「ドッグフードを新しいものに急に切り替えるのはダメなの?」
「ドッグフードを新しいフードに切り替え方法は?」
といったように、ドッグフードを新しいフードに切り替える方法について調べられていませんか?
結論から先にお伝えすると、新しいフードに急に切り替えるのはNGです。
犬によっては急にフードを切り替えることで、下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。
ドッグフードを切り替えるときは、時間をかけて徐々に切り替えることを推奨します。
- 急にドッグフードを切り替えるのはNGな理由
- 失敗しにくいドッグフードの切り替え方法
- ドッグフードを切り替える時期
- ドッグフードを切り替える時の注意点
- ドッグフードの切り替えに関するよくある質問Q&A
この記事を読むことで、ドッグフードの切り替え方法や注意点などについて知ることができます。
新しいフードを与えようとしている飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
急にドッグフードを切り替えるのはNGな理由
ドッグフードを新しいフードに急に切り替えるのは避けましょう。
ドッグフードを急に新しいフードに切り替えると、犬の胃腸に負担がかかりやすいからです。
犬の胃腸に負担がかかり、下痢や嘔吐などの症状を引き起こす場合があります。
また、急に新しいフードを与えると臭いの変化を犬が警戒して食べない場合があります。
そのため、新しいフードに急に切り替えるのはNGです。
失敗しにくいドッグフードの切り替え方法
ドッグフードを新しいフードに切り替える場合は、時間をかけて徐々に切り替えると失敗しにくいです。
最初は、元々与えていたドッグフードに新しいフードを少し混ぜて与えましょう。
1〜2週間程度かけて徐々に新しいフードを混ぜる割合を増やしていきます。
新しいフードを混ぜる割合を増やしていき、最終的にすべて切り換えるのが良いです。
新しいドッグフードを与える場合は、徐々に切り替える方法を推奨します。
ある年齢になったからといって、急にその年齢用のフードに切り替えるのはあまり良いことではありません。
食べ慣れていないフードに切り替えると、吐いてしまったり、下痢をすることもあります。
フードを変えるときには、犬や猫の状態を見ながら1~2週間かけて新しいフードの割合を徐々に増やしていきましょう。引用元:環境省 飼い主他のためのペットフードガイドラインより
ドッグフードを切り替える時期
ワンちゃんは、犬の成長段階によって必要な栄養素や成分などが違うためドッグフードの切り替えが必要な場合があります。
全年齢対応(オールステージ)のドッグフードの場合は、フードを切り替える必要はありません。
子犬用・成犬用・シニア犬用のドッグフードを与えている場合は、成長段階に合わせてフードの変更が必要です。
ドッグフードを切り替える時期を以下の2つに分けてご紹介します。
- 子犬用から成犬用フードに切り替えるタイミング
- 成犬用からシニア犬用フードに切り替えるタイミング
それぞれについて見ていきましょう。
子犬用から成犬用フードに切り替えるタイミング
愛犬が子犬で、子犬用のドッグフードを与えている場合、成犬になるタイミングでフードの切り替えが必要です。
成犬用ドッグフードへの切り替えタイミングは、犬のサイズにより違いがあります。
犬のサイズごとによるドッグフードの切り替え時期のタイミングの目安については以下の表をご覧ください。
犬のサイズ | 切り替え時期の目安 |
---|---|
小型犬 | 生後8ヶ月〜10ヶ月頃 |
中型犬 | 生後12ヶ月頃 |
大型犬 | 生後18ヶ月頃 |
子犬と成犬の1日の食事回数の違い
子犬と成犬では1日に与える食事回数に違いがあります。
1日の食事回数の目安 | |
---|---|
子犬 | 1日3〜4回 |
成犬 | 1日1〜2回 |
子犬は消化器官が未発達のため、1度にたくさんのドッグフードを与えると消化不良になる場合があります。
