「中型犬で毛が短い犬ってどんなのがいる?」
「毛が短い犬って、抜け毛もすくない?」
といった毛が短い犬の犬種や特徴について調べているそこのあなた。
毛が短い犬は、「短毛種」に分類されます。
短毛種はたくさんの犬種がいるので、これから詳しく紹介します。
この記事で分かることは、以下の通りです。
- 短毛種の定義・特徴
- 「シングルコート」と「ダブルコート」の定義・特徴
- 毛が短い犬11選
- 短毛種も長毛種もいる犬種
- 短毛種に関するお手入れ方法
- 短毛種に関するよくあるQ&A
毛が短い犬種や短毛種の特徴について知りたい方は、必見の内容です。
毛が短い犬を「短毛種」と呼ぶ
犬の毛の呼び名は、毛の長さによって2種類あります。
短毛種 | 被毛の長さが3cm未満 |
---|---|
長毛種 | 被毛の長さが3cm以上 |
被毛の長さが3cm未満なのか、以上なのかで区分が変わります。
3cm未満の毛の短い犬は、短毛種と区分されるので覚えておいてください。
長毛種より短毛種の方が毛の手入れが楽
短毛種は長毛種よりも手入れが楽。
楽な理由は、毛が絡まりにくいから。
毎日のブラッシングをする際も、ブラシが通りやすいので手入れがメリット。
絡まりにくい反面、生え変わりが早いのがデメリット。
こまめに抜け毛を処理してあげないとなりません。
短毛種でも2種類のタイプがある
短毛種・長毛種限らず、毛には2種類のタイプがあります。
以下の2タイプです。
- シングルコート
- ダブルコート
これら2つの違いは、被毛の構造。
1つの質の毛しか生えてこないなら、シングルコート。
2つの質の毛が生えてくるものがダブルコートになります。
シングルコート
シングルコートは、1つの質の毛しか生えていない被毛のこと。
「オーバーコート」という被毛しか生えていないことを意味します。
オーバーコートは毛が太く、しっかりしているのが特徴。
シングルコートはダブルコートの犬に比べて、飼いやすいです。
飼いやすい理由は、抜け毛が少ないから。
ダブルコートの犬より、シングルコートの犬の方が抜け毛がありません。
ダブルコート
ダブルコートは2つの質の毛が生えてくる犬のこと。
- オーバーコート(シングルコートでも生えてくる)
- アンダーコート
これら2つの質の毛が、二重構造で生えてきます。
季節の変わり目に合わせて、抜け毛で体温を調節しているのです。
ダブルコートは年に2回ほど、毛がたくさん抜けてしまうのが特徴。
毛がたくさん抜けてしまう時期を、換毛期とも呼びます。
シングルコートには換毛期がありません。
小型犬で毛が短い犬3選
小型犬で毛が短い犬を、以下の2タイプに分けて紹介します。
- シングルコート
- ダブルコート
シングルコートの小型犬
ミニチュアピンシャ―
ミニチュアピンシャーは、シングルコートですが抜け毛が多いです。
ブラッシングをこまめに行って、抜け毛対策してください。
トリミングは行う必要がありません。
ダブルコートの小型犬
パグ
パグは抜け毛が非常に多いです。
同じダブルコートの犬種の中でも、多いと言われています。
換毛期は大量に抜け毛が落ちるのが特徴。
ブラッシングをこまめに行わないとなりません。
パグについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
パグは飼いにくいって本当?飼うのが大変な点や値段・費用を解説
ミニチュアダックスフンド
ミニチュアダックスフンドも、パグと同様に抜け毛は多め。
換毛期は、春と秋。
換毛期はかなりの量の毛が抜け落ちます。
単なる生理現象なので、驚かないでください。
中型犬で毛が短い犬4選
中型犬で毛が短い犬を、以下の2タイプに分けて紹介します。
- シングルコート
- ダブルコート
シングルコートの中型犬
ウィペット
ウィペットの毛は、短い毛で覆われています。
シングルコートなので、毛も抜けにくいです。
体臭も少ないので、飼いやすい犬種と言えるでしょう。
ミニチュアブルテリア
ミニチュアブルテリアは、抜け毛に悩まされることは少ない犬種。
換毛期のみ、こまめにブラッシングしてあげて下さい。
ダブルコートの中型犬
柴犬
柴犬は抜け毛の多い犬種。
換毛期をはじめ、通年多いです。
こまめに手入れしてあげてください。
ブラッシングで抜け毛処理しないと、皮膚病になる恐れもあります。
柴犬について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
柴犬って飼いにくいの?大変な理由・飼って後悔したくないあなたへ
フレンチブルドッグ
フレンチブルドッグは、抜け毛が多い犬種。
室内で飼われている場合は、毛が抜けるタイミングがずれてしまう子も。
換毛期以外でも、よく抜ける子です。
大型犬で毛が短い犬4選
大型犬で毛が短い犬を、以下の2タイプに分けて紹介します。
- シングルコート
- ダブルコート
シングルコートの大型犬
ダルメシアン
ダルメシアンはシングルコートなので、比較的に抜け毛が少ない犬種。
換毛期なども、ブラッシングの負担は少なくて済みます。
シャンプーも3か月に1回程度でOK。
ドーベルマン
ドーベルマンは、短くて硬い毛をしています。
シングルコートなので、換毛期はありません。
ブラッシングがしやすく、飼いやすい犬種です。
