「フレンチブルドッグって噛みつく犬種なの?」
「フレンチブルドッグって飼うのが大変って本当?」
といった、フレンチブルドッグはお世話が大変なのか、飼うのが大変なのか調べている飼い主さん。
フレンチブルドッグって見た目が、ブサカワで魅了されますよね。
そんなフレンチブルドッグを飼った場合に、考えられる後悔を8つ紹介します。
フレンチブルドッグを飼ってみたい方は、必見の内容です。
フレンチブルドッグを飼って考えられる8つの後悔
フレンチブルドッグの代表的な欠点8つをご紹介します。
- 噛みつき癖がある
- 室内の温度調節が必須
- 体臭が気になる
- ダブルコートなので抜け毛が気になる
- いたずらをする子もいる
- 皮膚が比較的弱い犬種が多い
- 病気にかかりやすい犬種である
- しつけるのが難しい
考えられる後悔①.噛みつき癖がある
フレンチブルドッグはブルドッグから派生したイングリッシュブルドッグに、テリアやパグを交配して生まれた犬種です。
テリア種の代表的な犬種として、闘犬として作られた歴史を持つアメリカン・ピット・ブルテリアやブルテリアなどがいます。
テリア種は元々ネズミ退治や番犬をしていた使役犬で、勇敢で敵を徹底的に追い詰めるしつこさと俊敏性を兼ね備えるグループです。
そのために、フレンチブルドッグは獲物としてロックオンした物を徹底的に追いかけたがる習性があるのです。
もしフレンチブルドッグが遊んでいる玩具を途中で強引に取ろうとしたら、もしかしたら玩具を取ろうとしたあなたの手を噛むかもしれません。
噛みはしなくてもその後も執拗に追いかけてきたり、置いた所に登ろうとしたりとすごい執着心を見せるでしょう。
このような事にはならないよう、幼い頃からしっかりと「はなせ」や「アウト」を覚えさせておくと良いですね!
考えられる後悔②.室内の温度調節が必須
フレンチブルドッグはマズル(口の周りから鼻先までの子と)が短いのが可愛らしく特徴的ですよね。
しかしそのために、気道は暑い空気を冷やすのに十分な長さを確保出来ません。
そうして鼻から空気を暑いまま取り込んでしまうため、暑さに弱いと言われています。
フレンチブルドッグは特に暑い時期の昼などには、良くパンティング(はぁはぁ、がぁがぁと荒い息をすること)することありませんか?
それは暑い空気を少しでも体内から逃がそうと最大限口から息を吐いているためなのです。
この様なことにならないように、温度の高い日中は決して外には出さず、室内でも必ず温度の調節をする事が必要です。
考えられる後悔③.体臭が気になる
フレンチブルドッグは油脂肌を持つと言われています。
油は空気に触れると酸化し、酸化臭を放つので、フレンチブルドッグはしばしば臭い犬と言われがちです。
またフレンチブルドッグやパグなどに特有の口の周りのシワの間にも汚れや皮脂が溜まってしまいます。
これを防ぐにはこまめなお手入れしかありません。
お散歩や外遊びから帰った時は必ずシャンプータオルなどで体を拭き、なるべく1週間〜10日おきにシャンプーをしてあげましょう。
考えられる後悔④.ダブルコートなので抜け毛が気になる
犬にはシングルコートとダブルコートのタイプがいます。
シングルコートはその名の通り一層で常に少しずつ毛が抜けて行くタイプです。
一方ダブルコートは被毛が二層になっており、内側の層の被毛は年に2回大量に抜けて生え変わるというサイクルを持ちます。
フレンチブルドッグはこのダブルコートタイプに属するため、春と秋の年2回被毛が生え変わるため、一度に大量の毛が抜けるのです。
この時期はこまめにブラッシングをしてあげるようにましょう。
考えられる後悔⑤.いたずらをする子もいる
フレンチブルドッグは大きく分けてアメリカンタイプとヨーロッパタイプがあります。
アメリカンタイプは外見は胴が詰まっていて顔も丸と言うよりむしろ四角く、性格はおっとりしています。
それに比べヨーロッパタイプは筋肉質でクビレがある子も多く、胴は長めで、性格は執着心が強く勇敢で活発です。
SNSで調べると、フレンチブルドッグを飼っている飼い主さん達はイタズラに困っているという投稿がたまにありますよね。
イタズラしてしまうというのは「まだ元気だから遊びたい!」「愛する飼い主さんの注目を惹きたい!」という気持ちの現れです。
そのため、イタズラをするという行為はアメリカンタイプのフレンチブルドッグにはとても多い様に見受けられます。
そのような時はたっぷりの愛情と適切なしつけで
なだめてあげましょう。