一方で、消化器官が発達した成犬は、子犬に比べて1度にたくさんフードを食べることが可能です。
そのため、1日1〜2回が適切な回数とされています。
成犬用のドッグフードに切り替えが完了すると、食事回数も調節してあげましょう。
成犬用からシニア犬用フードに切り替えるタイミング
愛犬に成犬用のフードを与えている場合、シニア期に入るタイミングでフードの切り替えが必要です。
全年齢対応(オールステージ)のドッグフードを与えている場合は、フードの切り替えは必要ありません。
また、犬のサイズによって切り替えのタイミングが違います。
犬のサイズによるシニア犬用のドッグフードへの切り替えタイミングの違いは以下の表をご覧ください。
犬のサイズ | 切り替え時期の目安 |
---|---|
小型犬・中型犬 | 7〜8歳頃 |
大型犬 | 5〜6歳頃 |
成犬とシニア犬の1日の食事回数の違い
成犬とシニア犬では1日の最適な食事回数に違いがあります。
犬がシニア犬になると老化により、消化機能が衰え始めます。
そのため、1度にたくさん食べられる成犬期に比べ、1回のフードの量を減らすのが良いです。
成犬とシニア犬の1日の食事回数の違いについては、以下をご覧ください。
1日の食事回数の目安 | |
---|---|
成犬 | 1日1〜2回 |
シニア犬 | 1日3〜4回 |
また、シニア犬は噛む力が弱くなるため、ドッグフードを選ぶときには粒の大きさや硬さなども考慮しましょう。
柔らかいウェットフードやセミドライフードは、シニア犬でも食べやすいフードです。
ドッグフードを切り替える時の注意点
ドッグフードを切り替える時の注意点を以下の4つご紹介します。
- 急に新しいフードに切り替えない
- 愛犬の年齢に対応しているか確認する
- アレルゲンの食材が含まれていないか原材料を確認する
- ドッグフードを与える量を確認する
それぞれについて見ていきましょう。
急に新しいフードに切り替えない
新しいドッグフードを与える場合、急にすべて新しいフードにして与えないようにしましょう。
急に新しいフードを与えると、犬によってはお腹の調子が悪くなってしまう場合があります。
新しいフードを与える場合は、元のフードに混ぜて与えるのが良いです。
愛犬の年齢に対応しているか確認する
ドッグフードを切り替える場合、新しいフードが愛犬の年齢に対応しているか確認しましょう。
ドッグフードのパッケージや公式サイトには、以下のように対応している年齢が記載されています。
- 子犬用・パピー用
- 成犬用・アダルト用
- 老犬用・シニア犬用
- 全年齢対応(オールステージ)
愛犬の年齢に対応したドッグフードを選ぶことを推奨します。
アレルゲンの食材が含まれていないか原材料を確認する
愛犬が食物アレルギーを持つ場合は、ドッグフードの原材料を確認するようにしましょう。
また、アレルゲンが特定できていない場合、初めて与えるドッグフードでアレルギーの症状が出ていないか確認してください。
アレルギーが引き起こされている場合は、皮膚のかゆみや下痢、軟便などの症状が出るとされています。
新しいドッグフードを与えて、症状が出た場合は食物アレルギーの可能性が考えられます。
なお、犬がアレルギーが出やすい食べ物について気になる人は、以下の記事をご覧ください。
犬のアレルギーが出やすい8つの食べ物!特定方法と対処法を解説
ドッグフードを与える量を確認する
ドッグフードを新しいフードに切り替えた場合、与える給餌量を確認するようにしましょう。
元のドッグフードと同じ量のフードを与えてはいけません。
ドッグフードの種類により、含まれる栄養素やカロリーなどに違いがあるからです。
新しいドッグフードのパッケージや公式サイトに記載の給餌量を確認し、愛犬に適切な量を与えるようにしてください。
ドッグフードの給餌量は、犬の年齢と体重から目安を割り出すことができます。
ドッグフードの切り替えに関するよくある質問Q&A
ドッグフードの切り替えに関するよくある質問についてご紹介します。
- 犬に与えるフードを変えたら下痢や嘔吐などの異常を起こす場合の対処法は?
