第一章:しつけの基本は「愛☆コンタクト」前編
みなさん、しつけを楽しんでいますか?
こんにちは。
ドッグキャッチのトレーナー金倉です。
このコーナーでは、 しつけのワンポイントをご紹介していきます。
是非、参考にして頂き実践してみて下さい!
第一回目は「アイコンタクト」についてです。
愛☆コンタクト(eye contact)と、
勝手な変換をしていますが・・・
ワンちゃんを家族に迎えたら、何より大事なのは「愛情」ですよね。
目と目を合わせて心のふれあいを感じる事が出来るのは、考えることの出来る動物の特権ではないでしょうか?
eye contactはこの先のトレーニングにとても重要な役割を果たします。
心のふれあい云々も、もちろんでたらめではありませんが、 群れの習性も理解しなければなりません。
「リーダーは常に注目される立場であるべきだ」 こんな風に説明される場合がたくさんあって、 また、そんな事はナンセンスだという説もあります。
まぁ、正解がどこにあるのかは分からないのでどうして重要なのか?
お話ししたいと思います。
ちなみに私は注目されるべきだと思っています。
eye contact=飼い主の目を見る。
それを「楽しい出来事」としてインプットしておくととても便利です。
名前を呼ばれると楽しいことが待っている。
と、教えておくと、 注目して欲しい時にすぐにこちらにテンションを向けることが出来ます。
例えば、お散歩をしていて遠くから気が合わないワンちゃんがやってきて、どうも雲行きが怪しいような場合。
すれ違う寸前に「おむちゃん^^」(我が家の愛犬:おむすび)なんて声をかけると、つい嬉しくなってこっちを向いてくれたら、気持ちは私と一体になってワクワクしながら危険を回避できる。
なんてうまい具合に事態が落ち着きます。
それからもうひとつ、小さな子供さん(仮名:さなえくん)が TVゲームに夢中になっているところに、「お風呂に入りなさい!」なんて 怒鳴ってみてもぜーんぜん耳に入らなかったりしませんか?
それを「さなえ!」とこちらに注目させてから 「お風呂に入りなさいよ」と、言ってやったら、 とりあえず言葉は届いているはずです。
走り回っているおむすびにいきなり「ハウス!」とコマンドをかけてみたって、 たぶん聞こえていないと思うんです。
それを「おむちゃ~ん!」と呼びかけておいて、 ハウスに誘導すれば成功率は格段にあがります。
まぁ、そんなわけでお互いに楽しい「愛☆コンタクト」教えてあげて下さい。
ポイントは「楽しく♪」です。
そして、わざわざトレーニングの時間を持たなくても、 比較的簡単に出来るので是非練習して下さい。
後編では、実際に「おむすび」に協力してもらってトレーニング風景を分かりやすく画像でお伝えします。
お楽しみに!