ブロットハウンドってどんな犬?性格や値段、里親制度、ブリーダー情報を解説

ブロットハウンドってどんな犬?性格や値段、里親制度、ブリーダー情報を解説 犬のコラム

「ブロットハウンドってどんな犬なの?性格はお利口?」

「ブロットハウンドって日本でも飼えるの?どこからお迎えできる?」

といったブロットハウンドがどんな犬なのか知りたいそこのあなた。

ブロットハウンドは、アメリカ生まれの大型犬です。

大型犬の中では小柄よりですが、猟犬としても活躍しています。

この記事では、ブロットハウンドがどんな犬なのかを解説していきます。

ブロットハウンドについて、詳しく知りたい方は必見の内容ですよ。

ブロットハウンドとは

 

この投稿をInstagramで見る

 

Tomoaki Yamada(@mydog.azuki)がシェアした投稿

ブロットハウンドとは、現在アメリカでのみ正式に犬種として認定をされているイノシシ狩りなどで使役されてきた狩猟犬です。

ブロットとはこの犬をドイツからアメリカ中西部へ持ち帰ったヨハネスブロット氏から名付けられているそうです。

そもそもはサイトハウンドのジャーマンハノーヴァーハウンドが原型とされ、その後ケイブルハウンドやブレヴィンズハウンドと交配され今の形になったのだそう。

ちなみにサイトハウンドとはイタリアングレイハウンドやウィペット等の視覚を使って狩りをしていた犬の総称です。

これらの犬種は視野を広くするため顔が細く目が比較的離れており、体高が高く足がすらっと長いのが特徴です。

ブロットハウンドは主にツリーイングといって、木の上まで獲物を追いつめ猟の手伝いをする猟犬として現在まで使われてきました。

日本では正式に登録された犬種では無いためあまり馴染みがないと思いますが、アメリカではとてもポピュラーで人気の犬種です。

体高・体重

性別 体高 体重
オス 55~71cm 23~27kg
メス 53~63cm 18~25kg

体高は高いのですが、体重はそんなに重くは無いので中型犬の分類となるでしょう。

性格

ブロットハウンドはとても賢く、主人に従順で人懐っこい性格です。

群れで生活していたため仲間や家族には愛情深く、リーダーが指示すれば小さいお子さんなどにも優しく接するでしょう。

しかしまた狩猟犬として使役されていた血がまだ濃く残っているため、小さいネズミや猫などは咄嗟に追いかける習性があります。

散歩中はしっかり手網を持つなど注意が必要です。

また基本的には飼い主に従順ですが、自身がパックリーダーと認めたリーダーでないということを聞かない一面があります。

そのため、飼い主はリーダーとしての素質を求められるでしょう。

毅然とした態度で、適切なしつけと運動によりコントロールしながら上手く付き合ってあげると良いでしょう。

平均的な寿命

ブロットハウンドの寿命は一般的な中型犬の寿命と同じく10〜14歳とされているようです。

しかし元々狩猟犬として生きてきた犬種なので、十分な運動ができないなどの悪環境下では寿命が短縮されるされることが予想されます。

毛色

基本的にはタイガーブリンドルと呼ばれるブラックに茶色が虎の様に混じる毛色がほとんどです。

たまにブラック単色やブラックにゴールドやシルバーの毛色が混じる様な個体、またレッド、グレー、ブラックアンドタンもいるようです。

プロットハウンドの生態

犬のイラスト

前述した通りブロットハウンドは狩猟犬であるため、多くの運動を必要とします。

1回1〜2時間の散歩を1日2回か、1回2、3時間の散歩が必要です。

それもただの散歩ではなく険しい山道、あるいは広いドッグランで思い切り走らせる等の運動をさせてあげましょう。

鳴き声

鳴き声は大型犬特有の低い声を出すことがあるでしょう。

しかしそれは飼い主に注意を呼びかけていたり、危険を感じた時だけですので、聞いた時はやんわりとなだめてあげましょう。

顔の特徴

がっしりとした頭の鉢と細い口元にぱっちりとした愛らしい目が特徴です。

耳はやや大きめで垂れ耳です。

プロットハウンドがかかりやすい病気

運動が大好きな犬種なので、膝蓋骨脱臼(パテラ)や関節炎、骨折などはかなり多い犬種です。

また、食欲旺盛な子が多いので肥満には気をつけましょう。

そして垂れ耳なので中耳炎や外耳炎な比較的なりやすいのでこまめなケアが必要です。

ブロットハウンドを飼うには

ペットショップ

前述の通り猟犬の血が色濃く残るため、思い切り走らせるために屋内外問わず広いスペースが必要でしょう。

普段から誰彼構わず攻撃的な訳ではありませんが、運動量を確保しないとストレスから無駄吠えや攻撃的な性格が出てきてしまいます。

また家庭犬として完全に家の中で飼おうとするのは難しいと言われている犬種です。

終日ではなくても一日のうち数時間は外で飼うか、家では基本的にはゲージに入れて、遊びや散歩の際に思いっきり走らせてあげると良いでしょう。

どこで飼える?

