第二章:クレートトレーニングをオススメする理由(後編)
今回も引き続き「クレートトレーニング」についてをお届けします。
前回のお話しで、ハウスの必要性はご理解頂けましたでしょうか?
しっかりと慣れさせてあげて「安心できて落ち着ける場所」にしてあげましょう。
そうすることで、 結果的にお家の中でのいたずら防止や不慮の事故から守ることにもつながります。
それでは、我が家の愛犬「パララ」に実演してもらいます。
クレートに、進んで入っていくように誘導します。
大好きなおもちゃを投げ入れ、それを追いかけて入るのもよし、奥の方からおやつを見せて、呼び込むのもよし。
写真のように、入っていった時に「ハウス」のコマンドをかけてあげます。
全身が入った時にバカみたいに誉めてあげて下さい。
繰り返しトレーニングすると「ハウス」のコマンドだけで喜んで入っていくようになります。
ケージの大きさは、お座りをして天上に頭がつかない位の
高さで、チョロッと歩いたりのびが出来る位の幅があるといいですね。
気温の低い時には、隅っこの方で丸まって寝ています。
過剰に保温する必要もありません。
ただ、寒さに弱い犬種もいるので気をつけて下さい。
注:写真のケージは大型犬用なので、パララが実際に使用している物より若干大きいです。
ケージになれている犬は・・・
パララ「ほんじゃ、かあさん。 私、寝るわ。おやすみ」ってな具合です。
ちょっと寂しいような気もしますが・・・
パララ「これがなかなか、居心地いいのよー」
入ってすぐにくつろぐ子はなかなかいません。
食事はケージの中であげて下さい。
ケージの中にホネガムなどを入れてあげるのもいいですね。
慣れるまでは時間が必要なので、
はじめはドアを開けたまま。
少し慣れたら1分閉める。もっと慣れたら5分閉める。
十分慣れたら留守番させる。
少しずつステップアップして下さい。