犬を飼っている方には、雌犬の生理(ヒート)について知っておくことが非常に重要です。雌犬の体のサイクルやそれに伴うケアについて理解しておくことで、適切な対応ができ、犬の健康を守ることができます。
雌犬のヒートや発情期に関する基本的な情報と注意点
雌犬の最初の発情期
- 発生時期: 雌犬の最初の発情期は、生後7か月から9か月(大型犬の場合はもう少し遅れることもあります)で、1歳頃までに訪れることが多いです。
- ヒートの兆候: ヒートは、陰部からの出血が最初の兆候です。その後、陰部が腫れ、犬が頻繁に陰部をなめるなど、普段とは違う行動が見られます。
- 頻度: 小型犬や中型犬では、年に2回程度ヒートが来ることが一般的ですが、個体差があります。
ヒートと発情期の違い
- ヒート: ヒートは、出血が見られる期間で、3週間ほど続きます。
- 発情期: ヒートが始まってから1週間から10日後に訪れるのが発情期です。この期間中に交配を行うと妊娠の可能性が高くなります。
ヒート中の注意点
- 外出時の注意: ヒート中は、他の犬との接触を避けるため、しつけ教室やドッグラン、ドッグカフェなどの利用を控える必要があります。散歩時も注意が必要で、特に去勢していないオス犬が興奮しやすくなるため、周囲の迷惑を考慮しながら行動しましょう。
- 衛生管理: ヒート中は陰部が腫れやすく、不衛生な場所に行くと子宮の病気にかかるリスクが高まります。特に、子宮蓄膿症にかかる可能性があるため、清潔な環境を保つことが大切です。
- 犬の情緒の変化: ヒート中は、犬が機嫌が悪くなったり、食欲が減退したりすることがあります。この時期は、犬のストレスを軽減するために、いつも以上に優しく接してあげると良いでしょう。
偽妊娠について

- 偽妊娠の兆候: ヒート終了後、約2か月後に偽妊娠の症状が現れることがあります。これには、乳腺の発育やお乳の分泌、巣作り行動などが含まれます。
- ケアの注意点: 偽妊娠時は、おっぱいを絞るなどの行為は避けてください。細菌感染を引き起こす可能性があり、乳房炎になるリスクが高まります。偽妊娠は時間が経てば解消することが多いので、無理に介入せずに見守ることが重要です。
避妊手術について
- 避妊手術の効果: 避妊手術を行うと、ヒートが無くなるため、偽妊娠も防ぐことができます。これにより、犬の生活リズムが安定し、飼い主にとっても管理がしやすくなります。
- 手術の検討: 避妊手術にはメリットとデメリットがあります。家族でしっかりと話し合い、犬にとって最善の選択を考えてみてください。
雌犬のヒートや発情期に関する知識を持つことで、犬の健康と幸せな生活を守ることができます。

