ブラッシングを嫌がる愛犬との向き合い方|ドッグトレーナーが解説

しつけとトレーニング
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こんにちは。ドッグキャッチしつけ教室のトレーナー、金倉です。
今回は、犬のお手入れに関して最も多いご相談、「ブラッシングをさせてくれません!」というお悩みについて解説します。

お手入れは、「させてくれない」で済む問題ではありませんので、ぜひ最後までご覧ください。

ブラッシングを嫌がる愛犬との向き合い方

まず最初に確認すべきこと

「させてくれない」と飼い主さんが言う状況についてまず確認しましょう。
多くの方は、リビングの床で普通にブラッシングを試みているかもしれませんが、犬がすぐに逃げてしまう場合、準備が不十分でブラッシングをさせてもらえない可能性があります。

ブラッシングの際に犬に無理な姿勢を取らせたり、逆に自由に動ける姿勢でお手入れを始めてしまうと、犬はすぐに飽きてしまったり、痛みを感じて逃げてしまうことがあります。

そのため、トリミングテーブルなどを用意し、犬が自由に動けない状態で、かつ負担のない姿勢でブラッシングを行うことが非常に重要です。トリミングテーブルが用意できない場合は、例えば洗濯機の上(ドラム式の場合は難しいですが)やテーブルの上にタオルやトリミング用のマットを敷いて行うのもおすすめです。

ポイントは、「逃げられない状態」と「犬の負担が少ない姿勢」を確認してからお手入れを始めることです。

ブラシを見ただけで逃げてしまう場合

ブラシを見ただけで逃げ回る犬もいます。
これは、すでにブラッシングが「嫌なこと」として認識されている可能性が高いです。ブラッシングは、犬の健康状態を把握するためにも重要であり、しっかりと慣れてもらうことでコミュニケーションの時間にもなります。

しかし、「やらなきゃ!」と焦ってブラシを持ち、犬を捕まえて無理にブラッシングを行うと、犬にとってブラッシングはますます嫌なことになってしまいます。その結果、ブラッシングを嫌うようになってしまうのです。

この場合は、少しずつブラッシングに慣れさせることが必要です。

ブラシを変えるだけでも嫌な印象が軽減されることがありますし、ブラシを見せながら大好きなおやつを与えることで、徐々に「悪くない」と思ってもらうこともできます。その後は、ブラッシング中におやつをあげたり、終わった後にご褒美を与えることで、ブラッシングを「お得な時間」と感じてもらえるように工夫しましょう。

もし、愛犬に合わないブラシや、雑なブラッシング、もつれがひどくて痛みを伴うなどの経験が続いている場合は、少しずつ根気よく慣らしていくことが大切です。

トリミングサロンでブラッシングのやり方を教わったり、YouTube動画を参考にするのも良いでしょう。当教室のチャンネルでも「もつれ」についての動画を配信していますので、ぜひご覧ください。

【動画】愛犬のもつれにご注意ください

ブラシをおもちゃだと思っている場合

特に子犬は、動くものすべてをおもちゃと認識しがちです。そのため、お手入れグッズを出すだけで興奮してしまうケースも少なくありません。

この場合、楽しそうに遊びながらブラシをしてしまうと、ブラシが完全におもちゃになり、じゃれ噛みをしてくるようになります。

子犬は長時間大人しくすることが難しいので、お手入れの前に少し疲れさせることも有効な作戦です。少し疲れてうとうとしている時に、少しずつブラッシングに慣らしていきましょう。また、お手入れ用品はきちんと管理し、犬が勝手におもちゃにしないように注意しましょう。

噛みついてしまう場合

最後に、ブラッシングをしようとすると本気で噛みついてしまう犬もいるかもしれません。その場合も、ゆっくり慣らしていくことをおすすめします。

まず、なぜ噛むようになったのか、どの部分をどう扱うと噛むのかを把握する必要があります。
すでにブラッシングに嫌なイメージを持っている場合、無理やり続けるとさらに悪化してしまいます

また、体の弱い部分がある場合や、痛みを感じていることもありますので、愛犬の様子をよく観察し、適切な対応をしてください。

特定の部位(目の周りや後ろ足など)だけを嫌がる場合は、他の部分から始めて少しずつ慣らしていくのが良いでしょう。少しでもできたらご褒美を与え、ポジティブな経験にしていくことが大切です。
噛みつかないことを目標に、毎日少しずつブラシに良いイメージをつけていってください。


YouTubeでは、アメリカンコッカースパニエルの愛犬とブラッシングに慣れさせる方法を実践していますので、ぜひそちらもご覧ください。

【動画】ブラッシングを嫌がる場合はこう直す

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