一般的なペットショップで売られていることはまず無いと思いますので、インターネットなどでブリーダーさんから直接買い付ける必要があるでしょう。

値段はどのくらい?

ブロットハウンドの価格は、5万から20万位が相場です。

プロットハウンドの飼い方

以下の3項目に分けて解説します。

  • 飼育
  • 運動量・頻度
  • 必要なケア

飼育

基本的には外飼いがおすすめです。

寒さには比較的強い犬種ですが、夏の暑い時期はケージの中にクーラーや扇風機をつけてあげるか、涼しい室内で過ごさせてあげましょう。

出来れば直線距離の取れる庭や廊下などがある家で、十分に遊んであげられるスペースを確保できる環境を作ってあげられると理想的です。

また無駄吠えやストレスを軽減させるためにも、適切なしつけと態度が必要です。

小さいころから「ごろん」や「ダウン」などの合図で、おなかを出しておとなしくさせることを慣れさせておくと飼い主の言うことを聞きやすくなるでしょう。

飼い主の前でおなかを出して寝るというのは、犬社会においては「服従」を意味します。
これを覚えさせておくと、耳掃除や歯磨きもしやすいですし、その他の命令も聞きやすくなるでしょう。

運動量・頻度

ブロットハウンドは運動量はかなり必要です。

昼間檻の中で飼うという方は特に、朝は1時間以上の散歩や運動をさせしっかりと疲れさせてからケージに入れるようにしましょう。

また寝る前も1〜2時間程度の散歩や出来れば全速力とまでいかなくてもしっかりと走らせる運動をさせてこら就寝させてあげられると理想的です。

ジョギング好きな方やトレッキングが好きな方は一緒に連れて行ってあげると喜ぶでしょう。

必要なケア

ブロットハウンドはシングルコートなのであまり抜け毛は激しくなく、皮膚疾患もそこまで多くはないでしょう。

週に一回位の定期的な耳掃除やブラッシングや10日〜2週間に一回くらいのシャンプーなどをして皮膚を清潔にたもってあげましょう。

プロットハウンドに関するよくある質問Q&A

プロットハウンドに関するよくある質問について回答します。

以下の7つについて、質問に回答していきます。

プロットハウンドに関するよくある質問Q&A
  • 値段はいくらですか?
  • 子犬期の子はどちらで販売されていますか?
  • プロットハウンドは里親募集されていますか?
  • 無駄吠えは多いですか?
  • 寒さに強いですか?
  • 生後何か月程度で成犬になりますか?
  • ブリーダーから飼える?ブリーダーは多い?

値段はいくらですか?

国内では大体5万から販売されており、高くても20万程で購入出来るでしょう。

子犬期の子はどちらで販売されていますか?

子犬サイトで購入することが出来ます。

「ペットのおうち」という保護犬の里親募集情報サイトでも、募集されていることがありますよ。

プロットハウンドは里親募集されていますか?

各地の動物病院などがSNSでブロットハウンドの里親を募集していることはたまにあるようです。

また『ジモティー』などの地域の情報交換サイトでもたまに里親に出ている個体がありますので、こまめにチェックしてみましょう!

無駄吠えは多いですか?

ブロットハウンドは、無駄にずっと吠えるということはあまりありません。

しかしもともと狩猟犬であり警戒心がとても高いので、何か他の動物の気配を感じた時は猛烈に吠えることがあります。

特にネズミや猫などが素早く動くのを見たり感じた場合は、興奮して甲高く吠えるでしょう。

寒さに強いですか?

現在もカナダやアメリカの中西部以北に生息しているブロットハウンドは寒さにも強いほうです。

また暑さにも大勢はありますが、やはり夏は冬に比べて運動時間などを気をつける必要があります。

生後何か月程度で成犬になりますか?

ブロットハウンドは中型犬なので10〜12ヶ月で成犬になります。

ブリーダーから飼える?ブリーダーは多い?

『ブリーダーナビ』や『子犬の窓口』『ブリーディア』などのサイトでブロットハウンドのブリーダーさんを見ることが出来ます。

ブリーダーさんの数はあまり多くはありませんが、産まれる時は一度に3〜10匹程産まれますのでこまめにチェックしていれば購入する事も出来るでしょう。

まとめ

日本ではあまり馴染みのないブロットハウンドですが、アメリカやカナダで昔から人間に寄り添って生きてきた犬です。

決して怖い犬ではなく、パックリーダーがしっかりしていればしっかりと働き、この上ない相棒となってくれるはずです。

逆に、飼い主さんのこともリーダーとして、親として、大いに成長させてくれる存在になることでしょう。

相棒の様な存在を欲している方、かっこいい犬を従えて自分自身も律して、ワンランク上の男になりたいという意欲のある方にはとてもおすすめな犬種です!