- ドッグフードをころころ変えるのは良くない?
- ドッグフードが合わないとどうなる?
- 新しいフードの食いつきが悪い場合の対処法は?
- ドッグフードの切り替えが必要な理由は?
それぞれについて見ていきましょう。
犬に与えるフードを変えたら下痢や嘔吐などの異常を起こす場合の対処法は?
新しいドッグフードに切り替える途中や、変更後に下痢や嘔吐など症状が見られる場合があります。
異常を起こす場合は、元のフードに戻すことを推奨します。
また、動物病院で受診させることもご検討ください。
症状が改善されたら、時間をかけて徐々に新しいフードへ切り替えましょう。
ドッグフードをころころ変えるのは良くない?
ドッグフードをころころ変えるのは良くありません。
ドッグフードにも合う合わないがあるため、合わないフードを与えた場合に愛犬の体調不良につながる場合があります。
また、もし愛犬が病気やアレルギーの症状が出た場合に、どのフードが原因なのか特定しにくくなります。
なお、愛犬の食いつきを見てフードをころころ変えている場合は、好き嫌いが激しくなるでしょう。
ドッグフードはころころ変えずに同じフードを与えるほうが良いと言えます。
ドッグフードが合わないとどうなる?
ドッグフードが合わない場合や、下痢や嘔吐などの消化器症状が出る場合があります。
また、消化器症状以外にも皮膚のかゆみなどの症状が出る可能性もあります。
ドッグフードの切り替えで犬にこれらの症状が出ている場合は、元のフードに戻すようにしましょう。
また、動物病院で相談することもご検討ください。
新しいフードの食いつきが悪い場合の対処法は?
新しいドッグフードの食いつきが悪い場合は、以下のような対処法があります。
- ドッグフードをふやかす
- ドッグフードを温める
- トッピングを加えて与える
- おやつや間食を与えないようにする
- ご飯の時間以外はお皿を下げるようにする
また、愛犬がご飯を食べない理由などについて気になる人は、以下の記事をご覧ください。
犬がご飯を食べない理由とは?病院へ行くべきか見極めるポイントと対処法を解説
ドッグフードの切り替えが必要な理由は?
ドッグフードは犬の成長段階によって、子犬用・成犬用・シニア犬用などのフードがあります。
子犬用のフードを与えている場合、成犬期になるタイミングでドッグフードの切り替えが必要です。
また、成犬がシニア犬になるタイミングで、シニア犬用のフードへの切り替えが必要となります。
犬の成長段階によってフードの切り替えを不要にするためには、全年齢対応(オールステージ)のドッグフードを選びましょう。
全年齢対応(オールステージ)のドッグフードは、どの年齢の犬にも与えられます。
まとめ
この記事では、急にドッグフードを切り替えるのが良くない理由や、フードの切り替え方法などについてご紹介しました。
以下がこの記事のまとめです。
- 急にドッグフードを切り替えるのはNGな理由は犬の胃腸に負担がかかりやすい
- 犬が警戒して食べない場合がある
- 失敗しにくいドッグフードの切り替え方法は1〜2週間かけて徐々に切り替える
- 子犬用から成犬用フードに切り替えるタイミングは犬のサイズにより異なる
- 成犬用からシニア犬用フードに切り替えるタイミングは犬のサイズにより異なる
- ドッグフードを切り替える時の注意点は急に新しいフードに切り替えない
- 愛犬の年齢に対応しているか確認する
- アレルゲンの食材が含まれていないか確認する
- ドッグフードを与える量を確認する
ドッグフードを急に切り替えるのは、犬の消化器官に負担をかけるためやめましょう。
ドッグフードを切り替える場合は、1〜2週間かけて徐々に切り替えることを推奨します。
新しいフードに切り替えようとお考えの飼い主さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、当サイト(わんわんナビ)では、他にもドッグフードについての記事があります。
気になる人は、以下の記事もぜひご覧ください。