考えられる後悔⑥.皮膚が比較的弱い犬種が多い
フレンチブルドッグは前述の通り油性肌なので、毛穴が詰まりやすく、出来物などの皮膚疾患がしばしば起こる犬種です。
また冬は乾燥もしやすく、フケもたくさん出てしまうでしょう。
こまめに皮膚の状態をチェックし、油っぽく感じたらすぐシャンプーをし、乾燥を感じたらトリートメント剤や鹿のオイルなどを塗ってあげましょう。
考えられる後悔⑦.病気にかかりやすい犬種である
フレンチブルドッグはその特徴である胴長短足の容姿故に、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼などの関節の病気になりやすいです。
また詰まったマズルは上気道炎や脳炎、熱中症などを引き起こしやすく、また胃腸も弱い犬種としても有名です。
フレンチブルドッグを飼ったら、定期的に1ヶ月に一度は病院に行き、健康状態を常にチェックするようにましょう。
考えられる後悔⑧.しつけるのが難しい
フレンチブルドッグは元々イングリッシュブルドッグが元に交配され作られた犬種です。
イングリッシュブルドッグはある研究によると頭が悪い犬種TOP3に入るとも言われています。
そのため、フレンチブルドッグもしっかりしつけるには難のある犬種かもしれません。
しかし、最近ではフレンチブルドッグでもアジリティーや競技大会で優勝するフレンチブルドッグも少なくありません。
ハッキリとした口調でコマンドを出し、上手くできるまで甘やかさず、根気よくしつけをすれば必ずコマンドを聞いてくれるようになるでしょう。
フレンチブルドッグってどんな犬?
フレンチブルドッグの原型は、前述の通りイギリスのブルドッグです。
祖先はエピロスやローマ帝国にいたモロシア犬と言われています。
ブルドッグはその名の通りブル=牛と戦う用の犬でしたが、そこから優しい性格の少し小さい犬が生まれ、それがイングリッシュブルドッグです。
イングリッシュブルドッグがフランスに渡ったあとは、存続のために小型化が求められることになります。
そしてテリアやパグが交配されて今のフレンチブルドッグになりました。
初めは家庭のネズミ捕り用に飼われたりしていたフレンチブルドッグですが、その愛くるしい容姿に上流階級が夢中になったのだそう!
性格は先も言った様にアメリカンタイプとヨーロッパタイプに分かれ、アメリカンタイプはおっとり、ヨーロッパタイプは活発です。
その詰まったマズルと胴体、牛に噛まれても伸びるように作られたブルドッグ由来の顔のひだ、コウモリ耳が特徴の容姿を持ちます。
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フレンチブルドッグは日本で6番目に人気の犬種
フレンチブルドッグは、昨年1年間(2022年)の犬種別登録頭数の統計では日本全国で第6位になっています。
以前はブルドッグ=獰猛な犬というイメージを持たれていたようですが、最近はそのイメージは払拭されつつあります。
最近はレディーガガさんや浜崎あゆみさんなどが飼っている事や、某マンガアプリのCMなどの起用も起因しているかもしれません。
フレンチブルドッグに関するよくある質問
フレンチブルドッグに関するよくある質問を回答いたします。
- 飼っている人は金持ちが多いのですか?
- フレンチブルドッグを飼う上で大変な点は何ですか?
飼っている人は金持ちが多いのですか?
フレンチブルドッグを飼っている人の収入などを調べた統計はないので、お金持ちが多いかはハッキリは分かりません。
しかし子犬価格は32~48万円程度で、一般的な子犬の価格より倍近く高くなっていますので、経済的にゆとりのある人向けではあるでしょう。
フレンチブルドッグを飼う上で大変な点は何ですか?
フレンチブルドッグはとにかく暑さに弱いので、温度管理を徹底的に行いましょう。
出かける間も必ず冷房や扇風機はつけっぱなしにし、寝る前も明日の朝の天気などを考慮しながら予約やおやすみモードなどを忘れないよう設定すると良いですね。
また意外と運動量が多いので、毎日の散歩や運動を欠かさないようにしましょう。
まとめ
フレンチブルドッグはとても病気も多く、しつけも難しく、たまに凶暴になったりととても難のある犬種です。
しかしなんと言ってもその愛くるしい容姿と表情で、虜になってしまう人も後をたちません。
フレンチブルドッグの性格や特性をよく知り、ストレスを減らしてあげれば、きっと飼い主を深く愛するこの上ない家族になるでしょう。