犬の寝相ごとの心理状態は?問題のある寝方・いびきについても紹介

犬の寝相ごとの心理状態は?問題のある寝方・いびきについても紹介 犬のコラム

「うちの子、お腹を出して寝てるけど大丈夫かしら?」

「伏せの状態で寝るのって普通?問題はないの?」

といった愛犬の寝相が気になっているそこのあなた。

愛犬の寝ている姿って、とても可愛いですよね。

おへそを天井に向けて寝ている子を見ると、ほっこりする方も多いのではないでしょうか?

この記事では、以下の内容について紹介します。

  • 犬の寝相ごとの心理状態
  • 問題のある寝方
  • 犬の睡眠に関するよくある質問

愛犬の寝相の心理を知って、よりワンちゃんのことを理解してあげましょう。

犬の6つの寝相別の心理状態

寝相ごとの犬の心理状態

犬の寝相は人間と同様様々。

「今この子はどんな気持ちで寝ているんだろう」

と思う方もいるでしょう。

以下の6種類の寝相のそれぞれの心理を、解説します。

寝相 リラックス度
丸まって寝る リラックスしている
横向きに寝る
仰向けで寝る
うつ伏せで寝る 少しは警戒している
伏せの状態で寝る
少しだけ丸まって寝る

表を見て分かる通り、リラックス度によっても寝相が違います。

愛犬が我が家でリラックスできているのかの目安にしてみてください。

丸まって寝る

犬が丸まって寝る場合は、リラックスできていると考えられます。

ドーナツのように丸まって寝るのが、最もオーソドックスな寝方。

丸くなって寝る理由は、「体温を維持する」ため。

体温を逃さないためには、丸くなって眠るのが良いのです。

人間も寒いと丸くなる方が多いのではないでしょうか。

犬も同様に丸くして、体温を逃さないようにしています。

横向きに寝る

横向きは犬にとって、最も楽な姿勢。

四本の足を延ばしている状態です。

リラックスできていることが伺えます。

自宅外ではしづらい体制です。

環境や存在を信頼しきっているからできる寝方。

深い眠り・熟睡しているときに多い寝相です。

仰向けで寝る

警戒心がほぼなく、極めてリラックスしている状態です。

お腹が見える状態で寝るのは、安心している証拠。

「おへそ」が見える状態で寝ることから、別名「へそ天」とも言われます。

飼い主のそばでしていれば、飼い主のことをかなり信頼している状態です。

うつ伏せで寝る

うつ伏せは起き上がりやすいこともあり、警戒している状態です。

起き上がりやすく、すぐに動ける寝相。

犬には熟睡しづらい寝方です。

夏場の場合はお腹を冷やすために、床にお腹をつけていることもあります。

お腹だけでなく、あごなど全身に着けている場合は、その可能性が高いです。

伏せの状態で寝る

伏せの状態もうつ伏せと同様、周りを警戒している状態。

家族になって間もない警戒心の強い犬にありがちです。

不安・ストレスを抱えているときも、伏せの状態で寝ます。

少しだけ丸まって寝る

少しだけ丸まって寝る場合も、周りを警戒している状態。

少しであれば、外的が来てもすぐに逃げやすいです。

内臓を守れる寝方でもあります。

犬の体調が悪い・しんどいときの犬の寝方

犬が元気でないときの寝方は、「腰を上げて、前足を伸ばしている」状態のときです。

腹痛のときに、犬は上記のポーズをします。

すい炎の可能性もあるので、頻繁にみられる場合やお腹を触ってみて反応が苦しそうな場合は、病院に行きましょう。

犬の睡眠に関するよくある4つの質問

睡眠に関するよくある質問

犬の睡眠に関するよくある質問は以下の4つです。

  • 犬は夢を見るの?
  • 走っている理由は?
  • いびきをかくのは問題ないの?
  • 標準的な睡眠時間ってどのくらい?

犬は夢を見るの?

夢を見ているとは断言できません。

人間と同様、犬も夢を見ると考えられていますが、証明できないからです。

夢を見ているから、「寝言」や「体を動かす」などの行動が見られると考えられています。

犬も「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を睡眠時に繰り返しているのです。

レム睡眠(浅い睡眠)の時に、夢を見ているとされています。

眠りながら走っている理由は?

夢を見ているからだと考えられています。

どんな夢を見ているのかは予想しかできません。

散歩やドッグランで走っている夢を見ているとも考えられます。

短い間で走る動作をしているようであれば、脳の障害などの健康上の問題はありません。

長時間続いており、痙攣しているようなら病院へ連れて行くべきです。

いびきをかくのは問題ないの?

いびきをかくのは、問題がある場合とない場合があります。

問題がある場合は、以下のようなシーンです。

  • ある日突然いびきをするようになった
  • 寝ている最中に呼吸が不自然に止まっている
  • いびきが以上にうるさい

いびきがひどいときは、鼻や喉の中が炎症で圧迫されている可能性があります。

該当する場合は、動物病院で診てもらいましょう。

標準的な睡眠時間ってどのくらい?

犬の標準睡眠時間は、成長段階によって違います。

成長段階別の標準睡眠時間は、以下の通りです。

成長段階 標準睡眠時間
子犬 18~19時間程度
成犬 12~15時間程度
シニア犬 18~19時間程度

表から分かる通り、犬は一日の半分以上は寝ています。

理由は「眠りが浅いため」です。

眠りが浅い理由は、犬の習性にあります。

自然で生きていた時代は、外的から身を守るために眠りを浅くして危険を察知できるようにしていました。

眠りが浅いため、長時間寝なければならないのです。

まとめ

この記事では、犬の寝相別の心理状態や体調が悪い場合の寝方について紹介しました。

以下がまとめです。

  • 「丸まっている・横向き・仰向け」で寝ている場合はリラックスしている
  • 「うつ伏せ・伏せ・少しだけ丸る」状態で寝ている場合は少しは警戒している
  • 走っている理由は夢を見ているから
  • 犬も夢を見る
  • 犬の眠りは浅く、睡眠時間は長時間
  • 犬は習性で眠りが浅い

いかがでしたか。

愛犬がリラックスして寝ていると可愛いですよね。

皆さんの我が家の愛犬はどんな寝方をしていましたか。

いびきや寝方が心配な場合は、病院で診てもらいましょう。