。
- 肥満気味でダイエットが必要な犬
- 体力が落ちてきたシニア犬
- 去勢・避妊手術後の犬
愛犬の特徴と照らし合わせながら、目を通してみてください。
肥満気味でダイエットが必要な犬
カナガンは他のプレミアムドッグフード比べてもカロリーが高めです。
肥満傾向の犬や、ダイエットをしたい犬には不向きであるといえます。
ただし、筋肉を増やしたいということであれば、運動と合わせてカナガンを使うことは効果的です。
もし純粋に体重を減らす、ダイエットすることが目的の場合は、低脂質で低カロリーのフードを選ぶのがおすすめですよ。
体力が落ちてきたシニア犬
犬も人間と同じで、運動量が落ちると太りやすくなります。
特にシニア犬になると運動量が落ちやすいため、肥満にならないよう注意しなくてはいけない時期なのですね。
ただし、シニア犬といっても代謝や体力の低下には個体差があります。
うちの子はまだまだ体力が衰えず活発である、という場合にはカナガンを与えても問題ないでしょう。
「この頃体力が落ちてきたな」「最近少し太ってきたような…」そんな風に感じた時は、カロリー控えめのフードに切り替えを検討しましょう。
去勢・避妊手術後の犬
去勢・避妊手術をした後の犬は、活動量が減る等の理由から消費エネルギーも少なくなります。
そのため、手術前と同じ食事を続けたりカロリーの高いフードを食べ続けたりしていると、摂取したエネルギーを消費しきれず肥満になりやすいのです。
ただし手術前はさらに高カロリーなごはんを食べていた、ということであればカナガンで様子を見るのも方法です。
基本的には去勢・避妊手術後は、ヘルシー志向のフードを選ぶか与える量を少し減らすなどして、カロリーコントロールしてあげることが大切です。
カナガンドッグフードとモグワンの比較
カナガンと同じ会社によって製造されている「モグワン」との比較も紹介していきます。
どちらも品質の高いフードですので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
栄養素の比較
カナガンとモグワンの栄養素を比較した表が下記の通りです。
カナガンの成分値 | モグワンの成分値 | |
---|---|---|
タンパク質 | 29%以上 | 27%以上 |
脂質 | 15%以上 | 10%以上 |
繊維質 | 5.25%以下 | 4.75%以下 |
灰分 | 11.25%以下 | 9%以下 |
水分 | 9%以下 | 9%以下 |
NFE | - | 39% |
オメガ3脂肪酸 | 0.9 | 1.18% |
オメガ6脂肪酸 | 2.8 | 1.63% |
リン | 1.42 | 1.06% |
カルシウム | 1.86% | 1.40% |
エネルギー(100gあたり) | 376㎉ | 363㎉ |
カロリーと脂質はモグワンの方が抑えられているのが分かりますね。
ただタンパク質の量に関してはカナガンの方が多く含まれています。
主原料の比較
カナガンとモグワンの主な原材料と配合の割合については下記の通りです。
主な原材料 | 割合 | |
---|---|---|
カナガン | チキン | 51% |
モグワン | チキン&サーモン | 56% |
どちらも動物性タンパク質が主原料となっていますが、カナガン主にチキン、モグワンはチキンとサーモンを組み合わせています。
どちらも動物性タンパク質を豊富に取ることができますので、ワンちゃんの好みによって使い分けるのも良いでしょう。
商品の基本情報の比較
カナガンとモグワンの基本情報を比較した表が以下になります。
カナガン | モグワン | |
内容量 | 2㎏ | 1.8㎏ |
年齢 | 全年齢 | 全年齢 |
タイプ | ドライフード | ドライフード |
エネルギー(100gあたり) | 376㎉ | 363㎉ |
主な原材料 | チキン | チキン&サーモン |
価格(税込) | 4,708円 | 4,356円 |
㎏当たりの単価 | 2,354円 | 2,420円 |
どちらも全年齢対応のドッグフードなので、幅広いワンちゃんに合わせることができます。
1㎏あたりの価格はカナガンの方が抑えられていますので、コストパフォーマンスを考えるならカナガンの方がおすすめですよ。
カナガンの取扱店と販売店は?お得に買う方法と注意すべきポイントを解説
カナガンが向いていなワンちゃんにはモグワンがおすすめ
カナガンが不向きだったワンちゃんには、カナガンよりも低カロリーかつ低脂質のモグワンがおすすめです。
どちらも栄養バランスの取れたプレミアムドッグフードで、品質管理も徹底されているため安全性も高いです。
ワンちゃんの性格や体質、ライフステージなどに合わせて使い分けるのも一つの方法ですね。
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カナガンドッグフードは栄養豊富でカロリーが高め
カナガンのカロリーと、カナガンが向いている犬、向いていない犬の特徴について紹介しました。
カナガンは他のプレミアムドッグフードと比べてカロリーと脂質が高めですが、栄養バランスが良くタンパク質が豊富という特徴もあります。
運動量が多い活発犬や、成長期の子犬、食が細い痩せ体質な犬には特に合わせやすいフードということができますね。
愛犬の成長段階や日々の運動量などを考慮しつつ、上記の内容を最適なフード選びに役立てていただけたらと思います。