ダブルコートの大型犬
ジャイアントシュナウザー
さらに一枚、本日は近場の公園へ。
コロナが落ち着いたら、ドッグランにつれていく予定。#シュナウザー#ジャイアントシュナウザー pic.twitter.com/GAHBQEWyyU— スミロ・ツルギ (@sumiro_Survival) January 30, 2022
ジャイアントシュナウザーは、オーバーコートがとても硬いのが特徴。
非常に剛毛であるため、それほど毛は抜けません。
他のダブルコートの犬より、毛のケアの負担が少ないです。
ラブラドールレトリバー
ラブラドールレトリバーは抜け毛が多いです。
抜け毛を少なくするためには、以下の2つを徹底しましょう。
- 毎日ブラッシングする
- 月に2回程度シャンプーする
長毛種も短毛種もいる犬種
犬種によっては、長毛種の子と短毛種の子どちらもいる場合もあります。
以下の犬種は、長毛種と短毛種のどちらもいますよ。
- 秋田犬
- ミニチュアダックスフンド
秋田犬
秋田犬は基本的には、短毛。
しかし個体によっては、長毛。
ブサカワ犬で有名になったわさお君は、長毛でした。
ブサカワな犬種を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ブサカワ犬ランキングTOP9!小型~大型犬まで人気犬種の名前を紹介
ミニチュアダックスフンド
最近のお気に入りは藍色のクッションです!#犬好きさんと繋がりたい#ミニチュアダックスフンド#相互フォロー#フォロバ100#ブログ初心者と繋がりたい pic.twitter.com/00ZAywtm6r
— らんまるの毎日 (@runmaru_diary) March 27, 2022
被毛はダブルコートです。
タイプは、以下の3種類があります。
- スムース
- ロング
- ワイヤー
短毛種の毛のお世話・お手入れ
具体的にすべきお手入れは、以下の3つです。
- シャンプー
- ブラッシング
- 温度調節
シャンプー
月に1~2回程度を目安に、シャンプーしてください。
余分な皮脂と汚れを洗い落とすためです。
短毛種は皮膚疾患にかかりやすいので、しっかりケアをしてあげてください。
ブラッシング
ブラッシングは毎日行ってあげてください。
皮膚に優しいブラシを使って、ケアしてあげましょう。
抜け毛や抜けそうな毛は放置するのは良くありません。
毎日のブラッシングで、抜け毛処理をしてあげてくださいね。
温度調節
短毛種でシングルコートの犬は、特に温度調節をしてあげなければなりません。
冬などの寒い季節は、暖房をつけてあげてください。
洋服を着せてあげるのもおすすめですよ。
短毛種に関するQ&A
短毛種に関するよくある質問は以下の通りです。
- 毛が短い犬を外で飼ってはダメ?
- 毛が短い犬は体臭も匂うの?
- 毛が短い犬の方が抜け毛が少ないの?
- 抜け毛が多い時はどうするのがいい?
- 短毛種にトリミングって必要?
- 長毛種より短毛種の方が皮膚病にかかりやすい?
毛が短い犬を外で飼ってはダメ?
外で飼ってもよい犬種と飼ってはいけない犬種がいます。
短毛種の犬種は、寒がりな子が多いです。
外で飼う際は、獣医に確認することをおすすめします。
シングルコートの場合、体温調節機能が弱いです。
外飼いしても問題ないか、念入りに確認してください。
毛が短い犬は体臭も匂うの?
超短毛であれば、匂います。
汚れが付いたら、匂ってしまいます。
長毛も蒸れやすいので、匂いを発しやすいです。
長毛・短毛関係なく、体臭がしてしまいます。
毛が短い犬の方が抜け毛が少ないの?
そんなことはありません。
短毛種だから、抜け毛が少ないわけではありません。
短毛種のダブルコートの犬の場合は、抜け毛は多いです。
長毛種でも毛が抜けにくい犬種はいます。
抜け毛が多い時はどうするのがいい?
ブラッシングとシャンプーを適宜行うようにしましょう。
シャンプーをすることで、抜け毛も防ぎやすくなります。
抜け毛専用の吸引機も販売されています。
抜け毛の量があまりにも気になる場合は、購入を検討してみるのも良いでしょう。
短毛種にトリミングって必要?
短毛種は、基本的にトリミングをする必要がありません。
短毛種でも、バリカンでさらに毛を短くすることはできます。
長毛種より短毛種の方が皮膚病にかかりやすい?
短毛種の方が皮膚病にかかりやすいです。
皮膚を保護している毛が短いのが原因。
シャンプーとブラッシングを適宜行って、ケアしてあげましょう。
まとめ
この記事では、「毛が短い犬種」や「短毛種と長毛種の違いや構造」について解説しました。
以下がまとめです。
- 短毛種は、被毛が3mm未満の犬のこと
- 短毛種でも毛のタイプは、「シングルコート」と「ダブルコート」に分かれる
- シングルコートは毛が抜けにくいが、保温がしづらい
- ダブルコートは抜け毛が多く、換毛期は非常に多い
- シングルコートには、換毛期がない
- 短毛種と長毛種、どちらの種類も存在する犬もいる
- パグや柴犬はダブルコートなので、抜け毛が多い
- 抜け毛は放置すると、皮膚病などの原因になる
いかがでしたか?
毛が短い犬もたくさん種類がいることが分かりましたか?
短毛種だからといって、毛が抜けやすい・抜けにくいなどはありません。
毛が抜けやすい犬は、ダブルコートの犬に多いです。