犬の体にしこりを見つけたら?飼い主が知っておきたい注意点と対処法
愛犬の体にしこりを見つけると、驚いたり心配したりするかもしれませんが、まずは冷静に対応することが大切です。
犬にできるしこりは、良性の場合も多く、すぐに危険と判断する必要はありません。
ただし、適切な対応を取るために、しこりの種類や状態を確認し、必要に応じて獣医師に相談することが重要です。
ここでは、犬のしこりに関する注意点や対処法について詳しくご説明します。
1. しこりを見つけた際の確認ポイント

しこりがどのようなものか、次の点に気をつけながら観察してみましょう。
- しこりの大きさと形
まずは、しこりの大きさを測り、丸いか楕円形か、どのような形をしているかを確認します。
成長速度もチェックし、しこりが徐々に大きくなっているかどうかを見ておくことが大切です。 - しこりが移動するかどうか
しこりが皮膚の下で動くようであれば、脂肪腫などの良性の可能性が高いです。
逆に、しこりが固定されて動かない場合、より深刻な問題が考えられるため、獣医師に相談しましょう。 - しこりの硬さ
しこりが柔らかいのか、硬いのかも重要なポイントです。
柔らかい場合は脂肪腫の可能性がありますが、硬いしこりの場合は注意が必要です。 - しこりの表面の状態
しこりの周りの皮膚が赤くなっていたり、炎症が起きている場合は、感染や外部からの刺激によるものかもしれません。
また、出血やかさぶたがある場合も、早めの対応が必要です。
2. 犬にできるしこりの種類と可能性

犬にできるしこりには様々な種類があります。それぞれの可能性について知っておくと、しこりを見つけたときに冷静に対処できます。
- 脂肪腫
脂肪腫は、犬のしこりで最も一般的な良性の腫瘍です。
皮膚の下に柔らかく、動かせるしこりができることが特徴で、通常は治療の必要がありませんが、定期的な観察が推奨されます。 - 膿瘍(のうよう)
膿瘍は感染によって膿がたまるしこりです。
しこりが痛みを伴ったり、赤みや熱を持っている場合は膿瘍の可能性があり、獣医師による排膿処置や抗生物質の投与が必要です。 - 悪性腫瘍
悪性のしこりは、癌の可能性があります。
特に短期間で急激に大きくなったり、硬く動かないしこりは、悪性腫瘍のリスクがあるため、早急に獣医師の診察を受けるべきです。 - ワクチンや注射後のしこり
ワクチンや注射を受けた後に、注射部位に一時的なしこりができることがあります。
通常は数週間で消えることが多いですが、気になる場合は獣医師に相談すると安心です。
3. 獣医師に相談するタイミング

しこりができた際に、どのタイミングで獣医師に相談すべきかは重要なポイントです。以下の場合は、早めに診察を受けることをおすすめします。
- しこりが急激に大きくなる、または形が変わる場合
- しこりが硬くて動かない、皮膚の深い部分に固定されている場合
- しこりに痛みがある、または炎症、出血がある場合
- 複数のしこりが同時にできている場合
- しこりの周りが腫れている、または熱を持っている場合
獣医師は、しこりの状態を確認した後、細胞診や組織検査などを行い、しこりが良性か悪性かを判断します。これにより、適切な治療法が選ばれます。
4. 良性のしこりである場合の対処法

もし獣医師の診断でしこりが良性であると確認された場合、通常は特別な治療は必要ありません。
しかし、しこりの状態を定期的に観察することが大切です。
- サイズの変化を観察する
しこりの大きさを定期的に測り、サイズや形が変化していないかを確認します。
変化が見られた場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。 - 健康診断の際に再確認
定期的な健康診断時に、しこりの状態を獣医師にチェックしてもらいましょう。
経過を観察しながら、適切な管理を続けることが大切です。
5. 悪性腫瘍の可能性がある場合の治療法

もししこりが悪性腫瘍の可能性があると診断された場合、早期に治療を開始することが重要です。治療方法にはいくつかの選択肢があります。
- 外科手術
しこりの周囲の組織を含めた摘出手術が行われることが一般的です。
腫瘍の大きさや位置に応じて、手術の方法が決まります。 - 化学療法や放射線療法
悪性腫瘍の種類や進行度によっては、手術後に化学療法や放射線治療が行われることがあります。獣医師と相談し、愛犬に最適な治療プランを選ぶことが大切です。
6. しこりを早期発見するためのチェック方法

犬の体にできるしこりを早期に発見するためには、日常的にボディチェックを行うことが効果的です。定期的に愛犬の体を触って確認することで、しこりができた場合にもすぐに気づけます。
- 全身を優しく触って確認
マッサージやブラッシングをする際に、首、背中、お腹、足など、全身を優しく触って異常がないか確認しましょう。 - 気になる場合はメモを残す
もししこりや異常を見つけたら、サイズや位置、硬さをメモしておき、次の獣医師の診察時に伝える準備をしましょう。
まとめ
犬にしこりができた場合、焦らずにまずはその状態を観察し、必要であれば獣医師に相談しましょう。
しこりの大きさや形、動き、痛みの有無などを確認し、早期に診断を受けることが大切です。
良性のしこりであっても定期的にチェックを行い、変化がないかを確認することで、愛犬の健康を守ることができます。
日々のケアやボディチェックを欠かさず、愛犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。

