皆さんご存知の『フランダースの犬』ですが、これに出てくるパトラッシュの犬種は何かご存知ですか?
一般的にセントバーナードと思われているパトラッシュですが、実は違います。
ベルギー原産の『ブービエ・デ・フランダース』という犬種なのです。
今回はブービエ・デ・フランダースについて詳しくまとめてみました!
是非ご覧ください!
パトラッシュの犬種は『ブービエ・デ・フランダース』
マジか!
フランダースの犬て実際はこんな感じやったんか(*゚∀゚*)
「ブービエ・デ・フランダース」
て言うんやて(´ω`) pic.twitter.com/jGoYfeqKZu— 霊幻道士 (@HoneycombTrick) November 10, 2020
パトラッシュの原作の犬種は、ブービエ・デ・フランダースです。
画像の通り、黒くて大きい大型犬のワンちゃん。
アニメ上で登場する犬の見た目とは、似ても似つきませんが、ブービエ・デ・フランダースがパトラッシュの犬種とされています。
この犬が「フランダースの犬」に出てくる犬種ということで、有名になりました。
見た目は似ていないものの、名前に「フランダース」とついているところに近い要素を感じますね。
アニメでの見た目は『セントバーナード』に似ている
日本でのアニメは1992年日本テレビ系で放送されましたが、話のあらすじも原作とはかなり違い、登場人物もかなり脚色されています。
パトラッシュはまるでセントバーナードかシベリアンハスキーのような、立ち耳でバイカラーが特徴的な犬に描かれています。
これら3種はいずれも寒い地方に生息する山岳犬として共通点があるため混同される事が多いようですね!
ブービエ・デ・フランダースはどんな犬なの?
日本に1頭しかいない犬種
①【ブービエ・デ・フランダース】
家畜追いや荷引きをする作業犬として活躍し、第一次世界大戦では軍用犬としても働いていました。また、有名な物語「フランダースの犬」に登場するパトラッシュのモデル犬といわれています。
定かではありませんが、、、 pic.twitter.com/cGC8e2oWZL— ハッピードッグ@犬の豆知識💡 (@HappyDog1124) May 3, 2021
ブービエ・デ・フランダースは元々ベルギーの山々の牧場などで、バター製造の為の搾乳器を動かすために飼われていました。
後に農業用具の発達によりこれらの用途では使われなくなりましたが、その賢さから牧場の番犬として変わらず現在も重宝されています。
つぶらな瞳とグレーからグレーブリンドルのカーリーヘアが特徴的です。
性格としてはおっとりとしていて愛情深く、人間に忠実で勇敢なため、ベルギーでは今でも多くの家庭で番犬として飼われています。
またその嗅覚の鋭さから警察犬や監視犬などとして使役されているそうです。
ブービエ・デ・フランダースの詳細 | |
---|---|
体高 | 59〜65cm |
体重 | 25〜35kg |
サイズ | 大型犬 |
原産国 | ベルギー |
ブービエ・デ・フランダースのキャラクターが知りたい方は動画もチェック
ブービエ・デ・フランダースが気になるという方は、下の動画もぜひご覧ください!
アニメ『フランダースの犬』のあらすじ
こんな時間に
フランダースの犬やってる pic.twitter.com/9Lp5eRfORl— 💜💎 (@amepi1121) July 1, 2023
『フランダースの犬』はイギリスの作家によって書かれた、家族の絆や友情、自己犠牲などがテーマの児童文学です。
内容としては、ベルギーのフランダース地方に住む孤児のネロが拾った犬「パトラッシュ」と友情を育みながら貧しくも美しく生きる物語です。
パトラッシュはネロの唯一の友として、彼が孤独や困難に直面するたびに彼を助けます。
しかし、絵のコンクールで落選したネロは失意のうちにパトラッシュと共に天国へと旅立ちます。
この美しい物語は国際的にも高い評価を受け、世界中でアニメや映画化されて多くの人が心を打たれました。
アニメの舞台はベルギーのフラーンデーレン地方
舞台は19世紀のベルギーです。
ベルギー北部にあるフラーンデーレン(フランドル)地方だと考えられています。
ちなみにネロが息絶えてしまった教会は、舞台がアントワープにある「聖母大聖堂」とされています。
聖母大聖堂はベルギー北部のアントワープという都市にあります。
ネロとパトラッシュの死因は凍死だと考えられる
作中ではネロとパトラッシュの死因はくわしく書かれてはいませんが、恐らく凍死か衰弱死と考えられています。
物語の最後、ネロが憧れ続けたルーベンスの絵の前で「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ、、」と2人眠るように息絶えるシーンは多くの人が涙しました。
他の名作アニメの犬の犬種
他の名作アニメに出てくる犬種についても解説します。
ピックアップした犬が登場するアニメは、以下の3作品です。
- ハイジ
- わんわん物語
- 名犬ラッシー
ハイジの犬『ヨーゼフ』の犬種はセントバーナード
よく混同されがちなのですが、『アルプスの少女ハイジ』のハイジの犬『ヨーゼフ』はセントバーナードです。
主人公をよく助け、温厚で忠実な所などがパトラッシュに似ていますよね!
わんわん物語『レディ』の犬種はアメリカンコッカースパニエル
ディズニーの名作『わんわん物語』の主人公『レディ』はアメリカンコッカースパニエルです。
お金持ちのお屋敷で大事に育てられ、好奇心旺盛で気の強いレディ。
オシャレなセレブの犬として一大ブームを巻き起こしました。
実際のアメリカンコッカースパニエルも陽気で甘えん坊、性格も賢く聞き分けが良く、レディにそっくりです!
名犬ラッシーの犬種はラフ・コリー
映画化『名犬ラッシー』の主人公『ラッシー』の犬種は、ラフ・コリーです。
元の飼い主の元を目指してひた走るラッシーの姿は胸を打つものがありますね。
実際のラフ・コリーもとても聡明で賢く、飼い主に忠実な犬です!
まとめ
犬が主人公の作品は名作が多く、どれも飼い主との絆を中心に描かれた感動作ばかりです。
昔から犬と人間は共存し、常に励まし合い最高のパートナーであり続けた事がわかります。
もしかしたら今犬を飼われていて、言う事を聞いてくれない事や何らかの問題行動に悩んでいる方もいるかもしれません。
そんな方は是非これらの作品を今一度見て、犬との絆とはなにか、信頼関係とは何かを考えてみてください。
きっとそれまでとは違う視点と感覚で愛犬と接することができるでしょう!